【ASE】ARKのマルチプレイサーバーを立てる方法【非公式サーバー】

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「友人だけでARKを楽しみたい」「公式サーバーが終了して、非公式サーバーを探しているけれど、良いサーバーが見つからない」そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?

本記事では、PC版ARK: Survival Evolvedで専用サーバーを立てて、マルチプレイを楽しむ方法をご紹介します。

サーバーを立てるのは難しそうなイメージを持っている方も多いかもしれませんが、初心者でも簡単にサーバーを立てられるよう、わかりやすく解説しています。

最後に、マルチプレイ時におすすめの設定もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

ARKのマルチプレイサーバーとは?仕様と注意点

最初にARK:Survival Evolvedのマルチプレイサーバーの仕様と注意点を整理しておきます。

  • 公式サーバーは2023年9月にサポート終了している
  • PC版のマルチプレイの最大プレイ人数は100人
  • PvPモードでも遊べる
  • PS4/5やSwitch版とのクロスプレイは不可
  • Epic Games版のプレイヤーはMODサーバーには参加できない

以前はARK:Survival Evolvedにも公式サーバーが用意されていましたが、ARK:Survival Ascendedのリリースに伴い、ASEの公式サーバーはサポート終了しています。そのため、現在では非公式サーバーを立てて楽しむのが一般的です。

PC版のARKでは最大100人までマルチプレイすることができます。ただ、100人規模でのプレイとなるとかなりのスペックを積んだサーバーが必要となるでしょう。

PvEモードに加え、PvPモードでもプレイすることができます。他のプレイヤーが立てた非公式サーバーに参加する場合は、そのサーバーがPvEなのかPvPなのか確認しておきましょう。

PC版の他にPS4/5やSwitchといったCS版のARKもリリースされていますが、これらとのクロスプレイはサポートされていません。

また、PC版でもSteam版ではなく、Epic Game版のASEの場合、MODを入れることができませんので注意が必要です。

ARKでマルチプレイサーバーを立てる3つの方法

ARKでマルチプレイをする方法はいくつかあります。それぞれの特徴とメリット、デメリットを紹介します。

1. 非専用サーバーを立てる

ARKサーバーのセッションリスト
ARKサーバーのセッションリスト

専用サーバーを立てずにゲーム内で提供されているマルチプレイ機能を利用する方法です。

いくつか制限はありますが、無料で手軽にマルチプレイを始めることができます。

メリットデメリット
無料でマルチプレイすることができる
サーバー構築の作業が必要ない
ホストプレイヤーから一定距離離れることができない
ホストがゲームから離れるとフレンドもプレイできない
卵の孵化速度や赤ちゃんの成長速度など細かい設定変更ができない
最大8名までしかプレイできない
非専用サーバーのメリットとデメリット

2. PC(ローカル)に個人サーバーを立てる

ゲーミングPC

PCに専用サーバーをインストールし、個人サーバーとして運用する方法です。

サーバーセットアップに専門知識が必要な点や自宅ネットワークのポートを解放する必要がある点など、デメリットもありますが、専用サーバーなので環境設定は自由にカスタマイズすることができます。

大人数でプレイするにはかなりのスペックのPCが必要なので、ソロプレイでマイペースに楽しみたい方に向いている方法です。

メリットデメリット
細かい設定も自由に変更できる
無料でマルチプレイできる
常設サーバーとして運用できる
ハイスペックなPCが必要
常設サーバーにするとPCを消耗させる可能性がある
電気代がそれなりにかかる
サーバー構築の作業に専門知識が必要になる
自宅ネットワークのポート開放する必要があるあり、セキュリティリスクがある
PC(ローカル)に個人サーバーを立てるメリットとデメリット

3. レンタルサーバーに立てる

ConoHa for GAMEのホームページ
引用:ConoHa for GAMEより

レンタルサーバーを借りて、そこに専用サーバーを立てる方法です。

環境設定を自由に変更することができる上、自宅ネットワークを解放する必要がないため、セキュリティ的にも安心です。

また、「ConoHa for GAME」や「Xserver VPS for VPS」、「シンVPS」であれば、初心者の方でも簡単にサーバーを立てることができるテンプレート機能が提供されています。

