Nextcloudの運用におすすめなVPS6選!必要スペックと選び方を詳しく解説

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クラウドストレージサービスは便利ですが、データの管理やプライバシー保護に不安を感じる方も多いのではないでしょうか?

そんな方におすすめなのが、自分のサーバーで運用できる「Nextcloud」です。

特に、VPS(仮想専用サーバー)を利用すれば、コストを抑えつつ柔軟な運用が可能です。

本記事では、Nextcloudの特徴や導入に必要なスペックを解説するとともに、初心者からビジネス利用者までに最適なVPSを紹介します。

自分だけのクラウドストレージ環境を構築したい方は、ぜひご一読ください!

目次

Nextcloudとは?

Nextcloudの公式ページ
Nextcloudの公式ページ


Nextcloudは、ファイルの保存、共有、複数ユーザーでのコラボレーション機能を持った、オープンソースのクラウドストレージソフトウェアです。

Google DriveやDropboxのような商用サービスと異なり、自分で運営するサーバー上にインストールできるため、データの完全な所有権を確保できます。

主な特徴として、プライバシー保護、柔軟な拡張性、多数のプラグインによる機能強化があり、ファイル共有だけでなく、カレンダー、連絡先の同期、オンライン編集機能なども利用可能です。

また、ユーザーのデータが特定のクラウドプロバイダーに依存しないため、プライバシー保護の観点からビジネスユースとしてもニーズが高くなっています。

Nextcloudの推奨スペック

NextcloudをVPSで運用する際、以下のスペックを確認することが重要です。

項目推奨スペック備考
OSUbuntu 22.04 LTS または Red Hat Enterprise Linux 9安定性と長期サポートのあるOSを選択
WebサーバーNginx(PHP-FPM使用) または Apache 2.4(PHP-FPMまたはmod_php使用)
PHPバージョンPHP 8.2 から 8.3推奨される最新バージョンを使用
データベースMariaDB 10.6/10.11/11.4、MySQL 8.0/8.4、PostgreSQL 12~16安定性のある最新バージョンを利用
メモリ最低512MB(推奨2GB以上)ユーザー数が多い場合はより多くのメモリを確保
ストレージ必要に応じて十分な容量(推奨:100GB以上)データ量に応じて増減。RAIDやバックアップも推奨

これらのスペックを基に、利用目的や予算に合わせて最適なVPSプランを選択することが重要です。

NextcloudをインストールするVPSの選び方

NextcloudをインストールするVPSを選ぶ際には、以下の6つの観点で検討することが重要です。

1. サーバーの安定性

特にビジネス用途では、頻繁なダウンタイムやパフォーマンスの低下を避けるため、稼働率(99.99%など)が高く評価されているVPSを選びましょう。また、SNS上の評判やレビューを確認することも有効です。

2. コストパフォーマンス

Nextcloudを個人利用する場合は、必要最低限のリソースで低価格なプランを選ぶのがコツです。

一方で、ビジネス用途や複数人利用では、多少高額でもリソースが十分なプランを選ぶ方が長期的にはコストパフォーマンスが良くなります。

3. サーバー構築のしやすさ(Nextcloudテンプレートの有無)

初心者の場合、Nextcloudが簡単にインストールできるテンプレートが用意されているVPSを選ぶと構築がスムーズです。

テンプレートがなくても、公式のインストールガイドが充実しているVPSを選ぶとよいでしょう。

4. ネットワーク帯域

Nextcloudではファイルのアップロードやダウンロード速度が重要です。

ネットワーク帯域が100Mbps以上のプランを選び、大規模利用や動画ファイルなどを扱う場合は1Gbps以上を推奨します。

5. サポートの充実

トラブル発生時に迅速な対応を受けられるかが重要です。

日本語のサポートが利用可能か、対応時間は24時間365日かを確認してください。特に初心者は、チャットや電話対応が充実したサービスを選ぶと安心です。

6. クーポンやキャンペーン、特典

初期費用無料や期間限定の割引キャンペーンを利用すれば、導入コストを抑えることが可能です。

また、無料のバックアップストレージや追加リソース特典がある場合は要チェックです。

最適なプランの選び方

利用用途や規模に応じて、以下を参考にプランを選択してください。

個人用途
(1~5人程度)
ビジネス用途
(10~50人)
大規模利用
(50人以上
CPU2コア4コア以上8コア以上
メモリ2GB4~8GB16GB以上
ストレージ50~100GB500GB以上1TB以上

