Mattermostの運用におすすめなVPS6選!選び方や必要なスペックも解説

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Slackの代替として注目を集めているのが、オープンソースのチャットツール「Mattermost」です。

Mattermostは、チームのコミュニケーションを効率化し、セキュリティやカスタマイズ性に優れているため、企業や個人での利用が増えています。

本記事では、Mattermostのインストールに最適なVPSを選ぶためのポイントや、人気のVPSサービスを紹介し、あなたのビジネスや個人利用にぴったりのVPS選びをサポートします。

目次

Mattermostとは

Mattermostの公式ページ
Mattermostの公式ページ

Mattermostは、オープンソースのチャットツールで、Slackの代替として注目を集めています。

プライベートサーバー上で運用できるため、高いセキュリティとカスタマイズ性を兼ね備えています。企業や開発チームでは、重要な情報を安全にやり取りできる点が評価されています。

また、無料版が提供されており、必要に応じて有料プランにアップグレードすることでさらに多機能なツールとして活用可能です。

主な特徴としては、以下の点が挙げられます。

オープンソース: ソースコードが公開されており、自由にカスタマイズが可能。

セキュリティ: 自社サーバーで運用することでデータの外部漏洩リスクを軽減。

多機能性: チャット、ファイル共有、通知連携、タスク管理など幅広い用途に対応。

拡張性: プラグインやAPIを通じて他のツールとの連携も可能。

特にセキュリティ重視の組織や、自社のIT環境に合わせたカスタマイズを必要とする場合に、Mattermostは理想的な選択肢となります。

Mattermostの推奨スペック

MattermostをVPSで快適に運用するためには、サーバースペックの選定が重要です。以下にMattermostの基本的なシステム要件と推奨スペックを示します。

スペック
CPU1コア以上2コア以上
メモリ4G2GB以上4GB以上
ストレージ10GB以上 (HDD可)20GB以上 (SSD推奨)
OSUbuntu、Debian Buster、CentOS 6+、CentOS 7+、RedHat Enterprise Linux 7+、Oracle Linux 6+、Oracle Linux 7+Ubuntu、Debian Buster、CentOS 6+、CentOS 7+、RedHat Enterprise Linux 7+、Oracle Linux 6+、Oracle Linux 7+
データベースMySQL、PostgreSQLMySQL、PostgreSQL


小規模チームの場合は最低スペックでも対応可能ですが、中規模以上では推奨スペックを選ぶことで安定した動作が期待できます。

特にストレージには高速なSSD、可能であればNVMe SSDを選ぶことで、データの読み書き速度を向上させることができます。

MattermostをインストールするVPSの選び方

Mattermostを快適に運用するには、適切なVPSを選ぶことが重要です。以下のポイントを基に選定すると、効率的で安定した運用が可能になります。

サーバーの安定性

Mattermostは、チャット履歴やファイル共有など、常時動作が求められるアプリケーションです。そのため、稼働率が高く(99.9%以上)、信頼性のあるサーバーを提供するVPSを選びましょう。安定した環境は長期運用のストレスを軽減します。

コストパフォーマンス

コストに見合ったスペックを提供しているかが重要です。利用用途やチーム規模に応じて、最低限必要なリソースを確保しつつ、価格とのバランスを検討してください。初期費用無料や柔軟なプラン変更が可能なVPSは魅力的です。

サーバー構築のしやすさ(Mattermostテンプレートの有無)

初心者には、Mattermost専用テンプレートやセットアップガイドを提供しているVPSが便利です。テンプレートがない場合でも、Linux環境で簡単に構築できるシンプルな管理ツールがあれば安心です。

ネットワーク帯域

快適な通信を維持するには、十分なネットワーク帯域(1Gbps以上が推奨)を持つVPSを選ぶとよいでしょう。特に多人数での利用やファイル共有を行う場合、ネットワークの品質が重要です。

サポートの充実

トラブル発生時のサポート体制は、VPS選びの重要なポイントです。24時間365日対応のサポートがあると、問題が発生した際も迅速に対応できます。日本語対応もあるとさらに安心です。

クーポンやキャンペーン、特典

新規契約時にクーポンやキャンペーンを提供しているVPSも多く、これらを活用することで初期コストを抑えることができます。また、無料期間を設けている場合、事前に試用してから選定できる点もメリットです。