非公式サーバーとして不特定多数のプレイヤーに解放する使い方もできますし、パスワードを設定してフレンドのみで楽しむプライベートサーバーとしてもおすすめの方法です。

メリットデメリット
細かい設定も自由に変更できる
常設サーバーとして運用できる
テンプレート機能を使えば、初心者でも簡単にサーバー構築できる
セキュリティ的に安心
レンタル料金がかかる
レンタルサーバーに立てるメリットとデメリット

ARKのマルチプレイサーバーを立てる手順

レンタルサーバーにARK:Survival Evolvedの専用サーバーを立ててマルチプレイをする手順を紹介します。

今回はARK:Survival Evolvedのテンプレートが用意されており、初心者にも簡単にサーバーが立てられる「ConoHa for GAME」を使用します。

テンプレートが用意されているVPSであれば、基本的な流れはどのVPSでも同じになります。

STEP

ConoHa for GAMEを申し込む

まずはConoHa for GAMEを申し込んでいきます。

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ConoHa for GAMEの公式サイトはこちら

公式サイト「今すぐお申し込み」をクリックします。

今すぐお申し込みボタン
今すぐお申し込みボタン

ConoHaアカウントを作成する

ConoHa関連サービスで使用することができるConoHaアカウントを作成します。

「初めてご利用の方」タブからメールアドレスとパスワードを入力して、「今すぐアカウント登録」をクリックしてください。

すでにConoHaアカウントをお持ちの方は「ConoHaアカウントをお持ちの方」からログインしてください。

アカウント登録フォーム
アカウント登録フォーム

申し込み内容を入力する

申し込み情報を入力します。

「イメージタイプ」は「ARK:Survival Evolved」を選択してください。

ARK:Survival Evolvedイメージの選択画面
ARK:Survival Evolvedイメージの選択画面

「料金タイプ」には1ヶ月以上の契約を予定されている方は「長期割引パス」がお得です。

1ヶ月以内の利用の方は「時間課金」の方が割安になる可能性があります。

プラン選択画面
プラン選択画面

「ARK:Survival Evolved」テンプレートはメモリ4GB以上のプランで選択可能です。

「rootパスワード」と「ネームタグ」を設定します。

rootパスワードとネームタグの設定
rootパスワードとネームタグの設定

「rootパスワード」には英大文字、英小文字、数字、記号を含めるようにしてください。

入力が完了したら、「次へ」をクリックします。

続いて、お客様情報を入力します。

お客様情報の入力
お客様情報の入力

電話番号で本人認証を行います。「SMS認証」か「電話認証」を選択してください。

SMS認証画面
SMS認証画面

認証コードを入力します。

認証コードの入力画面
認証コードの入力画面

支払い方法を設定する

最後にお支払い方法を選択します。

「クレジットカード」か「ConoHaチャージ」が選択できます。

クレジットカードを選択しておくと、更新時の支払い忘れが防げるためおすすめです。

クレジットカードをお持ちでない方は「ConoHaチャージ」を選択しましょう。

支払い方法の設定画面
支払い方法の設定画面
※ConoHaチャージとは?

ConoHaチャージとは、プリペイド式に料金をチャージをしておき、支払い時に残高から支払われる仕組みです。プリペイド式なので、あらかじめ入金しておいた金額以上の出費が発生せず計画的にコスト管理ができます。