個人用途で少人数(1~5人程度)で使用し、主に文書や画像ファイルを扱う場合は、CPUが2コア、メモリ2GB、ストレージ50~100GB程度のプランで十分です。

リソースを最小限に抑えつつ、コストパフォーマンスに優れたプランを選ぶとよいでしょう。

ビジネス用途で10~50人が利用し、画像や動画など大容量のファイルを扱う場合は、CPUが4コア以上、メモリ4~8GB、ストレージ500GB以上のプランを選択してください。

動画ファイルはストレージを多く消費するため、余裕を持った容量を確保するのがポイントです。

大規模な利用(50人以上)で、大量のファイル共有やストリーミングなどを行う場合は、CPUが8コア以上、メモリ16GB以上、ストレージ1TB以上のプランが必要になります。

この規模になると、サーバーの負荷が高くなるため、十分なネットワーク帯域を持つプランを選ぶことも重要です。

利用するファイルの種類やアクセスの規模に応じて、適切なプランを選ぶことで、快適にNextcloudを運用できる環境を構築できます。

NextcloudにおすすめなVPS(レンタルサーバー)

XServer VPS

Xserver VPSの公式サイト
Xserver VPSの公式サイト

高速なストレージ性能

XServer VPSは、国内最高クラスのNVMe SSDを採用し、データ読み書き速度が非常に速いです。他社の通常SSDと比較して約3~4倍の高速性能を誇り、大容量ファイルを頻繁に扱うNextcloud利用者に最適です。

Nextcloudのテンプレートを利用可能

XServer VPSでは、Nextcloud専用のテンプレートが用意されています。このテンプレートを利用することで、複雑なサーバー構築作業を省略し、短時間でNextcloudを利用開始できます。

Nextcloudの環境構築に自信がない方に特におすすめのVPSです。

XServer VPSの料金プラン

プランメモリ2GBメモリ4GBメモリ8GBメモリ16GBメモリ32GBメモリ64GB
初期費用無料無料無料無料無料無料
月額1,150円2,200円4,400円9,750円22,100円44,200円
メモリ2GB4GB8GB16GB32GB64GB
CPU3コア4コア6コア8コア12コア24コア
SSD50GB100GB100GB100GB100GB100GB
1ヶ月契約の料金表

【2月10日17:00まで】月額実質415円〜!
半額キャッシュバックキャンペーン

Xserver VPSの公式サイトはこちら

さくらのVPS

さくらのVPS公式サイト
引用:さくらのVPS公式サイト

自社運営の国内データセンターによる安定性

さくらのVPSは自社運営の国内データセンターを持ち、安定した稼働率と低遅延を実現。他社の海外データセンター依存型VPSよりも信頼性が高い点が魅力です。

手頃な料金プラン

初期費用無料のプランが多く、他社に比べてコストを抑えたプランが豊富。特に個人用途やスタートアップのビジネスに適しています。

さくらのVPSの料金プラン

プランメモリ512MBメモリ1GBメモリ2GBメモリ4GBメモリ8GBメモリ16GBメモリ32GB
初期費用無料無料無料無料無料無料無料
月額616円~847円~1,672円~3,377円~6,754円~12,320円~24,640円
メモリ512MB1GB2GB4GB8GB16GB32GB
CPU1コア2コア3コア4コア6コア8コア10コア
SSD25GB50GB100GB200GB400GB800GB1600GB
1ヶ月契約の料金表

ConoHa VPS

ConoHa VPSの公式サイト

Nextcloud専用テンプレートの提供

ConoHa VPSはNextcloud対応のテンプレートを公式に提供しており、複雑な設定作業を省けます。他社にはない専用テンプレートは初心者にとって大きな魅力です。

