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7Days to Dieのマルチプレイとは
「7 Days to Die」は、マインクラフトのようにアイテムを収集、クラフトしていきながら、ゾンビが蔓延する荒廃したワールドをサバイバルしていくサンドボックス系のゲームです。
第三次世界大戦の核戦争によって汚染された世界からゲームがスタートし、ほとんどの人類はゾンビ化してしまっています。
プレイヤーはゾンビによる襲撃に備えながら、食糧や武器を収集、クラフトしていきながらサバイバル生活をしていきます。
専用サーバーを用意すれば、フレンド同士でいつでもマルチプレイすることができます。
7Days to Dieでマルチプレイする方法
7Days to Dieでマルチプレイする方法は、ゲーム内で用意されている「Steamサーバー」を使う方法とPCもしくはレンタルサーバーを使って「専用サーバー」を立てる方法の2種類あります。
Steamサーバーと専用サーバーの違い
「Steamサーバー」と「専用サーバー」の違いは以下の通りです。
Steamサーバー | 専用サーバー |
---|---|
サーバー構築の作業が必要ない ホストプレイヤーが7Days to Dieを起動していないと遊べない MODの使用が制限されている |
ホストがいなくてもいつでもプレイ可能
サーバー構築の作業が必要 MODを自由に入れることができる 環境設定を細かく設定可能 管理者コマンドが使えるようになる |
専用サーバーに必要なスペック
Steam公式ページに記載されている7Day to Dieの必要スペックは以下の通りです。
シンVPSでは、7Days to Dieのアプリイメージはメモリ4GBから利用することができますが、必要な最低スペックがメモリ8GBとされていますので、メモリ8GBプランがおすすめです。
ソロプレイでMODも使わないよという方は4GBプランから初めて、動作が怪しくなってきたらプランをアップグレードするのもおすすめです。
シンVPSを使って7Days to Dieのサーバーを立てる方法
それでは、さっそくシンVPSを使用して7Days to Dieのマルチサーバーを立てていきます。
シンVPSに申し込む
まずは、シンVPSの公式サイトから申し込み手続きをします。
公式サイトの「お申し込みはこちら」をクリックしてください。
すでにシンアカウントを持っている方は「ログイン」、初めて申し込む方は「すぐにスタート!新規お申込み」をクリックしてください。
申し込みフォームが表示されます。
お客様情報を入力する
シンアカウントを作成するために、お客様情報を入力します。
必要項目を入力しましょう。
入力が完了したら、「次へ進む」をクリックしてください。
続いて、本人認証のために確認コードがメールで送られます。
メールを確認して、確認コードを入力しましょう。
最後に入力内容を確認して、問題がなければ「この内容で登録しサーバー申し込みへ進む」をクリックします。
これでシン・アカウントの作成は完了です。
お申し込み内容を入力する
続いて、VPSの申し込みをします。
こちらも必要項目を入力していきます。
「イメージタイプ」の「アプリケーション」タブを開いて「7Days to Die」を選択します。
入力が完了したら、「お申し込み内容を確認する」をクリックしてください。
確認画面で申し込み内容を確認します。
問題がなければ、「お支払いへ進む」をクリックしてください。
お支払い情報を入力する
支払い設定を行います。
シンVPSではクレジットカード払いのみ対応しています。
「決済画面へ進む」をクリックします。
クレジットカード情報を入力して、「確認画面へ進む」をクリックしてください。
内容を確認して、問題がなければ「支払いをする」をクリックしてください。
これでシンVPSの申し込みは完了です。
ポートを解放する
申し込みが完了すると、サーバーのセットアップが自動で開始されます。
セットアップの完了を待っている間にポートの解放作業をしてきます。
VPSパネルから「パケットフィルター設定」をクリックしてください。
パケットフィルター設定が「ONにする(推奨)」になっていることを確認してください。
「パケットフィルター設定を追加する」をクリックして、以下のポートを追加します。
フィルター | プロトコル | ポート番号 | 許可する送信元IPアドレス |
---|---|---|---|
手動で設定 | TCP | 26900 | 全て許可 |
手動で設定 | UDP | 26900 | 全て許可 |
手動で設定 | UDP | 26901 | 全て許可 |
手動で設定 | UDP | 26902 | 全て許可 |
手動で設定 | UDP | 26903 | 全て許可 |
設定後のフィルタールールは以下の通りです。
サーバーを確認する
VPSパネルのトップページに戻ります。
サーバー構築が終了し、右上にある「稼働中」となっていることを確認してください。
上部もしくは「VPS情報」に表記されているIPアドレスをどこかにメモしておきます。
7DTDからサーバーに接続する
7Days to Dieのゲームクライアントからサーバーに接続していきます。
Steam版7Days to Dieを起動して、「ゲームに参加」をクリックしてください。
「IPに接続しています…」をクリックします。
「IP」に先ほどメモしたIPアドレス、「ポート」に「26900」を入力して「接続」をクリックしてください。
これで立てたサーバーに参加することができました。
フレンドを招待するには?
