レンタルサーバーのディスク容量はどのくらい必要?目安と大容量なレンタルサーバーも紹介

レンタルサーバーの容量ってどのくらいあればよいの??

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レンタルサーバーを契約する際、レンタルサーバーは国内にも数多くあり、プランによってもディスク容量が異なり、どれを選べば良いのか迷うこともあると思います。

今回はそんな方に向けて、Webサイトの用途に合わせてレンタルサーバーのディスク容量を選ぶ目安と各社のプランを比較して紹介します。

目次

レンタルサーバーにおけるディスク容量とは

そもそもレンタルサーバーで用意されているディスク容量とは何なのでしょうか。その容量は何に必要でどのように使われるのか説明します。

レンタルサーバーにはWebサイトの運用に使用するWebサーバー・データベースサーバーとメールの利用に使用するメールサーバーの3つのサーバーが含まれています。

レンタルサーバーの容量に含まれるデータの概念図
レンタルサーバーの容量に含まれるデータの概念図

多くの場合どれも利用すると思いますが、プランによってはメールサーバーが使えないものもあったり、メールサーバーのみレンタルできるプランもあります。

サーバーの種類役割
WebサーバーWebサイトのファイル(HTML、CSS、JavaScript、画像、動画など)を保存。
データベースサーバーユーザー情報や商品の在庫データ、ブログの投稿内容など、サイトの動的なデータを保存。
メールサーバーユーザーが保有するメールデータを保存
レンタルサーバーが提供するサーバーの種類

レンタルサーバーのディスク容量はこの3つのサーバーに保存されるデータの合計値を表すことが一般的です。

ただ、レンタルサーバーによっては、Webサーバーとデータベースサーバー、メールサーバーそれぞれに使える容量が決まっている場合もあります。

ディスク容量のSSDとHDDの違い

ディスク容量とは、すなわちストレージの容量のことですが、ストレージには主にSSDとHHDの2つのタイプが存在します。

かつてはHDDが主流でしたが、近年では多くのレンタルサーバーがSSDを採用しています。それぞれの違いについて解説します。

SSD

SSD(ソリッドステートドライブ)は、従来のHDD(ハードディスクドライブ)とは異なり、データの読み書きに半導体メモリを使用しているため、データ処理の速度が飛躍的に向上し、Webサイトの読み込みが非常に速くなっています

また、耐久性や耐衝撃性にも優れているため、サーバー自体の信頼性も高くなります。

ただ、HDDと比べて価格が高い点がデメリットで、同じ容量のデータを保存する場合、SSDはHDDよりもコストがかかります。

HDD

HDD(ハードディスクドライブ)は、磁気ディスクを回転させ、その上にデータを読み書きする機械的なアームを使って動作します。

物理的に情報を書き込むため、SSDと比べると読み書き速度は遅いですが、コストパフォーマンスに優れ、大容量のデータを安価に保存できるという大きなメリットがあります。

ただ、可動部品が多いため、物理的な衝撃に弱く、故障のリスクがSSDより高い点がデメリットです。

レンタルサーバーに必要な容量の目安は?

レンタルサーバーに必要なディスク容量は用途によって異なります。

Webサイトで使用するデータ容量の目安

Webサイト1ページあたりで使用するデータ容量の目安は以下の通りです。

解像度やデータ形式によりますが、画像1枚あたりは1MB程度と見積もって、1ページ(画像2枚と4000文字程度)あたりに必要なデータ容量は2.5MB程度となります。

データ容量
画像1枚あたりのデータ容量1MB程度
1ページあたりのデータ容量(4000文字程度)2.5MB程度
Webサイトで使用するデータ容量の目安

上記にサイト全体の構成に必要なデータを合わせた合計が、Webサイトに必要なディスク容量の目安となります。

以下では、ペライチサイト、個人ブログサイト、中規模サイト、大規模サイトのWebサイト規模別に必要な容量を紹介していきます。

ペラサイト(1~5ページ)

1~5ページのLPのようなWebサイトであれば、1GBもあれば十分運用可能です。

WordPressなどのCMSツールを導入しても安心して運用できます。

あくまで1サイトあたりなので、複数のペラサイトを運用する場合はそれに応じて容量を計算してみてください。

おおよそ100サイトで50GBほどと言われています。

個人ブログ・小規模事業サイト(ホームページ)(10~100ページ)

個人ブログや小規模事業用のWebサイトの大半は10~100ページほどです。

このくらいの規模だとWordPressなどのCMSツールを導入して管理している方も多いと思います。

数GBあれば十分ですが、事業用途など少し余裕を持って運用したい方は10GBほど確保しておけば安心でしょう。

中規模サイト(10~999ページ)

1000ページ未満の中規模サイトになってくると、事業用途の方も多いと思いますので、メール領域のディスクスペースを多めに確保する必要があります。

100MBのメールボックスが社員数50名分あるとするとそれだけで0.1GB×50=5GB必要です。

たまったメールをそのままにしておくと、どんどんメールサーバーの容量を圧迫してくるので、こまめに削除するかメールサーバーに残さない設定するなどして節約するとよいかもしれません。