最適なプランの選び方

Mattermostを運用する際は、利用目的や規模に応じたVPSプランを選択することが大切です。以下に、用途別の最適なプラン選びについて説明します。

個人用途
(1~5人程度)
ビジネス用途
(10~100人)
大規模利用
(500人以上)
CPU1コア2コア以上4コア以上
メモリ2GB4GB8GB以上
ストレージ20GB50GB100GB以上


個人用途や少人数のチームでの利用では、コストを抑えたエントリープランがおすすめで、CPU 1コア、メモリ 2GB、ストレージ 20GB程度のスペックがあれば十分対応可能です。

一方、中規模チームやビジネス用途では、CPU 2コア、メモリ 4GB以上、ストレージ 50GB以上の安定したプランが適しています。

大規模利用や多数のユーザーを抱える場合には、CPU 4コア以上、メモリ 8GB以上、ストレージ 100GB以上の高スペックプランが必要となり、スケーラビリティの高いVPSや専用サーバーの検討が必要です。

MattermostにおすすめなVPS(レンタルサーバー)

XServer VPS

Xserver VPSの公式サイト
Xserver VPSの公式サイト

高速なストレージ性能

XServer VPSは、国内最高クラスのNVMe SSDを採用し、データ読み書き速度が非常に速いです。他社の通常SSDと比較して約3~4倍の高速性能を誇り、大容量ファイルを頻繁に扱うMattermost利用者に最適です。

Mattermostのテンプレートを利用可能

XServer VPSでは、Mattermost専用のテンプレートが用意されています。このテンプレートを利用することで、複雑なサーバー構築作業を省略し、短時間でMattermostを利用開始できます。

Mattermostの環境構築に自信がない方に特におすすめのVPSです。

XServer VPSの料金プラン

プランメモリ2GBメモリ4GBメモリ8GBメモリ16GBメモリ32GBメモリ64GB
初期費用無料無料無料無料無料無料
月額1,150円2,200円4,400円9,750円22,100円44,200円
メモリ2GB4GB8GB16GB32GB64GB
CPU3コア4コア6コア8コア12コア24コア
SSD50GB100GB100GB100GB100GB100GB
1ヶ月契約の料金表

【2月10日17:00まで】月額実質415円〜!
半額キャッシュバックキャンペーン

Xserver VPSの公式サイトはこちら

さくらのVPS

さくらのVPS公式サイト
引用:さくらのVPS公式サイト

自社運営の国内データセンターによる安定性

さくらのVPSは自社運営の国内データセンターを持ち、安定した稼働率と低遅延を実現。他社の海外データセンター依存型VPSよりも信頼性が高い点が魅力です。

手頃な料金プラン

初期費用無料のプランが多く、他社に比べてコストを抑えたプランが豊富。特に個人用途やスタートアップのビジネスに適しています。

さくらのVPSの料金プラン

プランメモリ512MBメモリ1GBメモリ2GBメモリ4GBメモリ8GBメモリ16GBメモリ32GB
初期費用無料無料無料無料無料無料無料
月額616円~847円~1,672円~3,377円~6,754円~12,320円~24,640円
メモリ512MB1GB2GB4GB8GB16GB32GB
CPU1コア2コア3コア4コア6コア8コア10コア
SSD25GB50GB100GB200GB400GB800GB1600GB
1ヶ月契約の料金表

ConoHa VPS

ConoHa VPSの公式サイト

Mattermost専用テンプレートの提供

ConoHa VPSはMattermost対応のテンプレートを公式に提供しており、複雑な設定作業を省けます。他社にはない専用テンプレートは初心者にとって大きな魅力です。

柔軟な料金体系

1ヶ月単位のお得な長期割引プランに加えて、1時間単位のスポット利用も可能です。利用用途に合わせて、無駄なくお得に利用できるのが魅力的です。

ConoHa VPSの料金プラン

プランメモリ512MBメモリ1GBメモリ2GBメモリ4GBメモリ8GBメモリ16GBメモリ32GBメモリ64GB
初期費用無料無料無料無料無料無料無料無料
月額460円763円1,144円2,189円4,389円9,746円22,099円44,198円
メモリ512MB1GB2GB4GB8GB16GB32GB64GB
CPU1コア2コア3コア4コア6コア8コア12コア24コア
SSD30GB100GB100GB100GB100GB100GB100GB100GB
1ヶ月契約の料金表

