Xserver VPSでRustのマルチプレイ用プライベートサーバーをさくっと立てる方法

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VTuberやストリーマーの間で人気のオープンワールド型サバイバルゲームの「RUST」はPvE対戦の他、同じサーバーに参加したプレイヤー同士争うマルチプレイ(PvPモード)も魅力の1つです。

マルチプレイをする方法はさまざまありますが、限られたプレイヤー同士で楽しむにはプライベートサーバーを立てる必要があります。

今回はそのプライベートサーバーを「Xserver for Game(Xserver VPS)」で立てる方法を紹介していきます。

目次

VTuber・ストリーマーの間で人気のサバイバルゲーム「Rust」とは

VTuberやストリーマーの間で盛り上がりを見せている「RUST」は、PC(Steam)やPS4、PS5、Xboxなどで遊べるマルチプレイ型のサバイバルゲームです。

同じマルチプレイ型のサバイバルゲームの「ARK」と似ていますが、「ARK」よりも現代的な世界観となっています。

サバイバルゲームなので、狩りやクラフトしながら拠点を拡大しながら、最大100人のプレイヤーが参加する同サーバーのプレイヤーからの襲撃から身を守っていきます。

Rustの唯一の目的は、生き残ることです。

そのためには、空腹や喉の渇き、寒さを乗り越えなければなりません。火を起こすのです。家を建て、動物を殺し肉を得ましょう。他のプレイヤーから自らを守り、彼らを殺して食料としましょう。プレイヤー同士で同盟を組み、町を作るのです。

生き残るためには、手段を選んではいられません。

Steam:Rust

RustのマルチプレイサーバーにXserver VPSをおすすめする理由

Xserver for Game(Xserver VPS)がRustのマルチプレイサーバーの構築におすすめな理由をまとめました。

Rustサーバー用のアプリイメージが提供されている

Xserver VPSのゲームイメージ

Rustのマルチプレイサーバーを立てる作業は、慣れていない方にとってはなかなか難しく、専門的な知識が必要と感じている方が多いと思います。

Xserver for Game(Xserver VPS)には面倒な構築作業を省略し、簡単な操作だけでマルチプレイ用プライベートサーバーを立てることができるテンプレートイメージが用意されています。

VPSの申し込み時に、合わせてRustのテンプレートイメージも選択してしまえば、申し込みと同時にサーバー構築を済ませることができます。

コスパが良い

Xserver for Gameのプラン一覧
Xserver for Gameのプラン一覧

ゲーム用サーバーとして契約する場合、ある程度のスペックが必要となりますので、コストが高くなりがちです。

Xserver for Game(Xserver VPS)は初期費用が無料で月額料金も比較的安価に設定されています。

Rustのマルチサーバーの構築に必要な最低スペックであるメモリ4GBのプランでは、月額1,500円前後で利用できます。

レンタルサーバーでの実績が豊富

Xserver for Gameの公式サイト
Xserver for Gameの公式サイト

Xserver for Game(Xserver VPS)は2023年4月にサービスが開始された新しいVPSですが、運営元のエックスサーバー株式会社は、レンタルサーバーでは国内シェアNo.1の大手です。

これまで20年近くのサーバー運用経験がありますので、信頼性は問題ないでしょう。

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Xserver for Gameのお申し込みはこちら

Xserver VPSのRustマルチサーバー対応プラン

現在、Xserver for Game(Xserver VPS)で提供されているRustイメージが利用できるプランを表にしてみました。

メモリ2GBプランではRustイメージが利用できませんので注意してください。

推奨スペックはメモリ8GBとなっています。

プラン4GB8GB16GB32GB64GB
月額1,700円3.201円7,200円18,500円38,000円
CPU4コア6コア8コア12コア24コア
SSD100GB100GB100GB100GB100GB