また、入金方法は振り込みからコンビニなど様々用意されており、クレジットカードを持っていない方でも安心です。

支払い情報の入力が完了したら、「お申し込み」をクリックしてください。

これでConoHa for GAMEのお申し込みは完了です。

STEP

IPアドレスを確認する

サーバーに接続する際に必要なIPアドレスを確認します。

申し込み完了後に開かれた管理画面の「サーバーリスト」から「IPアドレス」をどこかにメモしておきましょう。

サーバーのIPアドレス
サーバーのIPアドレス
STEP

接続に必要なサーバー情報を確認する

続いて、先ほどVPSに立てたサーバーのサーバー情報を確認します。

ConoHa for GAMEの管理画面「サーバーリスト」の「ネームタグ」をクリックしてください。

ConoHa for Gameのネームタグ
ConoHa for Gameのネームタグ

「コンソール」をクリックします。

コンソールボタン
コンソールボタン

SSH接続できれば「PowerShell」や「TeraTerm」など、お好きなコマンドラインツールで問題ありません。

画面上部の「コンソール」→「シリアル」をクリックします。

コンソールのシリアルボタン
コンソールのシリアルボタン

蝶の画面が表示されたら、シリアルコンソールになっています。

シリアルコンソールの接続完了画面
シリアルコンソールの接続完了画面

Enterを押すとログインプロンプトが表示されます。

「login:」に「root」、「Password」には先ほど控えておいたrootパスワードを入力してください。

ログイン情報の入力
ログイン情報の入力

ログインに成功すると「Server IP Address」と「ARK Login password」、「ARK Admin password」が表示されます。

ARK:Survival Evolvedからサーバーに参加する際に必要となりますので、どこかに控えておいてください。

ConoHa for GAMEに立てたARKサーバー情報
ConoHa for GAMEに立てたARKサーバー情報
STEP

ARKからサーバーに接続する

立てたサーバーにARKから接続してみます。

Steamからサーバーをお気に入り登録する

Steamを開いてください。

上部メニューにある「表示」→「サーバー」をクリックしてください。

SteamのARKサーバー登録ボタン
SteamのARKサーバー登録ボタン

「お気に入り」タグを開き、「サーバーを追加」をクリックしてください。

ARKのサーバー追加画面
ARKのサーバー追加画面

ConoHa for GAMEに立てたサーバーをお気に入りに登録します。

先ほどコンソールで確認したIPアドレスを入力して、「このアドレスをお気に入りに追加」をクリックしてください。

IPアドレスの入力画面
IPアドレスの入力画面

正常に登録されると、リストにサーバーが表示されます。

これでSteamにConoHa for GAMEに立てたサーバーをお気に入り登録できました。

ARKからマルチサーバーにログインしてみる

これで、ARKからマルチサーバーにログインができます。

早速ログインしてみましょう。

SteamからARKを起動してください。

ARKのプレイボタン
ARKのプレイボタン

「サーバー検索」をクリックしてください。

サーバー検索ボタン
サーバー検索ボタン

左下にある「セッションフィルター」から「お気に入り」を選択してください。

セッションフィルターボタン
セッションフィルターボタン

先ほどお気に入り登録したサーバーがリストに表示されます。

サーバーを選択して、「開始」をクリックしてください。

サーバーの選択画面
サーバーの選択画面

パスワードが求められます。

コンソールで確認した「ARK Server Join Password」のパスワードを入力してください。

パスワード入力画面
パスワード入力画面

これでARKからマルチサーバーにログインできました。

ARKのスタート画面
ARKのスタート画面

ARKのマルチサーバーに入れない時の対処法

サーバーを立てたにも関わらず、マルチサーバーに入れない場合の対処法を解説します。

サーバーのセットアップが完了していない

サーバーを立てた直後はセットアップに時間がかかっており、IPアドレスを入力しても接続できない場合があります。

しばらく待機した後に再度接続してみてください。

入力したIPアドレスに間違いがないか確認する

ログインするサーバーのIPに間違いがあるとログインできません。

入力ミスがないか再度確認してみてください。

サーバーのIPアドレス
サーバーのIPアドレス

サーバーが起動状態になっているか確認する

サーバーが起動しているか確認してみてください。

ConoHa for GAMEを使用している方はVPS管理画面から「起動」状態になっているか確認します。

ConoHa for GAMEの起動状態
ConoHa for GAMEの起動状態

ポートが解放されていない

ポートが解放されていないとサーバー検索画面に表示されません。

ConoHa for GAMEの場合、VPS管理画面の「ネットワーク情報」→「セキュリティグループ」に「IPv4v6-ARK」が設定されているか確認してください。

