エックスサーバー さくらのレンタルサーバのサムネイル

エックスサーバーとさくらのレンタルサーバどちらがおすすめ?両者の違いを徹底比較

Webサイトを公開する際に多くの方がレンタルサーバーを利用すると思います。数多くのレンタルサーバーが世の中にはありますが、今回は代表的なレンタルサーバーである、「エックスサーバー」と「さくらのレンタルサーバ」を比較して解説します。

エックスサーバーとさくらのレンタルサーバの違い

結論から言いますと、エックスサーバーとさくらのレンタルサーバは下記のような方に向いています。

エックスサーバーはこんな人向け

  • ブログよりアクセス数の多いのWebサイトを運営したい方
  • WordPressなど動的サイトの表示速度にこだわる方
  • 最新のサーバー機器で常に高パフォーマンスを求める方
  • レンタルサーバー初心者でわかりやすい設定とサポートを受けたい方

さくらのレンタルサーバはこんな人向け

  • 格安で無難にWebサイトを運営したい人
  • 支障がなければ表示速度やスペックにこだわらない人
  • 実績にあるサーバーで安心して運用したい方
  • テスト開発環境を手軽に構築したい方

 

エックスサーバーとさくらレンタルサーバを比較

エックスサーバーさくらのレンタルサーバを料金とスペック、機能、、セキュリティ、サポートの軸から比較していきます。両者それぞれに特徴がありますので、整理していきます。

なお、今回は比較するにあたって、グレードの近いさくらのレンタルサーバ(スタンダードプラン)とエックスサーバー(X10プラン)を基準に比較していきます。

エックスサーバーとさくらレンタルサーバを料金で比較

レンタルサーバーを利用するためにかかる費用は、初期費用と月額費用があります。どのレンタルサーバーも契約期間を長くするとその分割引が受けられる料金設定になっているため、今回は12ヶ月払いにした時の料金を比較します。

エックスサーバー(10X)さくら(スタンダード)
初期費用3,300円1,048円
月額料金1,100円524円
年間費用16,500円6,286円

初期費用、月額費用どちらをとってもさくらのレンタルサーバの方がエックスサーバーよりも安くなっており、年間を通して計算すると半額程度になっています。

さくらのレンタルサーバは月額500円程度のコストで抑えることができる上に、小、中規模のWebサイトであれば安定的に運営することができます。

一方、エックスサーバーは、さくらのレンタルサーバよりも少しコストがかかりますが、その分高スペックなサーバーが提供されているため、レンタルサーバー全体の中では高コストパフォーマンスと言えます。

PVを意識して月間10万PV以上の規模のWebサイトを目指す場合は、Webサイトの高速化やサーバーの安定感など、コストを上回るメリットが確実にあります。

エックスサーバーとさくらレンタルサーバをスペックで比較

エックスサーバー(10X)さくら(スタンダード)
ストレージタイプSSDSSD
ディスク容量200GB100GB
転送量制限150GB/日160GB/日

エックスサーバーもさくらのレンタルサーバもともにストレージのタイプはSSDとなっています。HHD採用のストレージよりもSSD採用ストレージの方が圧倒的にアクセススピードが速いため、どちらも優秀でしょう。

ディスク容量は大きく異なり、エックスサーバーが200GBに対してさくらのレンタルサーバが100GBとなっています。

ただ、月額費用がエックスサーバー(X10)が1,100円/月、さくらのレンタルサーバ(スタンダード)が524円と半額となっているので、きれいにディスク容量と価格が比例しています。

とはいえ、ディスク容量は一般的な使用であれば、100GBもあれば十分すぎるほどですので、費用重視のサーバー選びならばディスク容量は半分ですが、その分費用を抑えることができるさくらのレンタルサーバをおすすめします。

転送量はどちらもあまり変わりがありません。150GB/日あればよほどのアクセス集中がない限り安心して運用ができるでしょう。

しかも、エックスサーバーもさくらのレンタルサーバも一時的なアクセス集中に対しての付加対策機能が提供されていますので、安定した運用に関してはどちらも問題ないと思います。

