ロリポップ!とエックスサーバーどちらがおすすめ?両者の違いを徹底比較

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個人から法人まで幅広い層に人気の「ロリポップ!」と「エックスサーバー」ですが、これからWebサイトを運用し始まるという方はどちらを選べば良いか迷っているのではないでしょうか。

数あるレンタルサーバーの中でも、代表的な2つの「ロリポップ!」と「エックスサーバー」ですが、今回はそれぞれの違いを徹底比較し、それぞれに向いてる使い方を解説していきます。

目次

ロリポップ!とエックスサーバーの違い

最初にロリポップ!エックスサーバーの違いをまとめておきます。こちらを参考に、ご自身の想定しているWebサイトの状況と照らし合わせてみてください。より詳細な解説は下記で説明していきます。

ロリポップ!はこんな人向け

  • 格安で無難にWebサイトを運営したい人
  • 支障がなければ表示速度やスペックにこだわらない人
  • ムームードメインで取得したドメインを持っている人
  • カラーミーショップなどGMO関連製品を使用する人

エックスサーバーはこんな人向け

  • ブログよりアクセス数の多いのWebサイトを運営したい方
  • WordPressなど動的サイトの表示速度にこだわる方
  • 最新のサーバー機器で常に高パフォーマンスを求める方
  • レンタルサーバー初心者でわかりやすい設定とサポートを受けたい方

ロリポップ!とエックスサーバーを比較

ロリポップ!エックスサーバーを料金とスペック、機能、、セキュリティ、サポートの軸から比較していきます。両者それぞれに特徴がありますので、整理していきます。

なお、今回は比較するにあたって、グレードの近いロリポップ!(スタンダードプラン)とエックスサーバー(スタンダードプラン)を基準に比較していきます。

ロリポップ!とエックスサーバーを料金で比較

レンタルサーバーを利用するためにかかる費用は、初期費用と月額費用があります。どのレンタルサーバーも契約期間を長くするとその分割引が受けられる料金設定になっているため、今回は12ヶ月払いにした時の料金を比較します。

エックスサーバー(スタンダード)ロリポップ!(スタンダード)
初期費用0円1,650円
月額料金990円550円
年間費用16,500円8,250円

初期費用、月額費用どちらをとってもロリポップ!の方がエックスサーバーよりも安くなっており、年間を通して計算すると半額程度になっています。

ロリポップ!はそれほどPVを意識しないWebサイトを運用する予定の方にとっては、トップクラスのコストパフォーマンスでしょう。

一方、エックスサーバーは、ロリポップ!よりも少しコストがかかりますが、レンタルサーバー全体の中では高コストパフォーマンスと言えます。

PVを意識して月間10万PV以上の規模のWebサイトを目指す場合は、Webサイトの高速化やサーバーの安定感など、コストを上回るメリットが確実にあります。

ロリポップ!とエックスサーバーをスペックで比較

エックスサーバー(スタンダード)ロリポップ!(スタンダード)
ストレージタイプSSDSSD
ディスク容量300GB150GB
転送量制限無制限無制限

ロリポップ!(スタンダード)とエックスサーバ(スタンダード)のスペックでの大きな違いはストレージのタイプです。

※2020/08/05追記:ロリポップ!でも2020/08に全プランでSSDストレージが採用されました。この他ディスク容量やマルチドメイン数など大幅にスペックアップがされました。

SSDは従来型のHDDのストレージよりも格段に処理速度が早くなっています。エックスサーバーでは、2017年7月からストレージがHDDからSSDに変更されました。

同社の調査によるとこれにより、読み込み速度が48倍以上になったそうです。やはり、多くのアクセスを高速に処理する能力はエックスサーバーの方が得意と言えるでしょう。

この度エックスサーバーでは
お客様により快適にサービスをご利用いただけるよう、
新規にお申し込みを受け付けるサーバーに
オールSSD RAID10(ストライピング+ミラーリング)構成(※1)を採用いたしました。

これにより、従来のHDD環境と比較してディスクの読み込み速度が48倍以上(※2)に向上しており、
データの読み書きによるボトルネックが大幅に改善された、
非常に高速かつ安定したサーバー環境が利用可能です。

ディスク読み込み速度が48倍以上!新規受付サーバーへのオールSSD RAID10構成採用のお知らせ – 2017/07/11 | レンタルサーバー【エックスサーバー】