ConoHa for GAMEのセキュリティグループ設定
ConoHa for GAMEのセキュリティグループ設定

サーバー環境設定ファイルに不備がある

サーバー環境設定ファイルを編集した場合、なんらか不備があり、サーバーの起動に失敗している場合があります。

環境設定の各オプションは記述するセクションが決まっています。

例えば、ServerPasswordは必ず[ServerSettings]セクションの下に書かなければいけない。

正しい記述箇所に設定されているか確認してみてください。

ARKのマルチプレイサーバーの環境設定を変更する方法

専用サーバーを立てたら、さっそく環境設定をカスタマイズしてみましょう。

ARK:Survival Evolvedの設定ファイルは以下の2種類があります。

ファイル名内容
GameUserSettings.iniPvEモードの有効化や難易度設定、最大プレイ人数は基本的な設定を行うファイル
Game.iniエングラムポイントやレベルごとの報酬XPの変更など、より高度な設定を行うファイル
ARK:Survival Evolvedの設定ファイル

それぞれのファイルには設定項目にあたる「パラメータ」とその設定値が書き込まれています。

GameUserSetting.iniの入力例
[ServerSettings]
DifficultyOffset=0.5
ShowMapPlayerLocation=True
AllowThirdPersonPlayer=True
ServerCrosshair=True
ServerPassword=PCthLD9iu
ServerAdminPassword=tFRVYXux
RCONPort=27020
TheMaxStructuresInRange=10500.000000
OxygenSwimSpeedStatMultiplier=1.000000
Game.iniの入力例
[/script/shootergame.shootergamemode]
EggHatchSpeedMultiplier=60.000000
BabyMatureSpeedMultiplier=60.000000

以下でその設定値の変更方法を詳しく紹介していきます。

事前準備

設定ファイルを編集する前に事前に準備しておくことがあります。

SSH接続用ポートを開放する

ConoHa for GAMEのテンプレートを使うと、ARK:Survival Evolvedで使用するポートは自動で開放してくれますが、SSH接続のポートは閉じられています。

こちらをConoHa for GAMEの管理画面から開放してあげましょう。

管理画面の「ネームタグ」のリンクをクリックします。

ConoHa for Gameのネームタグ
ConoHa for Gameのネームタグ

「ネットワーク情報」→「セキュリティグループ」の編集アイコンをクリックしてください。

セキュリティグループの追加ボタン
セキュリティグループの追加ボタン

「+」をクリックし、「IPv4v6-SSH」を追加して保存してください。

SSH用セキュリティグループの追加
SSH用セキュリティグループの追加
ConoHa for GAMEのセキュリティグループとは?