柔軟な料金体系

1ヶ月単位のお得な長期割引プランに加えて、1時間単位のスポット利用も可能です。利用用途に合わせて、無駄なくお得に利用できるのが魅力的です。

ConoHa VPSの料金プラン

プランメモリ512MBメモリ1GBメモリ2GBメモリ4GBメモリ8GBメモリ16GBメモリ32GBメモリ64GB
初期費用無料無料無料無料無料無料無料無料
月額460円763円1,144円2,189円4,389円9,746円22,099円44,198円
メモリ512MB1GB2GB4GB8GB16GB32GB64GB
CPU1コア2コア3コア4コア6コア8コア12コア24コア
SSD30GB100GB100GB100GB100GB100GB100GB100GB
1ヶ月契約の料金表

KAGOYA CLOUD VPS

KAGOYA CLOUD VPSのトップページ
引用:KAGOYA CLOUD VPS公式サイト

Nextcloudのテンプレートが利用できる

KAGOYA CLOUD VPSでは、Nextcloudの自動構築テンプレートを提供しており、専門的な知識がなくても簡単にNextcloud環境をセットアップできます。

1日単位で契約できる

KAGOYA CLOUD VPSでは、通常の月単位の契約だけでなく、1日単位で契約が可能です。コストを最小限に抑えながら、必要なリソースを最大限に活用することができるため、非常にメリットの大きいサービスです。

KAGOYA CLOUD VPSの料金プラン

プランメモリ1GBメモリ2GBメモリ4GBメモリ6GBメモリ8GBメモリ16GBメモリ32GB
初期費用無料無料無料無料無料無料無料
月額上限550円660円~1,540円~3,300円7,150円14,300円26,400円
メモリ1GB2GB4GB6GB8GB16GB32GB
CPU2コア2 or 3コア4コア6コア8コア10コア12コア
SSD25GB25~50GB80GB50~100GB100~200GB100~200GB200GB

シンVPS

シン・VPSの公式サイト
シン・VPSの公式サイト

512MBのミニマムプランもあり

シンVPSはキャンペーンを利用すれば、実質月額300円程度から利用できるプランがあり、低コストで運用を始めたい個人や小規模事業者に支持されています。他社のエントリープランと比べて圧倒的なコストパフォーマンスを実現しています。

アダルトコンテンツの運営が可能

シンVPSは規約上アダルトコンテンツの運営が可能になっています。(法令又は公序良俗に反する内容は禁止)。

Nextcloudにコンテンツを保存しておくだけなら他のVPSでも問題ないかもしれませんが、心配な方は規約上許されているシンVPSにしておくのが無難かもしれません。

シンVPSの料金プラン

プランメモリ512MBメモリ1GBメモリ2GBメモリ4GBメモリ8GBメモリ16GBメモリ32GB
初期費用無料無料無料無料無料無料無料
月額900円1,150円1,850円3,600円7,200円14,400円28,800円
メモリ512MB1GB2GB4GB8GB16GB32GB
CPU1コア2コア3コア4コア6コア8コア12コア
SSD30GB100GB150GB200GB400GB800GB1.6TB

【2月28日17:00まで】実質月額298円〜!
最大64%キャッシュバックキャンペーン

シンVPSの公式サイトはこちら

WebARENA Indigo

WebARENA Indigo公式サイト
引用:WebARENA Indigo公式サイト

国内最安値クラス

WebARENA Indigoは、月額上限319円(税込)から利用可能で、国内最安値クラスの料金設定が魅力です。

初期費用や最低利用期間がなく、使った分だけの従量課金制を採用しています。

さらに、新規会員登録時にクーポンコード「indigo500」を入力すると、500円分のクレジットが付与され、実質無料でお試し利用が可能です。

大手企業運営の安心感

NTTPCコミュニケーションズは、NTTグループの一員であり、その運営するWebARENA Indigoは高い信頼性と安定性を備えています。大手企業のサポート体制により、法人利用でも安心してサービスを利用できます。

テンプレートが少ないので初心者には不向き

WebARENA Indigoでは、提供されているOSテンプレートが限られており、Nextcloud専用のテンプレートは用意されていません。

そのため、サーバー構築や運用に自信がない初心者にとっては、設定や管理が難しい場合があります。専門的な知識が必要となるため、初心者には不向きと言えます。

WebARENA Indigoの料金プラン

プランメモリ768MBメモリ1GBメモリ2GBメモリ4GBメモリ8GBメモリ16GBメモリ32GB
初期費用無料無料無料無料無料無料無料
月額上限319円449円814円1,630円3,410円7,150円15,400円
メモリ768MB1GB2GB4GB8GB16GB32GB
CPU1コア1コア2コア4コア6コア6コア8コア
SSD20GB20GB40GB80GB160GB320GB640GB