KAGOYA CLOUD VPS

KAGOYA CLOUD VPSのトップページ
引用:KAGOYA CLOUD VPS公式サイト

Mattermostのテンプレートが利用できる

KAGOYA CLOUD VPSでは、Mattermostの自動構築テンプレートを提供しており、専門的な知識がなくても簡単にMattermost環境をセットアップできます。

1日単位で契約できる

KAGOYA CLOUD VPSでは、通常の月単位の契約だけでなく、1日単位で契約が可能です。コストを最小限に抑えながら、必要なリソースを最大限に活用することができるため、非常にメリットの大きいサービスです。

KAGOYA CLOUD VPSの料金プラン

プランメモリ1GBメモリ2GBメモリ4GBメモリ6GBメモリ8GBメモリ16GBメモリ32GB
初期費用無料無料無料無料無料無料無料
月額上限550円660円~1,540円~3,300円7,150円14,300円26,400円
メモリ1GB2GB4GB6GB8GB16GB32GB
CPU2コア2 or 3コア4コア6コア8コア10コア12コア
SSD25GB25~50GB80GB50~100GB100~200GB100~200GB200GB

シンVPS

シン・VPSの公式サイト
シン・VPSの公式サイト

512MBのミニマムプランもあり

シンVPSはキャンペーンを利用すれば、実質月額300円程度から利用できるプランがあり、低コストで運用を始めたい個人や小規模事業者に支持されています。他社のエントリープランと比べて圧倒的なコストパフォーマンスを実現しています。

アダルトコンテンツの運営が可能

シンVPSは規約上アダルトコンテンツの運営が可能になっています。(法令又は公序良俗に反する内容は禁止)。

Web上にコンテンツを公開しなければ、他のVPSでも問題ないかもしれませんが、心配な方は規約上許されているシンVPSにしておくのが無難かもしれません。

シンVPSの料金プラン

プランメモリ512MBメモリ1GBメモリ2GBメモリ4GBメモリ8GBメモリ16GBメモリ32GB
初期費用無料無料無料無料無料無料無料
月額900円1,150円1,850円3,600円7,200円14,400円28,800円
メモリ512MB1GB2GB4GB8GB16GB32GB
CPU1コア2コア3コア4コア6コア8コア12コア
SSD30GB100GB150GB200GB400GB800GB1.6TB

【2月28日17:00まで】実質月額298円〜!
最大64%キャッシュバックキャンペーン

シンVPSの公式サイトはこちら

WebARENA Indigo

WebARENA Indigo公式サイト
引用:WebARENA Indigo公式サイト

国内最安値クラス

WebARENA Indigoは、月額上限319円(税込)から利用可能で、国内最安値クラスの料金設定が魅力です。

初期費用や最低利用期間がなく、使った分だけの従量課金制を採用しています。

さらに、新規会員登録時にクーポンコード「indigo500」を入力すると、500円分のクレジットが付与され、実質無料でお試し利用が可能です。

大手企業運営の安心感

NTTPCコミュニケーションズは、NTTグループの一員であり、その運営するWebARENA Indigoは高い信頼性と安定性を備えています。大手企業のサポート体制により、法人利用でも安心してサービスを利用できます。

テンプレートが少ないので初心者には不向き

WebARENA Indigoでは、提供されているOSテンプレートが限られており、Mattermost専用のテンプレートは用意されていません。

そのため、サーバー構築や運用に自信がない初心者にとっては、設定や管理が難しい場合があります。専門的な知識が必要となるため、初心者には不向きと言えます。

WebARENA Indigoの料金プラン

プランメモリ768MBメモリ1GBメモリ2GBメモリ4GBメモリ8GBメモリ16GBメモリ32GB
初期費用無料無料無料無料無料無料無料
月額上限319円449円814円1,630円3,410円7,150円15,400円
メモリ768MB1GB2GB4GB8GB16GB32GB
CPU1コア1コア2コア4コア6コア6コア8コア
SSD20GB20GB40GB80GB160GB320GB640GB