ConoHa for GAMEのセキュリティグループは、仮想ファイアウォールとして動作し、任意のポートの開閉や接続元制限ができる機能です。

この機能を使うことでコマンドラインによる操作ではなく、GUIでポートの解放管理を行うことができます。

FTPソフトを用意する

設定ファイルを編集するには手元にファイルをダウンロードする必要があります。

ファイルのダウンロードはFTPソフトを使いますが、「WinSCP」や「FileZilla」など無料のソフトで問題ありません。

すでにご使用のものがあれば、それを使っていただいて結構ですし、まだインストールしていない方は以下の手順でインストールしましょう。

WinSCPのインストール方法

以下の公式サイトから「WinSCP」をダウンロードします。

https://winscp.net/eng/download.php

WinSCPのダウンロードボタン
WinSCPのダウンロードボタン

ダウンロードしたインストーラをダブルクリックしてください。

「すべてのユーザー用にインストール(A)(推奨)」をクリックします。

インストールモードの選択
インストールモードの選択

ライセンスの同意画面が表示されます。「許諾(A)」をクリックします。

使用許諾契約の同意画面
使用許諾契約の同意画面

「標準的なインストール(T)(推奨)」にチェックを入れ、「次へ(N)」をクリックしてください。

WinSCPのセットアップ形式の選択画面
WinSCPのセットアップ形式の選択画面

インターフェイスのスタイルを選択します。お好みで問題ありませんが、今回は「コマンダー(C)」を選択します。

インターフェイスの選択画面
インターフェイスの選択画面

インストール内容を確認して、「インストール(l)」をクリックします。

インストール準備完了画面
インストール準備完了画面

インストールが完了したら、「スタートページを開く」のチェックを外し「完了(F)」をクリックします。

インストール完了画面
インストール完了画面

これでWinSCPのインストール作業は完了です。

設定ファイルの編集

事前準備ができたら、さっそく設定を変更してみます。

設定ファイルを編集する際は以下の点に注意してください。

  • 英数字は半角で記述する
  • 各パラメータは決められたセクションの下に記述する
  • パラメータによっては決められた選択肢の中から設定する必要があるものもある

設定ファイルのダウンロード

設定ファイルをダウンロードします。お使いのFTPソフトでサーバーに接続してください。

WinSCPをお使いの方は新規接続画面に以下の情報を入力します。

転送プロトコルSFTP
ホスト名サーバーのIPアドレス
ユーザー名root
パスワード申し込み時に登録したrootパスワード
WinSCPの新規接続に必要な情報
新しい接続設定画面
新しい接続設定画面

ShooterGame/Saved/Config/LinuxServer(WindowsServer)/ に移動し、GameUserSettings.iniGame.ini の2つのファイルをダウンロードします。

ConoHa for GAMEのテンプレート機能を使ってダウンロードした方は/opt/ark/ShooterGame/Config/LinuxServer/ に設定ファイルがあります。

設定ファイルのダウンロード
設定ファイルのダウンロード

GameUserSettings.iniの設定を変更する

ダウンロードしたGameUserSettings.ini をメモ帳などのエディターツールで開いてください。

GameUserSettings.ini
GameUserSettings.ini

以下で主な設定項目の変更方法を紹介します。

PvEモードを有効にする

[ServerSettings] のセクションの下にserverPVE=True を追記します。

[ServerSettings]
serverPVE=True
難易度を変更する

[ServerSettings] のセクションの下にDifficultyOffset に0.01から1.0の間の浮動小数点数を指定することで設定可能です。

[ServerSettings]
DifficultyOffset=0.5
難易度の計算式

難易度と難易度のオフセット

「Easy」、「Medium」、「Hard」などの固定された難易度の代わりに、難易度は現在0.5から4.0[1](またはThe Centerでは5.0)の間の数値を使用して表されます。 この数値はDifficulty Value(難易度値)と呼ばれ、DifficultyOffsetオプションによって制御されます。Difficulty Offset(難易度オフセット)は、値が0.01から1.0の間の浮動小数点数であり、数値が大きいほど難易度が高くなります。ただし、難易度オフセットを0.0に設定すると、難易度値が1.0になることに注意してください。DifficultyOffsetのデフォルト値は0.2です。

特定の難易度オフセットの難易度値を計算するには、次の式を使用します

Difficulty Value = DifficultyOffset * (Official Difficulty - 0.5) + 0.5
https://ark.wiki.gg/ja/wiki/%E9%9B%A3%E6%98%93%E5%BA%A6
最大プレイ人数を変更する