Xserver VPSでRustマルチサーバーを立てる手順

それでは、さっそくXserver for Game(Xserver VPS)を使用してRustのマルチサーバーを立てていきます。

Xserver for Game(Xserver VPS)に申し込む

まずは、Xserver for Game(Xserver VPS)の公式サイトから申し込み手続きをします。

公式サイトの「今すぐお申し込み」をクリックしてください。

Xserver for Gameの「今すぐ」お申し込みボタン
Xserver for Gameの「今すぐ」お申し込みボタン

すでにXserverアカウントを持っている方は「ログイン」初めて申し込む方は「すぐにスタート!新規お申込み」をクリックしてください。

Xserver for Gameの「すぐにスタート!新規お申込み」ボタン
Xserver for Gameの「すぐにスタート!新規お申込み」ボタン

申し込みフォームが表示されます。

お客様情報を入力する

Xserverアカウントを作成するために、お客様情報を入力します。

必要項目を入力しましょう。

Xserver for Gameのお客様情報入力画面
Xserver for Gameのお客様情報入力画面

入力が完了したら、「次へ進む」をクリックしてください。

続いて、本人認証のために確認コードがメールで送られます。

メールに届いた確認コード

メールを確認して、コードを入力しましょう。

Xserver for Gameの確認コードの入力画面
Xserver for Gameの確認コードの入力画面

最後に入力内容を確認して、問題がなければ「この内容で登録しサーバー申し込みへ進む」をクリックします。

Xserver for Gameのアカウント情報入力確認画面
Xserver for Gameのアカウント情報入力確認画面

これでXserverアカウントの作成は完了です。

お申し込み内容を入力する

続いて、VPSの申し込みをします。必要項目を入力していていきます。

Rustイメージは2GBプランではインストールできませんので、4GB以上のプランを選択してください。

「イメージタイプ」に「Rust」を選択します。

rootパスワードは後ほど必要になりますので、忘れないようにどこかに控えておきましょう。

Xserver for GameのRUSTイメージ申込画面
Xserver for GameのRUSTイメージ申込画面

入力が完了したら、「お申し込み内容を確認する」をクリックしてください。

確認画面で申し込み内容を確認します。

Rustイメージの申し込み確認画面
Rustイメージの申し込み確認画面

問題がなければ、「お支払いへ進む」をクリックしてください。

お支払い情報を入力する

支払い設定を行います。

「クレジットカード」か「Paidy」を利用して「コンビニ振り込み」か「銀行振込」が行えます。

「クレジットカード」でお支払いの方が、更新時の支払い忘れが防止できるので、個人的にはおすすめです。

クレジットカードの情報を入力して、「決済画面へ進む」をクリックします。

Xserver for Gameの支払い方法の設定画面
Xserver for Gameの支払い方法の設定画面

設定内容を確認して、問題がなければ「確認画面へ進む」をクリックしてください。

Xserver for Gameのクレジットカード入力画面
Xserver for Gameのクレジットカード入力画面

内容を確認して、問題がなければ「支払いをする」をクリックしてください。

支払い方法の確認画面
支払い方法の確認画面

サーバーから「IPアドレス」を確認する

サーバーのセットアップが完了しましたので、Rustからサーバーに接続するためのIPアドレスを確認します。

「コンソール」をクリックします。

コンソールボタン
コンソールボタン

rootユーザーでログインするので、「login:」に「root」と入力し、「password:」に先ほど設定したrootパスワードを入力します。

コンソールのログイン情報入力

※コンソールでのパスワード入力時は、入力しているテキストが表示されませんが、入力自体はできていますので、安心してください。

ログインが成功すると、「Server IP Address:」が表示されます。

IPアドレスが表示されたコンソール画面

IPアドレスはRustからサーバーに接続するために必要になりますので、どこかにメモしておきましょう。

RustからXserver VPSに接続する

Xserver VPSに立てたサーバーにRustから接続してみます。

Steamからサーバーを追加する

Steamを開いてください。

上部メニューにある「表示」→「サーバー」をクリックしてください。

Rustのサーバー登録ボタン

「お気に入り」タグを開き、「サーバーを追加」をクリックしてください。

お気に入りサーバー追加画面

Xserver VPSに立てたサーバーをお気に入りに登録します。

先ほどコンソールで確認したIPアドレスにポート番号「29015」を入力して、「このアドレスをお気に入りに追加」をクリックしてください。

お気に入りサーバーのIPアドレス入力画面

正常に登録されると、リストにサーバーが表示されます。

Rustからプライベートサーバーにログインしてみる

これで、Rustからプライベートサーバーにログインができます。
早速ログインしてみましょう。

SteamからRustを起動してください。

Rustの起動ボタン

「PLAY GAME」をクリックしてください。

RustのPLAY GAMEボタン

「Favorited」→「登録したサーバー名」をクリックしてください。

お気に入りサーバーの選択画面

「JOIN SERVER」をクリックしてください。

サーバー入室画面

これでRustからマルチサーバーにログインできました。

Rustのスタート画面

フレンドを招待するには?

