Project Zomboidのマルチプレイ用サーバーを立てる方法!環境設定をカスタマイズする方法を紹介

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「Project Zomboid」は、ゾンビが襲来した世界で生き残りを目指すサバイバルゲームです。

プレイヤーは食料や医薬品を探し、自らの拠点を築き、ゾンビとの戦いに挑みます。

また、ゲーム内での行動は時間経過によって変化し、環境の変化もあるため、常に新しい戦略を考える必要があります。

フレンドと協力して遊ぶことができるマルチプレイも魅力で、仲間と協力しながら戦略を練ることで、ソロプレイでは味わえない楽しさがあります。

今回はそのProject Zomboidをマルチプレイ(協力プレイ)で遊ぶ方法を紹介していきます。

目次

Project Zomboidをマルチプレイで遊ぶ方法

Zomboidをマルチプレイで遊ぶ方法
Zomboidをマルチプレイで遊ぶ方法

Project Zomboidをマルチプレイで遊ぶ方法は大きく以下の3つの方法があります。

  • VPS(レンタルサーバー)を利用する
  • Steamサーバーを利用する
  • PCをホストサーバーにする

それぞれ、サーバー構築の難易度やプレイの快適さ、コストなどが変わってきます。

下記でそれぞれのメリットとデメリットを整理しながら解説していきます。

VPS(レンタルサーバー)を利用する

ConoHa for GAMEの公式サイト
ConoHa for GAMEの公式サイト
メリットデメリット
Project Zomboidの環境設定を自由にカスタマイズできる
テンプレート機能を使えば、初心者でも簡単にサーバー構築できる
GUI(コントロールパネル)でサーバーの設定ができる
自分のPCにサーバーを建てるよりもセキュリティ的に安心
 レンタル料金がかかる

VPS(レンタルサーバー)を契約して、そこにサーバーを建てる方法です。

契約したサーバーは自由に使えるため、Project Zomboidの環境設定も自由にカスタマイズできます。

また、「XServer VPS for Game」や「ConoHa for GAME」では、初心者の方でも簡単にProject Zomboidサーバーが立てられる「アプリイメージ」が用意されています。

レンタルする費用がかかる分、サーバー構築が楽でプレイも快適に行うことができます。

Project Zomboidのマルチプレイにおすすめレンタルサーバー6選

スクロールできます
VPS月額(税込)総合評価公式サイト
ConoHa for GAME394円~ 4.75https://www.conoha.jp/game/
XServer for Game830円~ 4.5https://vps.xserver.ne.jp/game-server/
XServer GAMEs220円~ 4.25https://games.xserver.ne.jp/
シンVPS820円~ 4.15https://www.shin-vps.jp/
ロリポップ! for Gamers525円~ 4.1https://gamers.lolipop.jp/
Agames979円~ 4.0https://agames.jp/index.php
おすすめのレンタルサーバー6選

Steamサーバーを利用する

Steam Remote Play
メリットデメリット
 無料でマルチプレイすることができる
サーバー構築の作業が必要ない
サーバーのカスタマイズが制限されるため、自由度が低い
Steamの制限によって、サーバーのパフォーマンスが制限される可能性がある
プレイヤー数によっては、サーバーのパフォーマンスが低下する可能性がある

Steamを経由してサーバーを建てる方法です。Steam上でサーバーの設定をするだけで、サーバーが建てられるので難しい作業はありません。

無料で利用できるのも魅力です。

ただ、VPSの場合はホストがゲームを切断してもプレイを継続できますが、Steamサーバーはホストが切断されると他のプレイヤーも切断されます。

また、環境設定の自由度もVPSほどではありません。

Steamでマルチプレイを始める手順

フレンドを招待してマルチプレイを始める場合、まずホスト側でサーバーを立てる必要があります。

  1. SteamからProject Zomboidを起動します
  2. メインメニューから「ホスト」を選択します
  3. ワールド設定を行います
  4. 設定が完了したら「サーバーを開始」をクリックします
  5. ワールドが生成され、ゲームが開始されます