Nextcloudをレンタルサーバーにインストールする方法

Nextcloudのテンプレートが用意されている場合、以下の手順でサーバーにインストールすることができます。

  • VPSに申し込む
  • ポートの開放設定を行う
  • サーバー情報の確認
  • 独自ドメインの設定
  • SSLの設定
  • ファイアウォール設定

テンプレート機能を利用すれば、VPSの申込と同時にNextcloudのインストールが自動で開始されるため、あとはポートの開放や独自ドメイン、SSL、ファイアウォール周りの設定するだけで利用できてしまいます。

Nextcloudのテンプレートが用意されているXServer VPSを使ったNextcloud環境の構築方法を以下の記事で解説しています。

興味がある方はぜひみてみてください。

NextcloudにおすすめなVPSに関するよくある質問

Nextcloudと他のクラウドストレージとの違いは?

Nextcloudは、サーバーを自分で管理することで、データの完全な所有権を持てる点が大きな特徴です。

DropboxやGoogle Driveなどのクラウドストレージサービスは第三者がデータを管理しますが、NextcloudはVPSなどにインストールして運用することで、プライバシーを保護しつつ、柔軟なカスタマイズが可能です。

特にビジネス用途では、社内データのセキュリティ向上や法令遵守の面で優れています。

VPSにインストールしたNextcloudのデータベースを変更する方法は?

Nextcloudには管理用CLIのoccが提供されています。occコマンドにはデータベースを別タイプのデータベースにコンバートする機能が提供されていますので、こちらを利用するととても便利です。

Nextcloudをバージョンアップする方法は?

Nextcloudには管理用CLIのoccが提供されています。occコマンドのupgrade コマンドで公式サイトから最新版のNextcloudをダウンロード・インストールすることができます。

occコマンドはほかにもメンテナンスモードへの切り替えなどアップグレード時に便利な機能が提供されていますので、気になる方は公式ドキュメントをみてみてください。

Nextcloudのストレージを増やす方法は?

VPSのストレージを増やすには、以下の方法があります

VPSプランのアップグレード

契約しているVPSプランを、より多くのストレージ容量が含まれるプランに変更します。

外部ストレージの追加

Nextcloudの管理画面で、外部ストレージ(例: AWS S3やGoogle Cloud Storage)を連携することが可能です。

外部ストレージ機能を有効にするには、Nextcloudアプリストアから「外部ストレージサポート」をインストールしてください。

有料オプションでディスク容量を追加

VPSのホストサーバーに新しいディスクを追加し、Nextcloudにマウントします。

まとめ

NextcloudをVPSにインストールして運用することで、データの完全な所有権と高いプライバシー保護を実現できます。本記事では、以下のポイントを解説しました。

Nextcloudとは:クラウドストレージサービスの代替として、自分で管理可能な優れたプラットフォーム。

推奨スペック:安定運用のために必要なサーバースペック。

VPSの選び方:安定性、コストパフォーマンス、ネットワーク帯域など、重要な要素を踏まえて選定する方法。

おすすめのVPS:各社の特徴と、用途に応じた最適な選択肢。

Nextcloudを活用することで、自分だけの安全で柔軟なクラウドストレージ環境を構築できます。この記事が、あなたのNextcloud導入に役立つ一歩となれば幸いです。

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この記事を書いた人

コードゲーマーのアバター コードゲーマー サーバーチョイス 編集者

Web開発歴7年のフリーランスエンジニア。大学在学中から教育系Webメディアを運営するスタートアップにて、Webディレクターとして従事。独立からこれまでに多くのコーポレートサイトやCRM、予約システムなどのシステム開発、オウンドメディア運営を経験。20以上のレンタルサーバーの使用経験を持つ。

趣味はゲーム・野球観戦で休日は友人とARKなどオンラインゲームに興じています。

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