Xserver VPSにKUSANAGIを使ってWordPressをインストールする方法

Xserver VPSにWordPressをインストール

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Xserver VPSでWordPressをインストールする方法を解説します。

今回はWordPressの高速化チューニングが施された実行環境「KUSANAGI」を使ってWordPressをインストールしていきます。

数年前から共用レンタルサーバーである「Xserver」でもサーバー内に「KUSANAGI」が導入されていますが、VPSを使うと細かな設定までカスタマイズすることができます。

やや難しそうな印象を持っている方もいるかもしれませんが、「Xserver VPS」には「KUSANAGI」を簡単にインストールすることができるアプリイメージが提供されています。

AWSやGCPを使うよりも圧倒的に楽に構築できますのでぜひ参考にしてください。

目次

Xserver VPSにKUSANAGIを使ってWordPressをインストールする手順

以下の手順に沿ってインストール作業を行います。

Xserver VSPを申し込む

Xserver VPSの契約がまだの方は以下の手順で申し込みができます。

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Xserver VPSの公式サイトはこちら

まだXserver VPSを契約していない方は、Xserver VPSの公式サイトから申し込み手続きをします。

公式サイトの「お申し込みはこちら」をクリックしてください。

すでにXserver VPSをお申し込み済みの方はOS再インストールから好きなOSを選んでください。

OS再インストールを行うと運用中のサーバーは一度リセットされてしまいます。申し込んでいるサーバーで別のアプリケーションを運用中の方は新しくサーバーを追加申し込みしてください。

Xserver VPSの申し込みボタン
Xserver VPSの申し込みボタン

すでにXserverアカウントを持っている方は「ログイン」初めて申し込む方は「すぐにスタート!新規お申込み」をクリックしてください。

お申し込みフォームの選択ボタン
お申し込みフォームの選択ボタン

申し込みフォームが表示されます。

お客様情報を入力する

Xserverアカウントを作成するために、お客様情報を入力します。

必要項目を入力しましょう。

お客様情報の入力画面
お客様情報の入力画面

入力が完了したら、「次へ進む」をクリックしてください。

続いて、本人認証のために確認コードがメールで送られます。

Xserverから届いた確認コード
Xserverから届いた確認コード

メールを確認して、確認コードを入力しましょう。

確認コードの入力画面
確認コードの入力画面

最後に入力内容を確認して、問題がなければ「この内容で登録しサーバー申し込みへ進む」をクリックします。

Xserverアカウントの確認画面

これでシン・アカウントの作成は完了です。

お申し込み内容を入力する

続いて、VPSの申し込みをします。

こちらも必要項目を入力していきます。

Xserver VPSのお申し込み画面
Xserver VPSのお申し込み画面

「イメージタイプ」には「KUSANAGI」を選択してください。

rootパスワードは後ほど必要になりますので、忘れないようにどこかに控えておきましょう。

入力が完了したら、「お申し込み内容を確認する」をクリックしてください。

確認画面で申し込み内容を確認します。

Xserver VPSのお申し込み確認画面
Xserver VPSのお申し込み確認画面

問題がなければ、「お支払いへ進む」をクリックしてください。

お支払い情報を入力する

支払い設定を行います。

Xserver VPSではクレジットカード決済とあと払い(ペイディ)に対応しています。

お支払い設定画面
お支払い設定画面

支払い方法を選択して、「決済画面へ進む」をクリックします。

クレジットカード情報の入力画面
クレジットカード情報の入力画面

クレジットカード情報を入力して、「確認画面へ進む」をクリックしてください。

クレジットカード払いの確認画面
クレジットカード払いの確認画面

内容を確認して、問題がなければ「支払いをする」をクリックしてください。

これでXserver VPSの申し込みは完了です。

ポートの解放設定を行う

続いて、ポートの解放設定を行います。

Xserver VPSではポートの解放設定をVPSパネルの「パケットフィルター設定」で行います。

パケットフィルター設定ボタン
パケットフィルター設定ボタン

パケットフィルター設定が「ONにする(推奨)」になっていることを確認してください。

Xserver VPSのパケットフィルター設定
Xserver VPSのパケットフィルター設定

「パケットフィルター設定を追加する」をクリックして「SSH」と「Web」を追加してください。

SSHポートの許可設定
SSHポートの許可設定

これでポートの解放設定は完了です。

独自ドメインの設定

まだ独自ドメインを取得していない方はVPS管理から「ドメイン取得」をクリックしてください。

ドメイン取得ボタン
ドメイン取得ボタン

すでに取得済みの方は「取得した独自ドメインをサーバーと紐つける」に飛んでください。

取得したいドメイン名を入力希望のドメイン末尾を選択して、「ドメインを検索する」をクリックしてください。

Xserverドメインのドメイン検索画面
Xserverドメインのドメイン検索画面

取得可能なドメイン一覧が表示されます。

希望のドメインにチェックを入れ利用規約に同意して、「お申し込み内容の確認と支払いへ進む」をクリックしてください。

ドメイン検索結果画面
ドメイン検索結果画面

内容を確認して、支払い方法を選択します。

支払い方法選択画面

「支払いをする」をクリックしてください。

クレジットカードの支払いボタン
クレジットカードの支払いボタン

これで独自ドメインが取得できました。

支払い完了画面
支払い完了画面

取得した独自ドメインをサーバーと紐つける

取得した独自ドメインをサーバーと紐つけます。

VPS管理画面の「DNS設定」をクリックしてください。

Xserver VPSのDNS設定ボタン
Xserver VPSのDNS設定ボタン

「ドメインの追加」をクリックします。

Xserver VPSのドメイン追加ボタン
Xserver VPSのドメイン追加ボタン

取得したドメインを入力してください。

DNS設定のドメイン名入力画面
DNS設定のドメイン名入力画面

追加したドメイン名の「選択する」をクリックしてください。

DNS設定のドメイン選択画面
DNS設定のドメイン選択画面

「DNSレコード設定の追加」をクリックします。

DNSレコードの追加ボタン
DNSレコードの追加ボタン

「種別」に「A」を選択し、「内容」にサーバーのIPアドレスを入力してください。

DNSレコード追加画面
DNSレコード追加画面

「確認画面へ進む」をクリックします。

DNSレコードとは?