特にWordPressなど動的に処理するプログラムなどで大きな力を発揮します。

ロリポップ!とエックスサーバーを機能で比較

エックスサーバー(スタンダード)ロリポップ!(スタンダード)
マルチドメイン無制限200
サブドメイン無制限ドメイン毎に500
データベース(MySQL)無制限50

機能に関しては、エックスサーバーはドメイン数やデータベースの数ともに無制限で提供されています。一方、ロリポップ!はマルチドメインが100個まで、サブドメインもドメイン毎に500個の制限があります。

ただ、こちらに関しては運営上どちらも差がないと思って良いと思います。

ロリポップ!は各機能に制限はあるものの、マルチドメインで独自ドメインを100個も設定することはほぼないですし、サブドメインもこれだけあれば十分すぎるくらいです。

データベースに関しても、Webサイト1つにき1つのデータベースを使用したとしても、通常50個ものWebサイトを運用することはないと思いますので、気にしなくても大丈夫です。

ロリポップ!とエックスサーバーをセキュリティで比較

エックスサーバー(スタンダード)ロリポップ!(スタンダード)
WAF
国外IPアドレスのアクセス制限
FTPアクセス制限
スパムコメント・トラックバック制限
ログイン試行回数制限設定

セキュリティのサポートでは、幅広くセキュリティ機能を提供しているエックスサーバーがおすすめです。

WAFはもちろん、WordPress向けに提供されているスパムコメント・トラックバック制限やログイン試行回数制限設定をダッシュボードで簡単に設定することができます。

エックスサーバーのセキュリティ設定
エックスサーバーのセキュリティ設定

ロリポップ!ではWAFなど基本的なセキュリティ機能は提供されていますが、スパムコメント対策やログイン試行回数制限設定は、自身でプラグインや.htaccessを使って設定する必要があります。

ロリポップ!とエックスサーバーをサポートで比較

エックスサーバー(スタンダード)ロリポップ!(スタンダード)
自動バックアップ
CMS簡単インストールWordPress、EC-CUBE、PukiWiki etcWordPress、EC-CUBE4、baserCMS
WordPress簡単移行
無料独自SSL○(Let's Encrypt)
カスタマーサポートセンターメール、電話電話、メール、チャット

ロリポップ!エックスサーバーともに、初心者でも扱いやすいレンタルサーバーとして人気が高いだけにどちらもサポート面は充実しています。

どちらもほとんど差がないくらい充実しているのですが、ロリポップ!には自動バックアップ機能がありません。

エックスサーバーの自動バックアップ機能は、過去7日分のWeb・メールデータと過去14日分のデータベースを毎日自動でバックアップしてくれます。

ユーザーによる過失の場合でも、このサポートは受けることができますので、初心者でも安心して利用できます。

ロリポップ!とエックスサーバーをサービス特典で比較

エックスサーバー(スタンダード)ロリポップ!(スタンダード)
ブログ(ロリポブログ)
ショッピングカート(カラーミーショップ)※
Webフォント(TypeSquare)
永久無料ドメイン(キャンペーン特典)
1年無料ドメイン
無料お試し期間

サービス特典は各社毎に異なるため、ご自身のニーズに合わせて選びましょう。

ロリポップ!では、レンタルサーバーユーザーであれば、同社が提供しているロリポブログが無料で利用できます。

WordPressは分からないし、もっと手軽にブログを開設したいという方におすすめです。5,000種類以上あるJUGEMのテンプレートから自由に選ぶことができ、簡単に自分だけのブログを作ることができます。

また、こちらもロリポップ!の運営元であるGMOペパボ株式会社が提供している「カラーミーショップ」(レギュラープラン)も年度のみ月額100円+初期費用無料で利用できます。

カラーミーショップは豊富なテンプレートから選ぶだけで、誰でも簡単にネットショップを作成できるサービスです。それほど費用をかけたくないけど、ちゃんとしたネットショップを手軽に開設したい方にはぴったりです。

エックスサーバーでは、一年間無料の独自ドメインを利用できます。ただ、こちらは.onlineや.spaceなどが対象で、メジャーなドメイン末尾は利用できないため注意が必要です。

また、こちらが決めてレンタルサーバーを選ぶことはあまりないと思いますが、TypeSquareが提供しているモリサワWebフォントもユーザー全員利用できます。

あくまで特典なので、これだけでサーバーを決めるというよりは、上記で紹介したスペックやセキュリティ、コストと合わせて検討するのが良いと思います。

エックスサーバーのプラン別比較

スタンダードプレミアムビジネス
初期費用0円0円0円
月額費用※990円1,980円3,960円
ストレージタイプSSDSSDSSD
ディスク容量300GB400GB500GB
転送量制限無制限無制限無制限
マルチドメイン無制限無制限無制限
サブドメイン無制限無制限無制限
データベース設置数(MySQL)無制限無制限無制限
メールアドレス作成可能数無制限無制限無制限
カスタマサポートメール、電話メール、電話メール、電話