上記のことを踏まえても数十GBのディスク容量を確保しておくべきだと思います。

ただ、エックスサーバーなど大手のレンタルサーバーではスタンダードなベーシックプランでも数十GB以上のディスク容量が提供されていますので、金銭的な負担はそれほどないかと思います。

大規模サイト(1000ページ以上)

Webサイトのファイル数が多く、使用されている画像や動画などのメディアファイルがたくさんある場合は100GB以上のプランを選ぶべきでしょう。

中規模事業ようと同じくメール領域もしっかりと確保して、安定的に運用できるだけのディスク容量が必要です。

各レンタルサーバー会社には法人プランも用意されているので、そう言ったプランの契約を検討しても良いと思います。

レンタルサーバー各社のサーバー容量比較

各レンタルサーバー会社が提供しているプラン別のディスク容量を比較していきます。ご自身に合ったプラン選びの参考にしてみてください。

提供会社プラン初期費用月額費用ディスク容量
エックスサーバースタンダード0円990円300GB
プレミアム0円1,980円400GB
ビジネス0円3,960円500GB
エックスサーバービジネススタンダード19,800円3,762円700GB
プレミアム19,800円7,524円800GB
エンタープライズ19,800円11,286円900GB
エントリー55,000円19,800円1TB
ミドル55,000円39,600円2TB
ハイエンド55,000円79,200円4TB
ALBENET レンタルサーバーライト無料830円~300GB
スタンダード無料1,320円~400GB
プレミアム無料3,170円~500GB
ロリポップ!エコノミー無料99円〜120GB
ライト無料220円〜350GB
スタンダード無料550円〜450GB
ハイスピード無料2,200円〜700GB
エンタープライズ無料2,200円〜1.2TB
さくらのレンタルサーバライト無料121円〜100GB
スタンダード無料500円〜300GB
ビジネス無料1980円〜600GB
ビジネスプロ無料3,850円〜900GB
ConoHa WINGベーシック無料660円〜300GB
スタンダード無料2,118円〜400GB
プレミアム無料4,235円〜500GB
ヘテムル無料1,100円〜600GB
コアサーバーCORE-X1,650円390円〜500GB
CORE-Y1,650円690円〜700GB
CORE-Z1,650円1,990円〜1000GB
スターサーバーエコノミー1,650円138円〜20GB
ライト1,650円220円〜160GB
スタンダード1,650円440円〜200GB
ハイスピード0円550円〜320GB
エンタープライズ5,500円2,090円〜500GB
お名前.com無料891円〜600GB
wpX SpeedW1無料2.2円/時200GB
W2無料4.4円/時300GB
W3無料8.8円/時400GB
W4無料17.6円/時500GB
W5無料46.2円/時700GB
W6無料77円/時1TB
W7無料123.2円/時1TB
レンタルサーバー各社のサーバー容量比較

容量無制限のレンタルサーバー一覧

あまり一般的ではありませんが、国内でも容量が無制限に使えるプランが提供されているレンタルサーバーがあります。

レンタルサーバープラン初期費用月額費用ストレージタイプディスク容量
レンタルサーバーGIGAディスク容量無制限プラン無料980円SSD無制限
MUGENSSDプラン1,050円480円SSD無制限
容量無制限のレンタルサーバー一覧

主に上記2つのサーバーがディスク容量無制限プランを提供しています。どちらもセブンアーチザン株式会社の提供するレンタルサーバーです。

小規模な事業者となるため、信頼性の面では注意が必要かもしれません。

信頼性を担保したい方は以下の1TB以上の大容量なレンタルサーバーにすることをおすすめします。

1TB以上の大容量なレンタルサーバー一覧

1TB以上の大容量プランを提供しているレンタルサーバーを紹介します。

レンタルサーバープラン初期費用月額費用ストレージタイプディスク容量
エックスサーバー ビジネスディスク容量無制限プラン無料980円SSD無制限
SSDプラン1,050円480円SSD無制限
シンレンタルサーバースタンダード無料1,540円~SSD1TB
プレミアム3,080円~1.2TB
ビジネス・スタンダード2,629円~1TB
ビジネス・プレミアム5,566円~1.2TB
ロリポップ!エンタープライズ無料2,200円~SSD480〜2880GB
カラフルボックスBOX3無料
(3ヶ月以上の契約の場合)
814円~SSD1.1TB
BOX41,089円~1.2TB
BOX51,639円~1.3TB
BOX62,739円~1.4TB
BOX73,839円~1.5TB
BOX87,689円~1.6TB
CPI マネージド専用サーバーCHM-22Z132,000円52,910円~SSD480〜2880GB
CHM-23Z154,000円81,510円~480〜2880GB
さくらのマネージドサーバミディアム17,600円13,544円~SSD1TB
ラージ17,600円25,661円~2TB
1TB以上の大容量なレンタルサーバー一覧

