レンタルサーバーのSSDとは?HDDとの違いを比較して解説

レンタルサーバーを検討する際に、ストレージにSSD搭載とアピールされているサーバー を目にしたことがあると思います。

ただ、そのSSDとは一体何なのか、従来のストレージはHDDが主流ですが、HDDとの違いは何なのかあまりよくわからないという方もいるのではないでしょうか。

今回はそのSSDについて解説しますので、レンタルサーバーを契約する際の検討材料にしていただければと思います。

SSDとは?

PCやサーバーを動かす際にストレージと呼ばれる記憶装置が必要になります。データ保存のキャパシティやデータの処理速度は、このストレージの性能によって大きく変わってきます。

従来は円盤型のHDD(ハード・ディスク・ドライブ)がストレージとして多くのレンタルサーバーに採用されていました。

しかし、近年の技術の発達により、円盤型のHDDではなく、より高速にデータの読み書きができる半導体素子メモリーチップを使ったSSD(ソリッド・ステート・ドライブ)が徐々に採用されてきています。

SSD

SSD

HDD

HDD

SSDは内蔵ディスクが無いため、HDDのように内蔵ディスクを高速回転させることはありません。それにより、ディスク駆動によるデータの処理の遅延がなく、発熱も抑えることができます。

さらに、SSDのメモリーチップはHDDの内蔵ディスクよりも小さくて軽いかつ、衝撃にも強いものになっています。

SSDとHDDの違い

SSDとHDDの違いを整理します。

データ処理の速度の違い

先述したとおり、データ保存と処理の方法が違うため、SSDの方が圧倒的に処理速度が速くなっています。

エックスサーバー株式会社のリリースによると、従来のモデルよりも処理速度が48倍以上になっているそうです。

従来のHDD環境と比較してディスクの読み込み速度が48倍以上(※2)に向上しており、データの読み書きによるボトルネックが大幅に改善された、非常に高速かつ安定したサーバー環境が利用可能です。

https://www.xserver.ne.jp/news_detail.php?view_id=3465

容量と価格の違い

処理速度が圧倒的に速いSSDですが、容量の面ではHDDの方がまだまだ優秀です。

SSDも徐々に、技術の進化に比例して積める容量が増えていますが、HDDも数年のうちにかなり大容量になりました。

同じ容量のSSD、HDDストレージを比較した場合、SSDの方が高価な分コストがかかってきます。

ハードウェアの強度の違い

円盤型の内蔵ストレージは衝撃に弱いという弱点があります。円盤と針で物理的に情報を読み書きをするため、どうしても衝撃には弱くなってしまいます。

一方、SSDはチップ上の電気信号で情報を処理するため、衝撃に強い構造となっています。

レンタルサーバーはそのホスティング会社がサーバーを管理していますが、SSD採用の場合、より安心して運用することができます。

SSDとHDD比較表

SSD採用のレンタルサーバーは、HDD採用のレンタルサーバーよりも概ね優れていますが、コスト面など検討しなければならない面もあります。

以下にSSDとHDDの比較表を作成しましたので、参考にしてみてください。

SSD搭載レンタルサーバー HDD搭載レンタルサーバー
容量 HDDに比べるとやや劣る。ただ、そこまでコストをかけずに、運営上問題ない容量を確保できるレンタルサーバーもある。 低コストで大容量を確保可能。
価格 HDDに比べると高価なため、価格も高め。 データ容量当たりの価格がSSDに比べて安価。
処理速度 高速でデータ処理が可能で、Webサイトの表示速度も向上。 磁気ディスクや磁気ヘッドの起動に時間がかかり、SSDに比べるとやや遅い。
ハードウェア耐久性 耐震衝撃に強い 磁気ディスクや磁気ヘッドに衝撃を与えるとデータが破損する可能性がある。
電力消費 消費電力が少なく、発熱も少ないため、エネルギー効率が良い。 発熱量が多く、冷却するための電力も必要となる。
重量 メモリーチップなので軽量で小さい。 SSDに比べるとやや大きく重量もある。

SSD搭載のレンタルサーバーのメリットとデメリット

上記でSSDとHDDの違いを整理しましたが、実際にWebサイトを運用していく上でどんなメリット・デメリットがあるのか説明していきます。

SSD搭載サーバーのメリット

処理速度向上でSEOに好影響

データ処理の高速化により、Webサイトの表示速度の向上が期待できます。Google Search Consoleにもページのレンダリングにかかる時間を主な指標と取り上げており、SEOにも好影響です。

特にサーバーで処理を行う検索サイトやWordPressを使用したブログなどで効果が高いと思います。

障害に強い運用が可能

耐震性が高いメモリーチップ型のSSDは障害に強い運用が可能です。

ユーザーが直接体感することはないですが、ホスティング会社が管理しているサーバーのデータセンターが何らかの災害にあった際など、サーバーが落ちにくい設定になります。

SSD搭載サーバーのデメリット

大容量にするとコストがかかる

200GB~で900円/月~で提供しているエックスサーバーや250GB~で900円/月~のConoha WINGなどかなりコストパフォーマンスが良いレンタルサーバーが出てきましたが、HDDに比べるとまだまだデータ容量あたりの料金が高めです。