フレンドを招待する際は、立てたサーバーの「IPアドレス」を共有しましょう。
フレンドに立てたサーバーをお気に入り登録しておいてもらうと、今後のログインがスムーズになります。
サーバーに参加できない場合の対処法
入力したIPアドレスに間違いがないか確認する
参加するサーバーのIPに間違いがあるとログインできません。入力ミスがないか再度確認してみてください。
サーバーが起動状態になっているか確認する
サーバーが起動状態になっていないとログインできません。
シンVPSの「ゲームサーバー管理」にログインして、「稼働中」となっているか確認してみましょう。
ポートのアクセス許可を確認する
先程設定したパケットフィルターのフィルタールールに間違いがないか確認してみてください。
フィルタールールに間違いがないにも関わらず、サーバーに参加できない場合は、フィルター設定をOFFにして参加できるか確認してみてください。
7Days to Dieのサーバー設定を変更する方法
7 Days to Dieの環境設定を変更する方法を紹介します。
7Days to Dieの専用サーバーは「serverconfig.xml」に環境設定が書かれています。こちらのファイルを以下の手順で編集していきます。
コンソールからサーバーにログインしてください。
シンVPSに立てた場合、環境設定ファイルは/home/steam/7dtd/serverconfig.xml
に書かれています。
下記コマンドを実行してください。
cd /home/steam/7dtd/
vi serverconfig.xml
このファイルに書かれている値を変更することで環境をカスタマイズできます。
ワールドサイズの変更
ワールドサイズの変更はプロパティWorldGenSize
の値を変更します。
<property name="WorldGenSize" value="6144" />
を探して、「value」の数値を変更してみましょう。
今回は例として”4096″に変更します。
キーボードの「esc」を打ち込んで、続けて「:wq」を入力して設定ファイルを保存します。
変更が完了したら、サーバーを再起動します。
systemctl stop 7dtd
systemctl start 7dtd
難易度の変更
難易度の変更はプロパティGameDifficulty
の値を変更します。
<property name="GameDifficulty" value="4" />
を探して、「value」の数値を変更してみましょう。
今回は例として”4″に変更します。
キーボードの「esc」を打ち込んで、続けて「:wq」を入力して設定ファイルを保存します。
変更が完了したら、サーバーを再起動します。
systemctl stop 7dtd
systemctl start 7dtd
最大接続人数の変更
最大接続人数の変更はプロパティServerMaxPlayerCount
の値を変更します。
<property name="ServerMaxPlayerCount" value="8" />
を探して、「value」の数値を変更してみましょう。
今回は例として”20″に変更します。
キーボードの「esc」を打ち込んで、続けて「:wq」を入力して設定ファイルを保存します。
変更が完了したら、サーバーを再起動します。
systemctl stop 7dtd
systemctl start 7dtd
この他の環境設定も自由に変更することができます。
7Days to Dieのバージョンをアップデートする方法
SSH接続用ポートを開放する
バージョンのアップデートはサーバーに入ってコマンドラインから行います。
サーバーに入るためのSSH用ポートを開放する必要がありますので、最初に設定しておきます。
VPS管理から「パケットフィルター設定」をクリックしてください。
「パケットフィルターを追加する」をクリック、「フィルター」に「SSH」を選択し、「追加する」をクリックしてください。
これでSSHのポートが開放されました。
TeraTermをインストール
サーバーにSSH接続する方法はいくつかありますが、今回はTeraTermを使います。
すでに好みのSSH接続ツールがある方は、そちらを使用してもらっても構いません。
以下のリンクからTera Termのインストーラーをダウンロードします。
https://ja.osdn.net/projects/ttssh2/releases/74780
「teraterm-4.106.exe」をクリックしてください。
(数字はバージョンによって変わります。)
ダウンロードされたファイルをダブルクリックしてください。
言語や各種設定はデフォルトのままで問題ありません。
インストールが完了したら、「今すぐTera Termを実行する」にチェックを入れて、「完了」をクリックしてください。
VPSに接続する
「Tera Term」を起動し、「ホスト」に先ほど確認したIPアドレスを入力します。その他の設定はデフォルトのままで問題ありません。
続いて、「ユーザー名」に「root」、「パスフレーズ」にサーバー申し込み時に設定したrootパスワードを入力してください。
無事にサーバーに接続ができると、サーバー情報が表示されます。
設定ファイルのバックアップを取る
バージョンのアップデートを行うと、serverconfig.xmlの内容がリセットされてしまいます。
serverconfig.xmlを編集して環境設定をカスタマイズしている方は、バックアップを取っておきましょう。
以下のコマンドを入力して、Enterで実行してください。
cp -p /home/steam/7dtd/serverconfig.xml /root/serverconfig.xml
7Days to Dieのバージョンをアップデートする
バージョンをアップデートしていきます。以下のコマンドで一度サーバーを停止させましょう。
systemctl stop 7dtd.service
続いて、以下のコマンドでアップデートを実行します。
su - steam -c "/usr/games/steamcmd +force_install_dir /home/steam/7dtd +login anonymous +app_update 294420 validate +quit"
バージョンアップが完了するまでしばらく待ちましょう。
設定ファイルを編集する
アップデートによりserverconfig.xmlがデフォルトの状態にリセットされていますので、カスタマイズしていた方は設定を変更しましょう。
バックアップを取っていたserverconfig.xmlの内容は以下のコマンドで確認することができます。
cat /root/serverconfig.xml
serverconfig.xmlは以下のコマンドで編集できます。
vi /home/steam/7dtd/serverconfig.xml
適宜内容を変更したら、キーボードの「esc」キーを押して、「:wq」を入力、「Enter」を押すと設定が保存されます。
7Days to Dieサーバーを起動する
停止させていた7Days to Dieサーバーを再度起動させましょう。
systemctl start 7dtd.service
これで7Days to Dieのバージョンがアップデートされました。
まとめ
今回はシンVPSを使って7Days to Dieの専用サーバーを立ててみました。
シンVPSには7Days to Dieのアプリイメージが用意されているので、PCにサーバーを立てるよりもずっと楽に構築することができます。
サーバー構築で一番苦労するポート開放も作業もGUIで簡単に行うことできます。
電気代も不要なので、これで思う存分いつでもサーバーに参加することができますね。