レンタルサーバーでは、Linux系のOSが搭載されていることが一般的ですが、Windows OSを搭載しているサーバーもあります。
Linux系のOSではできないMicrosoft OfficeアプリやGRCなどのソフトウェアの使用や.NETを使用した開発などWindowsサーバーでしかできないことががあります。
Windowsを搭載したレンタルサーバーがあれば、手元にWindows PCを用意しなくてもいつでもどこでもWindows環境が手に入り、FXの自動売買やGRCなど24時間稼働させたいアプリケーションも電気代やマシンの消耗を気にせず利用できます。
今回はそのWindowsレンタルサーバーのおすすめを紹介していきます。
Windowsサーバーでできること
Windowsサーバーでは以下のようなことができます。
いつでもどこでもOfficeアプリを使用できる
Windowsレンタルサーバーでは、いつでもどこでもOfficeアプリを使用することができます。Word、Excel、PowerPointなどのOfficeアプリをオンライン上で実行し、文書やスプレッドシートの作成、編集、共有が可能です。
MT4・MT5を利用したFX自動売買ができる
MT4・MT5を利用したFX自動売買も、Windowsレンタルサーバーで実現できます。MT4やMT5の取引プラットフォームをインストールし、FXの自動売買用のサーバーとして活用できます。
.NETを使った開発ができる
.NETを使用した開発が可能です。.NETフレームワークをサポートしており、C#やVB.NETなどの言語を使って、WindowsアプリケーションやWebアプリケーションを開発できます。
Active Directoryによるリソース管理
Active Directoryによるリソース管理も、Windowsレンタルサーバーで行えます。Active Directoryを使用することで、ユーザーアカウント、グループポリシー、リソースの認証・認可などを効率的に管理できます。セキュリティとアクセス制御を強化し、組織内のITリソースを効果的に管理することができます。
もちろん、Webサーバーとしても利用可能で、PHPプログラムのWebアプリケーションやWordPress等のCMSのインストールも可能です。
Windows共用レンタルサーバーとWindows VPSどちらが良い?
レンタルサーバーには、一般的に利用されている共用レンタルサーバーやサーバーのroot権限がユーザーに付与されているVPS(バーチャルプライベートサーバー)、AWSやAzureといったクラウドサーバーなど色々な種類があります。
「レンタルサーバー」といえば、共用レンタルサーバーを指すことが多いですが、Windowsサーバーとして提供されているサーバーにはVPSのものも多いです。
両者の大きな違いは、”サーバーのroot権限が付与されているかいないか”です。
root権限が付与されていると、サーバーにプリインストールされていないソフトウェアやライブラリ、プログラミング言語も自己責任でインストールすることができます。
一方、root権限が付与されていない共用レンタルサーバーでは、ホスティング企業が用意したサーバーをそのまま使用するしかなく、勝手にソフトウェアやライブラリをインストールすることができません。
どちらが良いということはなく、利用用途に合わせて選択すれば良いと思いますが、一般的なWebサーバーとして使用するなら、共用レンタルサーバー、FX用途やofficeアプリの使用などリモートデスクトップ接続が必要な場合はVPSを選択するのが良いと思います。
おすすめのWindowsレンタルサーバー(共用サーバー)
ここからはおすすめのWindows共用レンタルサーバーを紹介します。
Winserver(共用サーバー)
Microsoftのホスティングパートナーとして、シルバークラウドプラットフォームコンピテンシーを取得しているWinserver。
高い信頼性と充実のサポート体制が評判のレンタルサーバーです。共用サーバーの他にもVPS、仮想デスクトップ、専用サーバーなど幅広く提供しているWindowsサーバー専門のホスティングサービスです。
初期費用 | 2200円~ |
---|---|
月額費用 | 990円~ |
ディスク容量 | 20GB |
転送量上限 | – |
マルチドメイン | × |
無料お試し期間 | なし |
おすすめのWindows VPS
Xserver for Windows
Xserverが提供しているWindows OSのVPSです。
Xserverが持つハイスペックで処理能力の高いサーバーがWindows環境で利用できます。1GB未満の格安プランはありませんが、2GBプラン以上のプランでは他社と比較しても高コスパなVPSです。
Winserver(VPS)
Winsever(ウィンサーバー)が提供しているWindows VPSサービスです。
Microsoftのホスティングパートナーとして、高い信頼性と充実のサポート体制が評判のレンタルサーバーです。
月額1,045円から利用可能で、Windows VPSとしてはかなりコスパが良いVPSではないでしょうか。
初期費用 | 無料 |
---|---|
月額費用 | 2,090円~ |
ディスク容量 | 150GB |
転送量上限 | 無制限 |
マルチドメイン | – |
無料お試し期間 | 14日間 |
さくらのVPS for Windows
さくらのVPSのWindows搭載プラン「さくらのVPS for Windows Server」。
サーバー設置箇所のリージョンを大阪、石狩どちらか選択できるのが特徴です。
リモートデスクトップやOffice製品、複数台の同時接続などWindowsサーバーならではメリットをVPSで利用できます。
初期費用 | 無料 |
---|---|
月額費用 | 2200円 |
ディスク容量 | 100GB |
転送量上限 | – |
マルチドメイン | – |
無料お試し期間 | 2週間 |
WebARENA Indigo for Windows
NTT関連グループが提供するホスティングサービスWebArenaのVPS系3ブランドの1つ「WebArena Indigo」のWindows Serverです。
月額825円〜利用可能で安価にWindows環境を構築することができます。Windows環境で開発したい方やリモートデスクトップを使って、リモートワークをしたい方におすすめです。
初期費用 | 無料 |
---|---|
月額費用 | 1,650円 |
ディスク容量 | 100GB |
転送量上限 | – |
マルチドメイン | – |
無料お試し期間 | なし |
※2GBプランタイプの情報
各プランの詳細情報はこちら
コストパフォーマンス | |
安定性 | |
処理能力・スペック | |
信頼性 |
ConoHa for Windows Server
ConoHaが提供するWindows専用サーバー「ConoHa for Windows Server」。日本マーケティングリサーチ機構による調査で「テレワーク利用者満足度No.1」を獲得しました。
初期費用無料で月額979円から利用できます。さまざまなテンプレートが用意されており、リモートデスクトップやActive Directory、FXの自動売買など用途にあった使い方が可能です。
初期費用 | 無料 |
---|---|
月額費用 | 1980円 |
ディスク容量 | 100GB |
転送量上限 | – |
マルチドメイン | – |
無料お試し期間 | なし |
※WIN2GBプランの情報
各プランの詳細情報はこちら
コストパフォーマンス | |
安定性 | |
処理能力・スペック | |
信頼性 |
まとめ
今回はWindows OSを搭載したレンタルサーバーを紹介してきました。
WindowsサーバーはMT4・MT5を利用したFX自動売買用サーバーとしてやofficeアプリの利用、Active Directoryの利用などが多いので、VPSで提供されているところが多いですが、共用レンタルサーバーとして提供されているところもあります。
みなさんの利用用途に合わせてベストなサーバーを見つけてみてください。