フレンドを招待する際は、立てたサーバーの「IPアドレス」を共有しましょう。

フレンドにも立てたサーバーをお気に入り登録しておいてもらうと、今後のログインがスムーズになります。

Rustからマルチサーバーに接続できない場合

入力したIPアドレスに間違いがないか確認する

ログインするサーバーのIPに間違いがあるとログインできません。

入力ミスがないか再度確認してみてください。

サーバーが起動状態になっているか確認する

サーバーが起動状態になっていないとログインできません。

Xserver VPSの「VPSパネル」にログインして、「稼働中」となっているか確認してみましょう。

サーバーの起動中マーク
サーバーの起動中マーク

ポートのアクセス許可を確認する

Xserver for Game(Xserver VPS)では、アプリテンプレートでインストールした場合、ポートの解放設定はデフォルトで各アプリケーションの推奨設定にされています。

基本的にはデフォルト設定のままで問題ありませんが、上記2点を確認しても接続できない場合は、念のためポートの解放設定を見てみましょう。

Xserver VPSの「ゲームサーバー管理」の「パケットフィルター設定」を開いて、「ONにする(推奨)」になっているか変更してみましょう。

パケットフィルター設定
パケットフィルター設定

Rustでは、TCP/UDPの28015-28016番ポートを開放しておく必要があります。

「パケットフィルター設定を追加する」をクリックして、カスタムフィルタールールを設定してみてください。

Rustプライベートサーバーの設定を変更する方法

Rustサーバーの環境設定を変更する方法を紹介します。

Xserver VPSのコンソールかご自身でお使いのコマンドラインツールでSSH接続してください。

コンソールのログイン情報入力
コンソールのログイン情報入力

マップデータのワイプ(リセット)手順

マップデータをワイプする方法を紹介します。

Rustサーバーを停止

下記コマンドを実行してください。

systemctl stop rust-server.service

マップデータを削除

rm -f /home/steam/rust_server/server/RustServer/{*.map,*.sav,*.sav.*}

Rustサーバーを起動

systemctl start rust-server.service

これでマップデータのワイプは完了です。

ブループリントのワイプ(リセット)手順

ブループリントをワイプする方法を紹介します。

Rustサーバーを停止

下記コマンドを実行してください。

systemctl stop rust-server.service

ブループリントのデータを削除

rm -f /home/steam/rust_server/server/RustServer/{*.map,*.sav,*.sav.*}

Rustサーバーを起動

systemctl start rust-server.service

これでブループリントのデータのワイプは完了です。

マップタイプの変更

マップを変更する方法を紹介します。

Xserver VPSで利用できるマップタイプ名は以下です。

マップタイプ名
Procedural Map
Barren
CraggyIsland
HapisIsland
SavasIsland
SavasIsland_koth