最大プレイ人数は[/Script/Engine.GameSession]の項目の下にMaxPlayers=XXを追記します。

[/Script/Engine.GameSession]
MaxPlayers=16
テイム速度を早くする

テイム速度の変更するには[ServerSettings]の下にTamingSpeedMultiplier に浮動小数点数を指定することで設定可能です。

[ServerSettings]
TamingSpeedMultiplier=5.000
昼の経過速度を変更する

昼の経過速度は[ServerSettings]の下にDayTimeSpeedScaleに浮動小数点数を指定することで設定可能です。

[ServerSettings]
DayTimeSpeedScale=0.8
夜の経過速度を変更する

夜の経過速度は[ServerSettings]の下にNightTimeSpeedScaleに浮動小数点数を指定することで設定可能です。

[ServerSettings]
NightTimeSpeedScale=1.2
恐竜の攻撃力倍率を変更する

恐竜の攻撃倍率はDinoDamageMultiplierに浮動小数点数を指定することで指定可能です。

[ServerSettings]
DinoDamageMultiplier=0.8

入力が完了したら忘れずに保存してください。

他にも様々な設定項目がありますので、詳しくは公式Wikiを参照してみてください。

Game.iniの設定を変更する

ダウンロードしたGame.ini をメモ帳などのエディターツールで開いてください。

卵の孵化速度を変更する

卵の孵化速度は[/script/shootergame.shootergamemode] の下に追記したEggHatchSpeedMultiplier に浮動小数点数を指定することで指定可能です。

[/script/shootergame.shootergamemode]
EggHatchSpeedMultiplier=10.000
恐竜の赤ちゃんの成長速度を変更する

恐竜の赤ちゃんの成長速度は[/script/shootergame.shootergamemode] の下に追記したBabyMatureSpeedMultiplier に浮動小数点数を指定することで指定可能です。

合わせて、赤ちゃんの刷り込み感覚を短くしておくと良いでしょう。BabyCuddleIntervalMultiplier に浮動小数点数を指定することで指定可能です。

[/script/shootergame.shootergamemode]
BabyMatureSpeedMultiplier=100.000
BabyCuddleIntervalMultiplier=0.02

入力が完了したら忘れずに保存してください。

他にも様々な設定項目がありますので、詳しくは公式Wikiを参照してみてください。

サーバーを再起動させる

設定ファイルを編集した後は必ずサーバーを再起動させましょう。

上記の手順でConoHa for GAMEを使ってサーバーを立てた方はVPS管理画面から再起動させることができます。他のレンタルサーバーを使った場合でも基本的に管理画面から再起動させることができます。

ConoHa for GAMEの再起動ボタン
ConoHa for GAMEの再起動ボタン

レンタルサーバーに立てたARKのマップを変更する方法

ARKサーバーのマップ変更方法を解説します。

事前準備 – Tera Termのインストール

マップの変更はコマンドラインを使って行います。

SSH接続する必要がありますので、Tera Termをインストールします。普段お使いのSSH接続ツールがある方はそちらを使用していただいて問題ありません。

Tera Termのインストール方法

以下のリンクからTera Termのインストーラーをダウンロードします。

https://ja.osdn.net/projects/ttssh2/releases/74780

「teraterm-4.106.exe」をクリックしてください。
(数字はバージョンによって変わります。)

Tera Termインストーラのダウンロードリンク

ダウンロードされたファイルをダブルクリックしてください。

ダウンロードされたteratermのインストーラ

言語や各種設定はデフォルトのままで問題ありません。

インストールが完了したら、「今すぐTera Termを実行する」にチェックを入れて、「完了」をクリックしてください。

そのまま、VPSにSSH接続してしまいましょう。

「Tera Term」を起動したら「ホスト」に先ほど確認したIPアドレスを入力します。
その他の設定はデフォルトのままで問題ありません。

Tera TermのIPアドレス入力画面
Tera TermのIPアドレス入力画面
※接続できない場合

うまく接続ができない場合、SSH接続のポートが解放されていない可能性があります。

ConoHa for GAMEの「ネットワーク情報」→「セキュリティグループ」を開いて、「IPv4v6-SSH」が追加されているか確認してみてください。

続いて、「ユーザー名」に「root」「パスフレーズ」にサーバー申し込み時に設定したrootパスワードを入力してください。

Tera TermのSSH認証画面
Tera TermのSSH認証画面

無事にサーバーに接続ができると、サーバー情報が表示されます。

ARKサーバーのマップの変更する手順

一度ARKサーバーのサービスを停止します。以下のコマンドを実行してください。

systemctl stop ark-server.service
サービス停止コマンド
サービス停止コマンド

ark-server.serviceファイルのExecStart行から現在のマップ名を取得します。

ARK_MAP=`grep "ExecStart=" /etc/systemd/system/ark-server.service |awk '{print $2;}'|awk 'BEGIN{FS = "?"}{print $1}'`
マップ名の取得コマンド
マップ名の取得コマンド