ただ、格段に上がるということでもないため、コスト面のデメリットを補って余りあるメリットはあ流と思います。

WordPress利用者はSSD搭載サーバーがおすすめ

SSDストレージのメリットとデメリットを紹介しましたが、コスト面を気にする方もいるのではないでしょうか。

しかし、WordPressを使用している方なら、断然SSDストレージがおすすめです。WordPressはサーバーでプログラムの処理を行うPHP言語で動いているため、サーバーの性能がページの表示速度に影響しやすい設計になっています。

特にブログやポータルサイトなど自然検索の流入を見込んでいるかたは、ユーザビリティの向上によるSEO効果が期待できるため、十分にSSDにかけるコストをペイできるでしょう。

オールSSD搭載のレンタルサーバー

データベースサーバー、WEBサーバー、メールサーバーすべてにSSDを搭載しているレンタルサーバーを紹介します。

エックスサーバー

エックスサーバーのホームページ

低価格、高性能でコストパフォーマンスならトップクラスのエックスサーバーは、全てのサーバーにSSDを搭載し、200GB~の容量を900円/月~から提供しています。

サーバー稼働率が99.99%以上と安定感もあり、これまでの実績もあるため安心のレンタルサーバーです。

エックスサーバーの公式サイト

ConoHa WING

Conoha WINGのホームページ

WordPressユーザーから圧倒的人気のConoHa WIngはもちろんストレージも全てSSD搭載です。

数あるレンタルサーバーの中でも処理速度が国内トップクラスで、SEOの意識したいユーザーに特におすすめのレンタルサーバーです。

コスト面も独自プランの「WINGパック料金」やキャンペーンなどうまく利用すれば、250GB~の容量を800円/月~から契約することができます。

ConoHa WINGの公式サイト

ロリポップ!(ハイスピードプラン、エンタープライズプラン)

ロリポップ!のホームページ

ロリポップ!はハイスピードプランとエンタープライズプランのみオールSSDで提供されています。

どちらのプランも個人向けではなく、どちらかといえば法人向けプランかSEOにこだわりたい方に向けたプランです。

200GBの容量で1000円/月~とコストパフォーマンスは最高です。第4世代のWebサーバーと言われる「LiteSpeed」を採用しており、さらに高速にWebサイトを表示することができます。

ロリポップ!の公式サイト

heteml(ヘテムル)

hetemlのホームページ

ロリポップ!と同じGMOが運営しているhetemlは、格安レンタルサーバーのロリポップ!よりもグレードが高いレンタルサーバーです。

レンタルサーバーの安定性や性能にこだわりたい方におすすめです。

hetemlの公式サイト

mixhost

mixhostのホームページ

ブロガーやアフィリエイターに人気のmixhostもオールSSDストレージを提供しています。

共有サーバーでありながら、独自のサーバーリソースの切り分け技術で、他のユーザーからの影響を受けない高セキュリティなレンタルサーバーです。

第4世代のWebサーバー「LiteSpeed」を採用しており、Webサイトも高速で表示することができます。

mixhostの公式サイト

データベースにSSDを採用しているレンタルサーバー

オールSSDではありませんが、データベースサーバーにSSDを採用しているレンタルサーバーを紹介します。

メールはあまり使用しないので、Webサイトの表示速度にいちばん影響するデータベースサーバーのみSSDにし、その分のコストを削減したいという方におすすめです。

KAGOYA

KAGOYAのホームページ

KAGOYAの共用レンタルサーバーは、データベースサーバーとWebサーバーにSSDが採用されています。

Webサイト運用では、表示スピードの向上などSSDのメリットを受けることができます。

また、10GBまで無料で定期自動バックアップが利用できるので、万が一の際に安心して運用することができます。

KAGOYAの公式サイト

WADAX

WADAXのホームページ

WADAXの共用レンタルサーバーはHDDとSSDの両方を使用するハイブリッド型のサーバー運用をしています。データベースやメールなどアクセス頻度が高く、高速な処理が必要な場合にSSDが力を発揮します。

ストレージの切り替えはサーバーが自動的に行うため、ユーザーは違和感なくWebサイトやメールを運用することができます。

WADAXの公式サイト

wpXスピード

wpXスピードのホームページ

エックスサーバーが提供している「wpXスピード」はWordPressに特化した高速クラウド型レンタルサーバーです。

次世代接続インターフェースの「NVMe」を採用しており、従来の「SATA」よりも16倍の表示速度になっています。

WordPressを運用している方で共用サーバーでは物足りないという方におすすめです。

wpXスピードの公式サイト

JETBOY

JETBOYのホームページ

JETBOYは教養レンタルサーバーとクラウドサーバーの良いとこ取りをしたレンタルサーバーです。

「ミニSSD」プランでは、290円/月から高速SSDサーバーを利用可能で、サイト規模に合わせてCPUやメモリを拡張してくれます。

クラウド型サーバーでSSDのメリットを受けたいという方におすすめです。

JETBOYの公式サイト

制作費用参考表

想定費用 想定納期
コーポレートサイト 10万円〜 1ヶ月〜
メディアサイト 10万円〜 1ヶ月〜
WordPressテンプレートプラン 5万円〜 3週間〜
ランディングページ 5万円〜 1ヶ月〜
保守運用 1万円〜 -
SEOコンサルティング 1万円〜 最低契約期間3ヶ月
その他サイト不具合等のご相談 応相談