データベースが無制限は本当の意味で”無制限ではない”

データベースが無制限と表記されているレンタルサーバーもありますが、これはほとんどの場合、データベースの作成数が無制限であり、1つあたりのデータベースの容量は上限が決まっています。

多くのWebサイトでは1つのサイトに1つのデータベースを使用することになりますので、実質的には上限が決まっています。

データベースが無制限と聞くと、無限にデータベースにデータを保存できるかと勘違いしてしまう方もいると思いますので、注意が必要です。

データベースの作成数が無制限なレンタルサーバー

データベースの作成数が無制限のレンタルサーバーです。

データベースあたりの容量はサーバーによって異なりますので、確認してみてください。

レンタルサーバー初期費用月額費用データベースタイプデータベース作成数データベース容量
エックスサーバー無料990円~MySQL/MariaDB/SQLite無制限5GB
シンレンタルサーバー無料539円~MySQL/MariaDB/SQLite無制限5GB
ロリポップ!無料550円~MySQL/SQLite無制限
(ハイスピード・エンタープライズプランのみ)
500MB
カラフルボックス無料528円~MySQL/MariaDB無制限無制限
(SSD容量の範囲内)
ConoHa WING無料660円~MySQL無制限5GB
さくらのマネージドサーバ17,600円7,485円~MySQL無制限無制限
(5,000テーブルまで)
mixhost無料968円~MySQL無制限無制限
(SSD容量の範囲内)
ラッコサーバー無料330円~MySQL/MariaDB無制限無制限
(SSD容量の範囲内)
お名前.com レンタルサーバー無料891円~25,661円~無制限5GB
データベースの作成数が無制限なレンタルサーバー

メールサーバーが大容量なレンタルサーバー一覧

一般的にはディスク容量として表記されている容量はWebとメールで使われるデータの合算なので、「ディスク容量が大きい = メールサーバーが大容量」と捉えて問題ありません。

レンタルサーバープラン初期費用月額費用ストレージタイプディスク容量
エックスサーバー ビジネスディスク容量無制限プラン無料980円SSD無制限
SSDプラン1,050円480円SSD無制限
シンレンタルサーバースタンダード無料1,540円~SSD1TB
プレミアム3,080円~1.2TB
ビジネス・スタンダード2,629円~1TB
ビジネス・プレミアム5,566円~1.2TB
ロリポップ!エンタープライズ無料2,200円~SSD480〜2880GB
カラフルボックスBOX3無料
(3ヶ月以上の契約の場合)
814円~SSD1.1TB
BOX41,089円~1.2TB
BOX51,639円~1.3TB
BOX62,739円~1.4TB
BOX73,839円~1.5TB
BOX87,689円~1.6TB
CPI マネージド専用サーバーCHM-22Z132,000円52,910円~SSD480〜2880GB
CHM-23Z154,000円81,510円~480〜2880GB
さくらのマネージドサーバミディアム17,600円13,544円~SSD1TB
ラージ17,600円25,661円~2TB
1TB以上の大容量なレンタルサーバー一覧

ただ、社員が増えれば触れるほどメールアドレスも増え、メールサーバーの容量も必要とされます。後からサーバーの増設が可能な、マネージドサーバーやVPS、クラウドサーバーを検討するのも良いでしょう。

スクロールできます
レンタルサーバープラン初期費用月額費用ストレージタイプディスク容量ストレージ増設
CPI マネージド専用サーバーCHM-21Z101,200円38,610円~SSD480GB
CHM-22Z132,000円52,910円~480GB480GB 増設:176,000円
960GB 増設:264,000円
2400 増設:264,000円
CHM-23Z154,000円81,510円~480GB
WADAX 専用サーバーマネージドSSD1110,000円47,263円~SSD960GB
マネージドSSD2132,000円49,280円~960GB60GB 増設:330,000円(初期費用)
マネージドSSD3154,000円53,313円~960GB
ストレージ増設可能なマネージド専用サーバー一覧

まとめ

今回はレンタルサーバーのディスク容量について解説しました。

近年ではどのレンタルサーバーも豊富なディスク容量を持ったサーバーが多く、ディスク容量が決め手となるケースは以前ほど減ったかもしれません。

ただ、画像や動画などのコンテンツを多く提供する場合や事業用のサーバーでは、ディスク容量は大きなポイントとなります。

今回の記事がみなさんのサーバー選びの参考になればと思います。

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この記事を書いた人

コードゲーマーのアバター コードゲーマー サーバーチョイス 編集者

Web開発歴7年のフリーランスエンジニア。大学在学中から教育系Webメディアを運営するスタートアップにて、Webディレクターとして従事。独立からこれまでに多くのコーポレートサイトやCRM、予約システムなどのシステム開発、オウンドメディア運営を経験。20以上のレンタルサーバーの使用経験を持つ。

趣味はゲーム・野球観戦で休日は友人とARKなどオンラインゲームに興じています。

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