この状態で、フレンドがあなたのサーバーに参加できるようになります。

PCをホストサーバーにする

ゲーミングPC
メリットデメリット
細かい設定も自由に変更できる
無料でマルチプレイすることができる
常設サーバーとして運用できる
ハイスペックなPCが必要
常設サーバーにするとPCを消耗させる可能性がある
電気代がそれなりにかかる
サーバー構築の作業に専門知識が必要になる
自宅ネットワークのポート開放する必要があるあり、セキュリティリスクがある
PC(ローカル)に個人サーバーを立てるメリットとデメリット

使用している自身のPCをホストサーバーにする方法です。自分のPCをそのままサーバーにするので、サーバーを建てる費用はかかりません。

Project Zomboidの環境設定も自由にカスタマイズできます。

ただ、ネットワークやサーバーの知識が必要となり、セキュリティ対策も十分に行っておかないとPCがサイバー攻撃の被害にあう可能性があります。

常にPCを起動しておかないと他のプレイヤーの接続が切れてしまいますので、PCマシンの消耗も通常よりも激しくなりますし、電気代もかかるので、個人的にはあまりおすすめできない方法です。

Project Zomboidマルチサーバーを立てる手順

Project Zomboidマルチサーバーを立てる手順
Project Zomboidマルチサーバーを立てる手順

それでは、さっそくレンタルサーバーを使用してProject Zomboidのマルチサーバーを立てていきます。

今回は例として、XServer VPS for Gameを使用していきます。

STEP

レンタルサーバーを申し込む

まずは、XServer VPS for Gameの公式サイトから申し込み手続きをします。

公式サイトの「今すぐお申し込み」をクリックしてください。

【11月26日17:00まで】月額664円〜!
最大20%OFFキャンペーン

XServer VPS for Gameの公式サイトはこちら
Xserver for Gameの「今すぐ」お申し込みボタン
Xserver for Gameの「今すぐお申し込み」ボタン

すでにXServerアカウントを持っている方は「ログイン」初めて申し込む方は「すぐにスタート!新規お申込み」をクリックしてください。

Xserver for Gameの「すぐにスタート!新規お申込み」ボタン
XServer VPS for Gameの「すぐにスタート!新規お申込み」ボタン

申し込みフォームが表示されます。

お客様情報を入力する

XServerアカウントを作成するために、お客様情報を入力します。

必要項目を入力しましょう。

Xserver for Gameのお客様情報入力画面
XServer VPS for Gamのお客様情報入力画面

入力が完了したら、「次へ進む」をクリックしてください。

続いて、本人認証のために確認コードがメールで送られます。

メールに届いた確認コード
メールに届いた確認コード

メールを確認して、コードを入力しましょう。

Xserver for Gameの確認コードの入力画面
XServer VPS for Gameの確認コードの入力画面

最後に入力内容を確認して、問題がなければ「この内容で登録しサーバー申し込みへ進む」をクリックします。

Xserver for Gameのアカウント情報入力確認画面
XServer VPS for Gameのアカウント情報入力確認画面

これでXServerアカウントの作成は完了です。

お申し込み内容を入力する

続いて、VPSの申し込みをします。

必要項目を入力していていきます。

Xserver for Gameのお申し込み画面
XServer VPS for Gameのお申し込み画面

「イメージタイプ」に「Project Zomboid」を選択します。

rootパスワードは後ほど必要になりますので、忘れないようにどこかに控えておきましょう。

入力が完了したら、「お申し込み内容を確認する」をクリックしてください。

確認画面で申し込み内容を確認します。

Project Zomboidイメージの申込確認画面
Project Zomboidイメージの申込確認画面

問題がなければ、「お支払いへ進む」をクリックしてください。

お支払い情報を入力する

支払い設定を行います。

「クレジットカード」か「Paidy」を利用して「コンビニ振り込み」か「銀行振込」が行えます。

「クレジットカード」でお支払いの方が、更新時の支払い忘れが防止できるので、個人的にはおすすめです。

クレジットカードの情報を入力して、「決済画面へ進む」をクリックします。

決済方法の選択画面
決済方法の選択画面

設定内容を確認して、問題がなければ「確認画面へ進む」をクリックしてください。

クレジットカードの入力画面
クレジットカードの入力画面

内容を確認して、問題がなければ「支払いをする」をクリックしてください。

支払い方法の確認画面
支払い方法の確認画面
STEP

ポートの開放設定を行う

上記の手順でXServer VPS for Gameの「Project Zomboid」のアプリイメージを使ってインストールした場合、自動的にゲーム推奨のポートを開放してくれています。