※月額費用は12ヶ月契約の場合

エックスサーバーでは、スタンダードプランのほかに上位プランであるプレミアム、ビジネスプランが用意されています。

多くの方はスタンダードプランで十分だと思いますが、より大規模なWebサイトを運営したり、従業員数が大きな会社でメールサーバーの容量を十分に確保したい方はプレミアムやビジネスプランを検討しても良いかもしれません。

また、プレミアムとビジネスプランの特典として、.comや.netなどのドメインを無料でプレゼントされるキェンペーンが行われています。

ビジネスでは、.co.jpなど法人ドメインもプレゼント対象なので、法人契約を検討中の方は上手く活用できると良いですね。

各プランともにサーバー機器やサポート範囲に違いはありません。大きな違いはディスク容量と転送量制限なので、Webサイトや事業規模に応じてどのプランが良いか検討とすると良いでしょう。

ロリポップ!のプラン別比較

エコノミーライトスタンダードハイスピードエンタープライズ
初期費用1,650円1,650円1,650円0円3,300円
月額費用※299円~220円~440円~550円~2,200円~
ストレージタイプSSDSSDSSDSSDSSD
ディスク容量30GB160GB250GB350GB1TB
転送量制限無制限無制限無制限無制限無制限
マルチドメイン50100200無制限無制限
サブドメインドメイン毎に10ドメイン毎に300ドメイン毎に500無制限無制限
データベース設置数(MySQL)150無制限無制限
メールアドレス作成可能数ドメイン毎に20無制限無制限無制限無制限
カスタマーサポートメール、チャットメール、チャットメール、チャット、電話メール、チャット、電話メール、チャット、電話

※2 月額費用は12ヶ月契約の場合

ロリポップ!には、標準的なスタンダードプランから、下位プランであるエコノミープラン、ライトプランが用意されており、さらに、上位プランであるハイスピードプラン、エンタープライズプランが用意されています。

下位プランのエコノミープラン、ライトプランは通常用途あればあまりおすすめできません。

エコノミープランはデータベースが設置できないため、静的なWebサイトしか運営できません。もちろん、WordPressもインストールできません。

ライトプランはデータベースは設置できますが、1つしか設置することができないため、テスト用サイトなど複数のWebサイトを運営するとなると不便です。

また、2019年9月にリリースされたハイスピードプランは、ストレージタイプにSSDが採用されるなど、スタンダードプランよりも表示速度が速くなっています。

最初はスタンダードプランで運営し、よりアクセスが増えてきた際にハイスピードプランに乗り換えるという使い方もできるようになりました。

まとめ

ご自身が想定しているWebサイトの目的に合わせて、ロリポップ!もしくはエックスサーバーを選ぶと良いかと思います。

ブログやECサイトなどPVをより多く稼ぎたい場合や表示速度にこだわり場合はエックスサーバー、とりあえず無難に安くWebサイトを運営したい場合はロリポップ!がおすすめです。

どちらのレンタルサーバーもグレードに合わせたプランが用意されていますので、最初は標準プラン(スタンダードプラン)で契約し、アクセスが増えてきたらよりグレードの高いプランに変更すると良いでしょう。

ロリポップ!はこんな人向け

  • 格安で無難にWebサイトを運営したい人
  • 支障がなければ表示速度やスペックにこだわらない人
  • ムームードメインで取得したドメインを持っている人
  • カラーミーショップなどGMO関連製品を使用する人

エックスサーバーはこんな人向け

  • ブログよりアクセス数の多いのWebサイトを運営したい方
  • WordPressなど動的サイトの表示速度にこだわる方
  • 最新のサーバー機器で常に高パフォーマンスを求める方
  • レンタルサーバー初心者でわかりやすい設定とサポートを受けたい方
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この記事を書いた人

志賀裕一のアバター 志賀裕一 サーバーチョイス 編集者

Web開発歴6年のフリーランスエンジニア。大学在学中から教育系Webメディアを運営するスタートアップにて、Webディレクターとして従事。独立からこれまでに多くのコーポレートサイトやCRM、予約システムなどのシステム開発、オウンドメディア運営を経験。20以上のレンタルサーバーの使用経験を持つ。

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