Mattermostをレンタルサーバーにインストールする方法

Mattermostのテンプレートが用意されている場合、以下の手順でサーバーにインストールすることができます。

  • VPSに申し込む
  • ポートの開放設定を行う
  • Mattermostの初期設定
  • 独自ドメインの設定
  • SSLの設定
  • ファイアウォール設定

テンプレート機能を利用すれば、VPSの申込と同時にMattermostのインストールが自動で開始されるため、あとはポートの開放や独自ドメイン、SSL、ファイアウォール周りの設定するだけで利用できてしまいます。

Mattermostのテンプレートが用意されているXServer VPSを使ったMattermost環境の構築方法を以下の記事で解説しています。

興味がある方はぜひみてみてください。

MattermostにおすすめなVPSに関するよくある質問

複数ユーザーでMattermostを使用する場合のコストはどれくらい?

Mattermostのコストは、主に使用するVPSのプランと、Mattermostの利用規模によって異なります。

複数ユーザーでの使用を想定する場合、特に重要な点はサーバーのリソース(CPU、メモリ、ストレージ容量)と、帯域幅の容量です。

大規模なチームで使用する場合、より多くのリソースを必要とし、コストが高くなる傾向があります。

例えば、10〜50人規模での利用の場合、一般的なVPSプラン(2GB〜4GBのメモリ、1〜2コアのCPU)であれば、月額1,000円〜3,000円程度が目安となります。

これに加えて、SSL証明書やバックアップサービス、セキュリティ機能を追加する場合、さらにコストが増えることがあります。

小規模なチームであれば、さくらのVPSやシンVPSなどの低価格プランでも十分対応できますが、ユーザー数が増えるにつれて、より高性能なプランへのアップグレードを検討する必要があります。

VPSでのMattermostのセキュリティ対策は?

VPS上でMattermostを運用する際のセキュリティ対策は非常に重要です。以下のポイントをしっかりと対策しておくことをおすすめします。

1. ファイアウォール設定: 不正アクセスを防ぐため、VPSのファイアウォールを設定して、MattermostにアクセスできるIPアドレスを制限します。例えば、管理者用のIPアドレス以外のアクセスを制限することができます。

2. SSL/TLS証明書の設定: Mattermostの通信を暗号化するために、SSL証明書を設定します。これにより、通信内容が第三者に漏洩するリスクを低減できます。Let’s Encryptなどの無料証明書を利用することができます。

3. 定期的なアップデート: MattermostやVPSのOSに関して、セキュリティパッチやアップデートを定期的に行うことが大切です。特に脆弱性が発見された場合、すぐにアップデートを適用して、リスクを最小限に抑えましょう。

4. バックアップの実施: データの喪失に備えて、定期的にバックアップを行うことが重要です。Mattermostの設定やデータベースのバックアップを取っておけば、障害発生時に迅速に復旧できます。

5. 監視ツールの導入: サーバーに侵入がないか監視するために、監視ツール(例えば、Fail2banやLogwatch)を導入して、不正アクセスや異常な挙動を早期に発見することができます。

これらのセキュリティ対策を講じることで、Mattermostを安全に運用することができます。

まとめ

Mattermostは、Slackの代替として非常に高機能なオープンソースのチャットツールです。

企業やチームでのコミュニケーションを円滑にするために、多くの機能を提供しており、特にセキュリティやカスタマイズ性に優れています。

VPSの選び方としては、サーバーの安定性、コストパフォーマンス、サポートの充実度などを総合的に考慮する必要があります。

例えば、少人数で利用する場合は低価格プランで十分対応可能ですが、複数のユーザーが同時に使用する場合は、より多くのリソースを持つVPSを選ぶべきです。

Mattermostをレンタルサーバーで運用することで、セキュアで効率的なチームコミュニケーションを実現できます。ぜひ、用途に合わせたVPSを選定し、快適に運用していきましょう。

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この記事を書いた人

コードゲーマーのアバター コードゲーマー サーバーチョイス 編集者

Web開発歴7年のフリーランスエンジニア。大学在学中から教育系Webメディアを運営するスタートアップにて、Webディレクターとして従事。独立からこれまでに多くのコーポレートサイトやCRM、予約システムなどのシステム開発、オウンドメディア運営を経験。20以上のレンタルサーバーの使用経験を持つ。

趣味はゲーム・野球観戦で休日は友人とARKなどオンラインゲームに興じています。

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