特に設定を変更する必要はありません。

STEP

Project ZomboidからXServer VPS for Gameに接続する

サーバーの準備が整いましたので、さっそくProject Zomboidから接続してみます。

IPアドレスとパスワードを確認する

接続するためにサーバーのIPアドレスが必要になります。

コンソールから確認してみましょう。

コンソールボタン
コンソールボタン

rootユーザーでログインするので、「login:」に「root」と入力し、「password:」に先ほど設定したrootパスワードを入力します。

コンソールのログイン情報入力

※コンソールでのパスワード入力時は、入力しているテキストが表示されませんが、入力自体はできていますので、安心してください。

ログインが成功すると、「Server IP Address:」、「Server Join Password」、「Server Admin Username」、「Server Admin Password」が表示されます。

Project Zomvboidのサーバーログイン情報
Project Zomvboidのサーバーログイン情報

IPアドレスとパスワード、管理者名と管理者アカウントのパスワードはProject Zomboidからサーバーに接続するために必要になりますので、どこかにメモしておきましょう。

Project Zomboidからマルチサーバーにログインしてみる

SteamからProject Zomboidを起動してください。

「参加」をクリックします。

Project Zomboidのサーバー参加ボタン
Project Zomboidのサーバー参加ボタン

「お気に入りに追加」に先ほどコンソールから確認した情報を入力していきます。

Project Zomboidのお気に入りサーバー登録画面
Project Zomboidのお気に入りサーバー登録画面

入力が完了したら、「追加」をクリックしてください。

入力項目コンソールで確認した情報
IP:Server IP Address:
サーバーパスワード:Server Join Password
アカウントユーザー名:Server Admin Username
アカウントパスワード:Server Admin Password

お気に入りに追加したサーバーを選択して、「サーバーに参加」をクリックします。

Project Zomboidのサーバー参加ボタン
Project Zomboidのサーバー参加ボタン

しばらく待機します。

project zomboidのサーバー参加中の待機画面
project zomboidのサーバー参加中の待機画面

これでサーバーに入ることができました。

project zomboidのスタート画面
project zomboidのスタート画面

マルチプレイ時の仕様とソロプレイとの違い

Project Zomboidをマルチプレイで遊ぶ際、ソロプレイとは異なる仕様がいくつかあります。ここでは、マルチプレイ特有のゲームメカニクスについて解説していきます。

睡眠の仕組み

マルチプレイでは、睡眠システムがソロプレイと大きく異なります。

ソロプレイでは、ベッドで寝ることで時間を進めることができますが、マルチプレイではサーバー内の全プレイヤーが同時に寝ないと時間が経過しません。これは、一部のプレイヤーだけが時間を進めてしまうことによる不公平を防ぐための仕様です。

ただし、プレイヤーの疲労度(Tired状態)は個別に管理されているため、疲れたら休憩を取る必要があります。全員が寝るまで時間が進まないため、長時間プレイする場合は、事前にプレイヤー間で睡眠タイミングを調整することをおすすめします。

サーバー設定によっては、睡眠なしで時間経過を許可する設定も可能です。

セーブのタイミング

マルチプレイでのセーブは、サーバー側で自動的に行われます。

Steamサーバーやホスト型のサーバーでは、ホストがゲームを終了したタイミングで自動的にセーブされます。VPSなどの専用サーバーでは、定期的に自動セーブが行われるほか、管理者コマンドで手動セーブも可能です。

プレイヤー個人がセーブタイミングをコントロールすることはできないため、重要な作業の途中でサーバーが落ちないよう注意が必要です。専用サーバーを使用している場合は、定期的に管理者がセーブコマンドsaveを実行することをおすすめします。

死亡時の扱い

マルチプレイで死亡した場合、以下のような仕様になっています。

キャラクターのリスポーン

 死亡すると、新しいキャラクターを作成してワールドに復帰できます。死亡したキャラクターのアイテムは、死体の場所に残ります。

アイテムの回収

死体の場所まで戻れば、前のキャラクターが持っていたアイテムを回収できます。ただし、死体が腐敗したり、ゾンビに食べられたりすると、アイテムが失われる可能性があります。