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エックスサーバーとさくらレンタルサーバを機能で比較

エックスサーバー(10X)さくら(スタンダード)
マルチドメイン無制限200
サブドメイン無制限記載なし
データベース(MySQL)無制限50

機能面では、エックスサーバーはドメイン数やデータベースの数ともに無制限で提供されています。一方、さくらのレンタルサーバはマルチドメインが200個まで、サブドメインは記載がありませんが、データベース(MySQL)設置可能数は50個の制限があります。

ただ、こちらに関しては運営上どちらも差がないと思って良いと思います。さくらのレンタルサーバは各機能に制限はあるものの、マルチドメインで独自ドメインを200個も設定することはほぼないですし、サブドメインもそれほどたくさん設定することはないと思います。

データベースに関しても、Webサイト1つにき1つのデータベースを使用したとしても、通常50個ものWebサイトを運用することはないと思いますので、気にしなくても大丈夫です。

エックスサーバーとさくらレンタルサーバをセキュリティで比較

エックスサーバー(10X)さくら(スタンダード)
WAF
国外IPアドレスのアクセス制限
FTPアクセス制限
スパムコメント・トラックバック制限
ログイン試行回数制限設定
Web改ざん検知サービス○(有料オプション)

WAF(Web Application Firewall)や国外IPアドレスのアクセス制限など基本的なセキュリティ機能はどちらも提供されています。
手動でやるやると少し設定に手間がかかるFTPアクセス制限やWordPressのログイン試行回数制限設定はエックスサーバーでは簡単操作だけで行えるようになっています。

もちろん、さくらのレンタルサーバでも手動で設定したり、WordPressプラグインを使用すれば設定可能なものなので、予算と照らし合わせてご自身で設定するということであればあまり気にしなくても良いかもしれません。

ただ、エックスサーバーのセキュリティ設定は充実しており、設定も簡単に行えるため、こういったセキュリティ設定に慣れていない方はエックスサーバーがおすすめです。

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エックスサーバーとさくらレンタルサーバをサポートで比較

エックスサーバー(10X)さくら(スタンダード)
バックアップ
CMS簡単インストールWordPress、EC-CUBE4、PukiWikiWordPress、EC-CUBE4、concrete5
WordPress簡単移行
無料独自SSL
カスタマーサポートセンター電話、メール電話、メール、チャット

さくらのレンタルサーバは以前はとても使いにくい印象でしたが、2018年頃から大幅にリニューアルされとても使いやすくなりました。

非常時に活躍するバックアップ機能はエックスサーバー、さくらのレンタルサーバともに提供されています。

ただ、少し操作や機能が異なり、エックスサーバーや自動的にサーバーにバックアップデータを残している一方で、さくらのレンタルサーバや「Snapup」が提供する「バックアップ&ステージング」機能を使って手動でバックアップを取得します。

「バックアップ&ステージング」機能はバックアップが取得できるほか、ステージング環境が簡単に構築できるためWebサイト制作時やWordPressのテーマカスタマイズの検証用に大変便利です。

エックスサーバーの自動バックアップ機能は、過去7日分のWeb・メールデータと過去14日分のデータベースを毎日自動でバックアップしてくれます。

バックアップの取得にあまり自信がない方にはとても嬉しい機能です。しかも、ユーザーによる過失でデータが紛失した場合でも、このサポートは受けることができますので、初心者でも安心して利用できます。

最近ではどこのレンタルサーバー会社でも提供されているところが多い「CMS簡単インストール」機能や「無料独自SSL」ですが、エックスサーバーとさくらのレンタルサーバでも利用することができます。

カスタマサポートでは、エックスサーバーは電話、メールと基本的な連絡方法ですが、さくらのレンタルサーバではチャットでのサポートも受け付けてくれています。

著者自身がチャットでのサポートを利用した印象ですが、大変便利でした。メールでは、返信に時間がかかる上、メッセージの往復二時間を要してしまいます。

一方、電話では問い合わせのログを残すことができないため、社内での共有で不便だと感じていました。チャットサポートでは、問い合わせ送信後1分以内に担当者から返信が来ましたし、サポートで受けたやりとりのログをすぐに社内共有できたため、社内での状況確認がスムーズでした。