Rustサーバーを停止

環境設定の変更はサーバーを停止してから行います。

下記コマンドでRustサーバーを停止します。

systemctl stop rust-server.service

マップデータを削除

マップタイプを変更する前に現状のマップデータを削除します。

rm -f /home/steam/rust_server/server/RustServer/{*.map,*.sav,*.sav.*}

Rustサーバーの設定ファイルを開く

下記コマンドでRustサーバーの設定ファイルを開きます。

vi /etc/systemd/system/rust-server.service

キーボードの「i」を打ち込んで編集モードにします。

12行目:「ExecStart=/home/steam ~」から始まる行の末尾に「+server.level “[マップタイプ名]”」を追記してください。

マップ変更設定

上記の例では、「CraggyIsland」を設定しています。

キーボードの「esc」を打ち込んで、続けて「:wq」を入力して設定ファイルを保存します。

設定を再読み込みする

変更した設定ファイルを再読み込みします。

下記コマンドを1行ずつ入力してください。

systemctl daemon-reload
systemctl start rust-server.service

これで変更は完了です。

マップのサイズ・シード値変更

マップのサイズとシードの設定を変更する方法を紹介します。

マップシードとサイズを決める際は下記のサイトが便利です。

好きなシード値とサイズの一覧で出来上がりを確認することが可能です。

Rust Mapsの画面

マップデータを停止する

環境設定の変更はサーバーを停止してから行います。

下記コマンドでRustサーバーを停止します。

systemctl stop rust-server.service

マップデータを削除する

マップシードとサイズを変更する前に現状のマップデータを削除します。

rm -f /home/steam/rust_server/server/RustServer/{*.map,*.sav,*.sav.*}

Rustサーバーの設定ファイルを開く

下記コマンドでRustサーバーの設定ファイルを開きます。

vi /etc/systemd/system/rust-server.service

キーボードの「i」を打ち込んで編集モードにします。

シードを変更する

12行目:「ExecStart=/home/steam ~」から始まる行の「+server.seed」の後の数値を変更することでシード値を変更することができます。

コンソールからRustのシードを変更する画面

マップサイズを変更する

12行目:「ExecStart=/home/steam ~」から始まる行にある「+server.worldsize 30000」の30000の部分を使用したいマップサイズに変更してください。

コンソールからマップサイズを変更する画面

キーボードの「esc」を打ち込んで、続けて「:wq」を入力して設定ファイルを保存します。

設定を再読み込みする

変更した設定ファイルを再読み込みします。

下記コマンドを1行ずつ入力してください。

systemctl daemon-reload
systemctl start rust-server.service

これで変更は完了です。

PvP/PvEの設定

Xserver VPSでは、デフォルトでPvPモードになっています。

PvEに変更したい場合は設定ファイルを変更する必要があります。

Rustサーバーの設定ファイルを開く

下記コマンドでRustサーバーの設定ファイルを開きます。

vi /etc/systemd/system/rust-server.service

PvEモードに変更する

キーボードの「i」を打ち込んで編集モードにします。

12行目:「ExecStart=/home/steam ~」から始まる行の末尾に「+server.pve true」を追記してください。

コンソールからpveモードに変更する画面

キーボードの「esc」を打ち込んで、続けて「:wq」を入力して設定ファイルを保存します。

設定を再読み込みする

変更した設定ファイルを再読み込みします。

下記コマンドを1行ずつ入力してください。

systemctl daemon-reload
systemctl start rust-server.service

Xserver VPSのRustマルチサーバーにセキュリティ対策を行う

SSH接続やFTP接続用のポートは攻撃対象となりやすいため、こちらのポートは接続拒否しておきましょう。

また、ファイアウォールも同時に有効化しておきます。

ファイアウォールの有効化

ufw enable

全てポートへのアクセスを許可

ufw default allow

SSH接続ポート(22)へのアクセスを拒否

ufw deny 22

FTP接続ポート(23)へのアクセスを拒否

ufw deny 23

ファイアウォールの設定を再読み込み

ufw reload

これで不要なポートへのアクセス拒否とファイアウォールの設定ができました。

SSH接続のポートを閉じているので、SSH接続してサーバーの各設定を行う際はXserver VPSの「コンソール」から入るか、再度SSHポートを開放してください。

念の為、下記のコマンドで設定ができているか確認しておきましょう。

ufw status
ポートのアクセス許可情報

今後、Xserver VPSに立てたRustサーバーを削除し、Webサイト運用など別の用途で使用する場合は、再度ポートのアクセス権を見直しましょう。

SSH接続やFTP接続のアクセス拒否を削除するコマンドは下記の通りです。

ufw delete deny 22
ufw delete deny 23
ufw reload

まとめ

今回はXserver for Game(Xserver VPS)を利用してRustのマルチサーバーを立ててみました。

Rustに限らずマルチプレイ用のサーバーを立てる際は、ポート解放作業が面倒くさい作業の1つですが、GUIで設定を操作できるのはとても嬉しいと感じました。

Rustはサーバーにそれなりのスペックが必要となるゲームですが、Xserver VPSはその他のVPSと比べてもコスパが良くおすすめです。

みなさんもぜひ使ってみてください。

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この記事を書いた人

コードゲーマーのアバター コードゲーマー サーバーチョイス 編集者

Web開発歴7年のフリーランスエンジニア。大学在学中から教育系Webメディアを運営するスタートアップにて、Webディレクターとして従事。独立からこれまでに多くのコーポレートサイトやCRM、予約システムなどのシステム開発、オウンドメディア運営を経験。20以上のレンタルサーバーの使用経験を持つ。

趣味はゲーム・野球観戦で休日は友人とARKなどオンラインゲームに興じています。

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