DNSレコードは、インターネット上のWebサイトやメールなどのサービスを見つけるための指示書のようなものです。

各Webサイトには、それぞれに割り当てられた一意のIPアドレスがあります。

DNSレコードは、これらのIPアドレスを人が覚えやすいドメイン名(例:www.example.com)に関連付ける役割を持ちます。

つまり、DNSレコードは、特定のドメインがどのIPアドレスに関連付けられているかを示しています。

上記で設定した「A」レコードは「アドレス」の略であり、DNSレコードの最も基本的な種類です。与えられたドメインのIP アドレスを示しています。

内容を確認して、「設定を追加する」をクリックしてください。

追加するDNS設定の確認画面
追加するDNS設定の確認画面

これでDNS設定は完了です。

DNS設定の追加完了画面
DNS設定の追加完了画面

DNSの設定は即時反映されるわけではなく、数時間から長ければ72時間ほどかかる場合もあります。

KUSANAGIの初期設定

KUSANAGIの初期設定を行います。

SSH接続でVPSにログインしていきます。お好きなコマンドラインツールでSSHログインしてください。

ssh root@{IPアドレス}

IPアドレスはVPSパネルに表示されていますのでわからない方は確認してみてください。

ログインが成功すると、「KUSANAGI」の文字が表示されます。

ログイン成功画面
ログイン成功画面

まずはKUSANAGIのアップデートを行います。

yum update kusanagi -y

「完了しました!」と表示されればアップデート完了です。

KUSANAGIのアップデート完了画面
KUSANAGIのアップデート完了画面

一度再起動しておきます。

reboot

KUSANAGIを初期化します。

以下のコマンドを実行してください。

kusanagi init --passwd "パスワード" --nophrase --dbrootpass "パスワード" --nginx124 --php82 --mariadb10.6

オプションの解説

オプション内容必須
–passwdkusanagiユーザーのパスワードの設定必須
–phrase, –nophrasekusanagiユーザーのSSHユーザ鍵のパスフレーズの設定必須
–dbrootpassMariaDBのrootパスワードの設定必須
–nginx124Webサーバの選択任意
–php82PHPの選択任意
–mariadb10.6MariaDB(MySQL)の選択任意
オプション一覧

コマンドを実行すると初期化が始まります。しばらく待ちましょう。

「init completed.」と表示されれば初期化は完了です。

KUSANAGIの初期化完了画面
KUSANAGIの初期化完了画面

WordPressのプロビジョニング

初期化が完了し、プロビジョニングの準備ができました。

以下のコマンドでWordPressのプロビジョニングを行っていきます。

「 xserver-vps-wp-site」の部分には任意のプロファイル名を記入してください。

kusanagi provision --wp --fqdn www.example.com --email kusanagi@example.com --dbname kusanagi_db --dbuser kusanagi_db --dbpass "パスワード" xserver-vps-wp-site

オプションの解説

オプション内容必須
–wpプロビジョニングするCMSの選択必須
–fqdnホスト名の設定必須
–email, –noemailSSL証明書(Let’s Encrypt)の設定必須
–dbnameデータベース名の設定必須
–dbuserデータベースのユーザー名の設定必須
–dbpassデータベースのユーザーのパスワードの設定必須
オプション一覧

「provision completed.」と表示されれば、プロビジョンは完了です。

KUSANAGIのプロビジョン完了画面
KUSANAGIのプロビジョン完了画面

WordPressのインストール

プロビジョンが完了すると、指定したドメインにアクセスすることでWordPressのインストール画面を表示することができます。

必要事項を入力して、インストールを進めてください。

WordPressのインストール画面
WordPressのインストール画面

「成功しました!」と表示されれば、WordPressのインストールは成功です。

WordPressのインストール完了画面
WordPressのインストール完了画面

そのままログインしてみましょう。

WordPressのログイン画面

無事にWordPressのインストールが完了しました。

管理画面のメニューに「KUSANAGI」のメニューが追加されていると思います。

KUSANAGIのWordPressプラグインメニュー
KUSANAGIのWordPressプラグインメニュー

ここからキャッシュ設定などの高速化対策が行えますので、気になる方は公式サイトのドキュメントを参照してください。

まとめ

今回はXserver VPSにKUSANAGIを使ってWordPressをインストールしてみました。

コマンドラインから一気通貫でインストールすることができ、思ったより簡単だと思われた方も多いのではないでしょうか?

KUSANAGIはWordPressを高速化させる強力なソフトウェアです。

みなさんもぜひトライしてみてください。

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この記事を書いた人

志賀裕一のアバター 志賀裕一 サーバーチョイス 編集者

Web開発歴6年のフリーランスエンジニア。大学在学中から教育系Webメディアを運営するスタートアップにて、Webディレクターとして従事。独立からこれまでに多くのコーポレートサイトやCRM、予約システムなどのシステム開発、オウンドメディア運営を経験。20以上のレンタルサーバーの使用経験を持つ。

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