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エックスサーバーのプラン別比較

X10X20X30
初期費用3,300円3,300円3,300円
月額費用※1,000円2,000円4,000円
ストレージタイプSSDSSDSSD
ディスク容量200GB300GB400GB
転送量制限150GB/日180GB/日200GB/日
マルチドメイン無制限無制限無制限
サブドメイン無制限無制限無制限
データベース設置数(MySQL)無制限無制限無制限
メールアドレス作成可能数無制限無制限無制限
カスタマサポートメール、電話メール、電話メール、電話

※月額費用は12ヶ月契約の場合

エックスサーバーでは、X10プランのほかに上位プランであるX20、X30プランが用意されています。

多くの方はX10プランで十分だと思いますが、より大規模なWebサイトを運営したり、従業員数が大きな会社でメールサーバーの容量を十分に確保したい方はX20やX30プランを検討しても良いかもしれません。

また、X20とX30プランの特典として、.comや.netなどのドメインを無料でプレゼントされるキェンペーンが行われています。

X30では、.co.jpなど法人ドメインもプレゼント対象なので、法人契約を検討中の方は上手く活用できると良いですね。

各プランともにサーバー機器やサポート範囲に違いはありません。大きな違いはディスク容量と転送量制限なので、Webサイトや事業規模に応じてどのプランが良いか検討とすると良いでしょう。

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さくらのレンタルサーバのプラン別比較

ライトスタンダードプレミアムビジネスビジネスプロマネージド
初期費用1,048円1,048円1,048円5,238円5,238円49,500円~
月額費用※1,571円/年524円1,571円2,619円4,714円13,200円~
ストレージタイプSSDSSDSSDSSDSSDSSD/HDD
ディスク容量10GB100GB200GB300GB500GBHDD700GB
SDD360GB
転送量制限40GB/日160GB/日200GB/日300GB/日500GB/日
マルチドメイン20200300400500無制限
サブドメイン
データベース設置数(MySQL)50100200400無制限
メールアドレス作成可能数無制限無制限無制限無制限無制限無制限
カスタマサポート電話、メール、チャット電話、メール、チャット電話、メール、チャット電話、メール、チャット電話、メール、チャット電話、メール、チャット

さくらのレンタルサーバは7つプランとニーズに合わせて細かくプランが分かれています。ライトプランは月額支払いができないため、年払いでの表示にしています。

また、ライトプランはMySQLが設置できないため、WordPressを利用する方には向いていません。個人から中小規模であればスタンダードプランもしくはプレミアムプランがおすすめです。

ビジネス用途であればビジネスプランもしくはビジネスプロ、より大規模事業で拡張性を重視する場合はマネージドプランがおすすめです。

サイトの高速化や一時的なアクセス集中対策になる「コンテンツブースト」機能はライトプランとスタンダードプランでは有料オプションとなりますが、ビジネスプラン以上であれば、無料で利用できるため、ある程度のアクセスが集まるWebサイトでしたらビジネスプラン以上を契約するのもよいかもしれません。

エックスサーバー同様、各プランともにサーバー機器やサポート範囲に違いはありません。大きな違いはディスク容量と転送量制限なので、Webサイトや事業規模に応じてどのプランが良いか検討とすると良いでしょう。

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さくらのレンタルサーバライトプランのサムネイル

まとめ

いかがでしたでしょうか。いろいろな切り口から両サーバーを比較してみました。

本文では細かく比較してみましたが、ざっくりとまとめると、初心者またはあまりサーバー管理やWebサイト運営になれていない方はエックスサーバーがおすすめです。

一方、実績重視でサーバー管理やWebサイト運営に慣れている方はさくらのレンタルサーバがおすすめできます。

どちらも素晴らしいホスティングサービスであることは間違いないですが、本文で触れたように提供されている機能やプランによるスペックの違いがありますので、少しでもサーバー選びの参考になればと思います。

エックスサーバーはこんな人向け

  • ブログよりアクセス数の多いのWebサイトを運営したい方
  • WordPressなど動的サイトの表示速度にこだわる方
  • 最新のサーバー機器で常に高パフォーマンスを求める方
  • レンタルサーバー初心者でわかりやすい設定とサポートを受けたい方

さくらのレンタルサーバはこんな人向け

  • 格安で無難にWebサイトを運営したい人
  • 支障がなければ表示速度やスペックにこだわらない人
  • 実績にあるサーバーで安心して運用したい方
  • テスト開発環境を手軽に構築したい方

 

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