セーフハウスの扱い

死亡前に設定していたセーフハウス(拠点)は、新しいキャラクターでは引き継がれません。他のプレイヤーに拠点のドアを開けてもらうか、窓から侵入する必要があります。

サーバー設定によっては、リスポーン地点やアイテムロストのルールをカスタマイズできます。

最大プレイヤー数

Project Zomboidのマルチプレイでは、サーバー設定によって最大プレイヤー数を調整できます。

推奨プレイヤー数

一般的には、4〜8人程度が快適にプレイできる人数とされています。人数が増えるほど、サーバーの負荷が高くなるため、ホストPCやVPSのスペックに応じて調整してください。

最大人数の設定

サーバー設定ファイルserver_cfg.iniMaxPlayers項目で最大人数を指定できます。デフォルトは32人ですが、実際には10人以下での運用が安定します。

プレイヤー数が多いほど、リソース(食料、武器、建材など)の取り合いになるため、難易度設定も合わせて調整することをおすすめします。

アイテムの共有と受け渡し

マルチプレイでは、プレイヤー間でアイテムを受け渡すことができます。

直接受け渡し

プレイヤー同士が近くにいる場合、インベントリを開いて相手にアイテムをドラッグ&ドロップで渡せます。

コンテナを介した共有

 冷蔵庫、タンス、バックパックなどのコンテナは、複数プレイヤーで共有できます。拠点内にアイテムを保管しておけば、チームメンバー全員がアクセス可能です。

同じコンテナを複数人が同時に開くと、アイテムの重複や消失が発生する可能性があります。貴重品を出し入れする際は、他のプレイヤーが操作していないことを確認してください。

また、セーフハウスを設定すると、そのエリア内のコンテナは設定したプレイヤーのみがアクセスできるようになります(サーバー設定による)

Project Zomboidの環境設定をカスタマイズする

Project Zomboidの環境設定をカスタマイズする方法を紹介します。

ゲーム内チャットや、サーバーにSSH接続した状態でコマンドを実行することで設定することができます。

今回はXServer VPS for Gameのコンソールから行ってみます。

コンソールからログインします。

コンソールボタン
コンソールボタン

ログイン情報を入力しててください。

コンソールのログイン情報入力

管理者コマンドの実行方法

管理者コマンドは「zomboid.control」に対して実行します。

echo "startrain" > /home/steam/Server/zomboid.control

今回は雨を降らせてみました。

project zomboidの雨を降らせた画面

他にも色々なコマンドが実行できます。

コマンド設定内容
adduser新しいユーザーを追加する。 /adduser “username” “password”
save現在のワールドを保存する。
quitサーバーを終了します(先にセーブしてから実行してください)
chopperランダムなプレイヤーに対して、ノイズを発生させる。
gunshotランダムなプレイヤーに対して、銃声を発生させる。
startrain雨を降らせます。
stoprain雨を止めます。
grantadmin指定ユーザーに管理者権限を付与します。 /grantadmin “username”
removeadmin指定ユーザーの管理者権限を削除します。 /removeadmin “username”
reloadoptionsゲーム設定値を更新する。
banuser指定したユーザーをBAN(サーバーに参加できないように)する。 /banuser “username”
unbanuserBAN済のユーザーを解除する。 /unbanuser “username”
kickuser指定したユーザーをキック(サーバーから切断)する。 /kickuser “username”
addalltowhitelist接続されている全ての現在のユーザーをホワイトリストに追加する。
addusertowhitelist指定したユーザーをホワイトリストに追加する。 /addusertowhitelist “username”
removeuserfromwhitelist指定したユーザーをホワイトリストから削除する。 /removeuserfromwhitelist “username”
showoptions現在のサーバーのオプションと、その他リストを表示する。
changeoptionサーバーのオプションを変更する。 /changeoption optionName=”変更する値”
godmodプレイヤーを無敵に設定します。 ユーザー名の指定がない場合は、自分が無敵になります。 /godmode “username -true” (falseで無敵解除)
invisibleプレイヤーを透明に設定します。透明なプレイヤーはゾンビから無視されます。ユーザー名の指定がない場合は、自分が透明になります。 /invisible “username -true” (falseで無敵解除)
additem指定したプレイヤーにアイテムを追加します。指定しない場合、自分に追加されます。 /additem “username” “アイテム名”
createhorde近くにゾンビの大群を生成します。 例:/createhorde 150(数値)
changepwdパスワードを変更します。 /changepwd “現在のパスワード” ”新しいパスワード”