設定したいマップ名をARK_NEWMAP変数に設定します。今回は「Fjordur」を設定してみます。

ARK_NEWMAP="Fjordur"
変更するマップを変数に入れるコマンド
変更するマップを変数に入れるコマンド

ark-server.serviceファイル内のマップ設定をARK_NEWMAP変数に設定した値に変更します。

sed -i -e "s/${ARK_MAP}/${ARK_NEWMAP}/g" /etc/systemd/system/ark-server.service
新しいマップを設定するコマンド
新しいマップを設定するコマンド

設定変更を読み込ませるため、サービスをリロードします。

systemctl daemon-reload
サービスのリロードコマンド
サービスのリロードコマンド

ARKサーバーのサービスを起動します。

systemctl start ark-server.service
ARKサーバーサービスの起動コマンド
ARKサーバーサービスの起動コマンド

これでマップの変更が完了しました。

ARK:Survival Evolvedのマルチプレイにおすすめのレンタルサーバー(VPS)3選

ここからはARK:Survival Evolvedのマルチプレイサーバーにおすすめなレンタルサーバーを紹介します。

どれもARK:Survival Evolvedのテンプレートが用意されていますので、初心者でも簡単にARK:Survival Evolvedのマルチプレイサーバーを立てることができます。

ConoHa for GAME

各プランの詳細情報はこちら

コストパフォーマンス
安定性
処理能力・スペック
信頼性

ConoHa for GAMEの料金・仕様

初期費用無料
月額費用493円~
ディスク容量100GB~
無料お試し期間なし

Xserver for Game

各プランの詳細情報はこちら

コストパフォーマンス
安定性
処理能力・スペック
信頼性

Xserver for Gameの料金・仕様

初期費用無料
月額費用830円~
ディスク容量50GB~
無料お試し期間なし

シン・VPS

各プランの詳細情報はこちら

コストパフォーマンス
安定性
処理能力・スペック
信頼性

シン・VPSの料金・仕様

初期費用無料
月額費用620円~
ディスク容量30GB~
無料お試し期間なし

ARKのマルチプレイサーバーの立て方に関するよくある質問

無料で非公式サーバーを立てることはできる?

記事中でも解説しましたが、ご自身のPCにARKより配布されている専用サーバーの構築パッケージをインストールすることで無料で非公式サーバーを立てることができます。

無料レンタルサーバーは今のところないようです。

非公式サーバーでPS5やXboxとクロスプレイできる?

PS4/5やSwitch、XboxとPC版とのクロスプレイはサポートされていません。

まとめ

今回はARK:Survival Evolvedのサーバーの立て方を解説しました。

リメイク版ASAがリリースされた現代でも根強い人気のあるASEですが、公式サーバーが終了してしまい非公式サーバーを求めている方も多いと思います。

ご自身で専用サーバーを立てることができれば、ワールドの設定を自由に変更することができるのでARKライフがより一層楽しくなります。

ぜひみなさんも挑戦してみてください。

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この記事を書いた人

志賀裕一のアバター 志賀裕一 サーバーチョイス 編集者

Web開発歴6年のフリーランスエンジニア。大学在学中から教育系Webメディアを運営するスタートアップにて、Webディレクターとして従事。独立からこれまでに多くのコーポレートサイトやCRM、予約システムなどのシステム開発、オウンドメディア運営を経験。20以上のレンタルサーバーの使用経験を持つ。

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