ゲーム設定ファイルの編集方法

ゲーム設定のファイルを編集することで、ゲームの内の様々な設定をカスタマイズすることができます。

ゲーム設定ファイルは「servertest.ini」に記述されており、Xserver VPSの場合「/home/steam/Zomboid/Server/servertest.ini」に保存されています。

こちらもコンソールから編集してみます。

ログインして以下のコマンドを実行してください。

vi /home/steam/Zomboid/Server/servertest.ini

各設定値が書かれています。

変更したいプロパティの値を変更しましょう。

キーボードの「i」を打ち込んで編集モードにします。今回は最大プレイヤーの人数を12人に変更してみました。

Project Zomboidの環境設定ファイル

値を変更したら、キーボードの「esc」を打ち込んで、続けて「:wq」を入力して設定ファイルを保存します。

保存後はreloadコマンドを実行、またはサーバーを再起動して設定を反映させてください。

echo "reload" > /home/steam/Server/zomboid.control
サーバーのリロードコマンド

各設定値の詳細はWikiをご参照ください。

Project ZomboidのマルチプレイでMODを使う方法

Project ZomboidのマルチプレイでもMODを使うことができます。ここでは、Steam WorkshopのMODをマルチプレイで使用する方法と、よくあるトラブルの対処法を解説します。

マルチプレイでMODを使用する場合、ホスト側と参加者側の両方で同じMODを導入する必要があります。

STEP

ホスト側の設定

  • Steam WorkshopからMODをサブスクライブしていきます。
  • SteamのProject ZomboidコミュニティハブからWorkshopにアクセスし、使用したいMODを見つけて「サブスクライブ」をクリックしてください。
STEP

ゲーム内でMODを有効化

  • Project Zomboidを起動し、メインメニューから「MOD」を選択します。
  • サブスクライブしたMODがリストに表示されるので、使用したいMODにチェックを入れます。
  • MODの読み込み順序が重要な場合は、矢印ボタンで順序を調整します
STEP

MODを有効にしてサーバーを立てる

  • MODを有効化した状態でゲームを再起動します。
  • 「ホスト」からサーバーを立てると、有効化したMODが適用されます
STEP

参加者側の設定

  • ホストと同じMODをSteam Workshopからサブスクライブします。
  • ゲーム内の「MOD」メニューで同じMODを有効化します。
  • MODの読み込み順序もホストと同じにします。
STEP

サーバーに参加

  • MODを有効化した状態でゲームを再起動します。
  • ホストのサーバーに参加します。

専用サーバー(VPS)でMODを使う場合

VPSなどの専用サーバーでMODを使用する場合は、サーバー側の設定ファイルを編集する必要があります。

STEP

使用するMODのWorkshop IDを確認

  • Steam WorkshopのMODページURLから数字のID部分をメモします。

例:https://steamcommunity.com/sharedfiles/filedetails/?id=123456789 の場合、IDは 123456789

STEP

サーバー設定ファイルを編集

  • /home/steam/Zomboid/Server/servertest.ini を開きます
  • Mods= の行に使用するMODのIDをセミコロン区切りで記載します
  • WorkshopItems= の行にも同じIDを記載します
Mods=modID1;modID2;modID3
WorkshopItems=123456789;987654321
STEP

サーバーを再起動

設定を保存してサーバーを再起動すると、MODが適用されます。

MODが適用されない・同期されない場合の対処法

マルチプレイでMODが正しく動作しない場合、以下の方法を試してください。

MODのバージョン不一致を確認

ホストと参加者で同じMODでもバージョンが異なる場合、正しく動作しないことがあります。

  • Steam WorkshopでMODを一度サブスクライブ解除し、再度サブスクライブして最新版にアップデートします
  • ゲームを再起動してMODの更新を反映させます

MODの読み込み順序を確認

MOD同士が競合している可能性があります。

  • ホストと参加者で全く同じ順序でMODを読み込んでいるか確認します
  • MODの説明文に推奨される読み込み順序が記載されている場合は、それに従います

サーバー側とクライアント側のMOD種別を確認

MODには「サーバー側のみ必要」「クライアント側のみ必要」「両方必要」の3種類があります。

  • MODの説明文を読んで、どちら側で動作するMODかを確認します
  • クライアント側のみのMOD(UIやグラフィック変更など)はマルチプレイに影響しません
  • サーバー側のMOD(ゲームルール変更など)は、ホスト側で有効化する必要があります

キャッシュのクリアとファイルの整合性チェック

それでも解決しない場合は、以下を試してください。

MODキャッシュのクリア
  • Project Zomboidの「MOD」メニューから「キャッシュをクリア」を実行します
  • ゲームを再起動します
ゲームファイルの整合性チェック
  • Steamライブラリから「Project Zomboid」を右クリック
  • 「プロパティ」→「ローカルファイル」→「ゲームファイルの整合性を確認」を実行します

    おすすめのマルチプレイ向けMOD

    マルチプレイで特に人気の高いMODをいくつか紹介します。

    MOD内容
    Brita’s Weapon Pack大量の武器を追加するMOD。マルチプレイでも安定動作します。
    Hydrocraft大規模な拡張MOD。クラフトシステムを大幅に拡張します。
    More Traitsキャラクター作成時のトレイト(特性)を追加します。
    Vehicle Recycling車両の解体や修理を拡張します。

    MODを導入する際は、サーバーの全メンバーで事前に使用するMODを決めておくことで、スムーズにマルチプレイを楽しめます。

    レンタルサーバー(VPS)のセキュリティ対策をする

    現在の状態では、Project Zomboidからサーバーにアクセスするために、ポートを全て解放しています。

    SSH接続やFTP接続用のポートは攻撃対象となりやすいため、こちらのポートは接続拒否しておきましょう。

    また、ファイアウォールも同時に有効化しておきます。

    ファイアウォールの有効化

    ufw enable

    全てポートへのアクセスを許可

    ufw default allow

    SSH接続ポート(22)へのアクセスを拒否

    ufw deny 22

    FTP接続ポート(23)へのアクセスを拒否

    ufw deny 23

    ファイアウォールの設定を再読み込み

    ufw reload

    これで不要なポートへのアクセス拒否とファイアウォールの設定ができました。

    念の為、下記のコマンドで設定ができているか確認しておきましょう。

    ufw status
    ポートのアクセス許可情報

    今後、XServer for VPS Gameに立てたProject Zomboidサーバーを削除し、Webサイト運用など別の用途で使用する場合は、再度ポートのアクセス権を見直しましょう。

    SSH接続やFTP接続のアクセス拒否を削除するコマンドは下記の通りです。

    ufw delete deny 22
    ufw delete deny 23
    ufw reload

    Project Zomboidのマルチプレイでよくあるトラブルと対処法

    Project Zomboidのマルチプレイで遭遇しやすいトラブルと、その対処法をまとめました。問題が発生した際の参考にしてください。

    サーバーに接続できない場合

    サーバーリストに表示されない、または接続しようとするとエラーが出る場合の対処法です。

    IPアドレスとポートを確認する

    サーバーに直接接続する場合、IPアドレスとポート番号が正しいか確認してください。

    • デフォルトポートは16261です
    • IPアドレスは「グローバルIPアドレス」を使用します(ローカルIPではありません)
    • サーバー管理者に正確な接続情報を確認しましょう

    ファイアウォールやポート開放を確認する

    ホスト側でポート開放ができていない可能性があります。

    • Windowsファイアウォールで該当ポート(16261)が許可されているか確認します
    • ルーターでポートフォワーディング設定が正しいか確認します
    • VPSの場合は、パケットフィルター設定でポートが開放されているか確認します

    サーバーとクライアントのバージョンを確認する

    ゲームのバージョンが異なると接続できません。

    • Steamでゲームのアップデートが保留になっていないか確認します
    • サーバー側とクライアント側で同じバージョン(安定版/ベータ版)を使用しているか確認します
    • Build 42などのベータ版を使用している場合は、全員が同じビルドバージョンにする必要があります
    フレンドのサーバーが表示されない場合

    Steamフレンドのサーバーがリストに表示されない場合の対処法です。

    サーバーブラウザを更新する

    • サーバーリスト画面で「更新」ボタンをクリックします
    • 数秒待ってから再度リストを確認します

    IPアドレス直接入力で接続を試す

    • フレンドからIPアドレスとポート番号を教えてもらいます
    • 「参加」メニューから「お気に入り」タブを開きます
    • 「サーバーを追加」でIPアドレスとポートを直接入力します

    Steamのオンライン状態を確認する

    • ホスト側がSteamでオンラインになっているか確認します
    • Steamのフレンドリストでお互いがオンラインと表示されているか確認します
    MODが適用されない・同期されない場合

    MOD関連のトラブルは、前述の「Project ZomboidのマルチプレイでMODを使う方法」セクションの「MODが適用されない・同期されない場合の対処法」をご参照ください。

    主なチェックポイントは以下の通りです。

    • ホストと参加者で全く同じMODを使用しているか
    • MODのバージョンが一致しているか
    • MODの読み込み順序が同じか
    • サーバー側MODとクライアント側MODを区別しているか
    ラグや遅延が発生する場合

    マルチプレイ中にラグ(動作の遅延)が発生する場合の対処法です。

    ホストPCのスペックを確認する

    Steamサーバーやホスト型の場合、ホストPCの性能が不足している可能性があります。

    • プレイヤー人数を減らす(4〜8人程度が推奨)
    • ホストPC以外のアプリケーションを終了する
    • ゾンビの数など、サーバー負荷が高い設定を見直す

    ネットワーク環境を確認する

    通信速度が遅い、またはパケットロスが発生している可能性があります。

    • ホストのアップロード速度が十分か確認します(最低でも5Mbps以上推奨)
    • Wi-Fi接続の場合は、有線LAN接続に変更してみます
    • 他のデバイスで帯域を消費していないか確認します

    VPSにサーバーを移行する

    ホストPCの性能やネットワーク環境に問題がある場合、VPSへの移行を検討しましょう。VPSであれば、安定したネットワークと十分なサーバースペックでラグを軽減できます。

    セーブデータが消えた・巻き戻った場合

    セーブデータのトラブルへの対処法です。

    セーブタイミングを確認する

    マルチプレイでは、サーバー側で自動セーブが行われます。

    • 定期的にセーブコマンドsaveを実行する習慣をつけましょう
    • 重要な作業の後は必ず手動セーブを実行します
    • サーバー終了前には必ずセーブします

    バックアップを取る

    VPSや専用サーバーを使用している場合、定期的にセーブデータのバックアップを取りましょう。

    • セーブデータは通常 /home/steam/Zomboid/Saves/ に保存されています
    • 定期的にこのフォルダを別の場所にコピーしておきます
    • クラウドストレージにバックアップを保存するのも効果的です
    「バージョンが違う」エラーの対処法

    サーバーとクライアントのバージョン不一致エラーの対処法です。

    ゲームのバージョンを統一する

    全員が同じバージョンのゲームを使用する必要があります。

    • Steamでゲームのアップデートを実行します
    • ベータ版(Build 42など)を使用している場合は、全員が同じベータブランチを選択します
    • Steamライブラリから「プロパティ」→「ベータ」で設定を確認します

    サーバー側のバージョンを確認する

    VPSなどの専用サーバーを使用している場合、サーバー側のゲームバージョンも確認が必要です。

    • サーバーのゲームファイルが最新か確認します
    • SteamCMDを使用してサーバーをアップデートします
    • クライアント側と同じベータブランチを使用しているか確認します

    これらの対処法を試しても問題が解決しない場合は、Project Zomboid公式フォーラムコミュニティで情報を探すか、質問してみることをおすすめします。

    まとめ

    今回はProject Zomboidをマルチプレイをする方法を紹介しました。

    3つの方法を紹介しましたが、それぞれのメリットとデメリットがあります。

    専用サーバーを建てると、好みに合わせて自由にサーバー環境をカスタマイズできるので、さらに遊びの幅が広がりますね。

    ぜひご自身の状況に合わせて、検討してみてください。

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    この記事を書いた人

    コードゲーマーのアバター コードゲーマー サーバーチョイス 編集者

    Web開発歴7年のフリーランスエンジニア。大学在学中から教育系Webメディアを運営するスタートアップにて、Webディレクターとして従事。独立からこれまでに多くのコーポレートサイトやCRM、予約システムなどのシステム開発、オウンドメディア運営を経験。20以上のレンタルサーバーの使用経験を持つ。

    趣味はゲーム・野球観戦で休日は友人とARKなどオンラインゲームに興じています。

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