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今回はパルワールドの専用サーバーの立て方を実際に立てる手順を紹介しながら解説していきます。
ポートの解放やファイアウォールの設定でつまずく方も多いかと思いますので、キャプチャを交えながらより丁寧に解説していきますのでぜひ参考にしてください。
それでも難しいと感じる方向けにレンタルサーバーを利用したより簡単な専用サーバーの立て方も紹介しています。
専用サーバーの種類
パルワールドの専用サーバーを立てる方法は大きく2つあります。
1つはSteamクライアント経由でサーバーファイルをダウンロードする方法ともう1つはSteamCMDと呼ばれるコマンドラインを使ってサーバーファイルをダウンロードする方法です。
さらに、コマンドラインを使ってダウンロードするSteamCMDはWindows版とLinux版で構築方法が変わります。
サーバー構築の容易さは圧倒的にSteam経由でサーバーファイルをダウンロードする方法でしょう。
サーバーの立て方 | 内容 | 内容 |
---|---|---|
WindowsSteam | GUI(Steamクライアント)を使って、サーバーを立てていく方法 | 簡単 |
WindowsSteamCMD | コマンドライン(SteamCMD)を使って、サーバーを立てていく方法 | 難しい |
LinuxSteamCMD | コマンドライン(SteamCMD)を使って、サーバーを立てていく方法 | 難しい |
WindowsSteam
SteamクライアントからGUI操作でダウンロードできるので、サーバー構築に慣れていない方でも比較的簡単に操作できます。
WindowsSteamCMD
Windowsサーバー用のSteamCMDです。
SteamCMDと呼ばれるSteamが用意したコマンドを使ってサーバーファイルをダウンロードしていきます。
コマンドラインツールに慣れている方であれば、こちらでサーバーを立てても問題ありません。
LinuxSteamCMD
Linuxサーバー用のSteamCMDです。
SteamCMDと呼ばれるSteamが用意したコマンドを使ってサーバーファイルをダウンロードしていきます。
コマンドラインツールに慣れている方であれば、こちらでサーバーを立てても問題ありません。
パルワールド専用サーバーの立て方
それでは、実際にパルワールドの専用サーバーをPCに立てていきます。
レンタルサーバーを使った方法は以下の「レンタルサーバーを使った専用サーバーに立てる方法【初心者におすすめ】」で紹介していますのでそちらを参考にしてください。
SteamからPalworld Dedicated Serverをダウンロード
まずはSteamライブラリから専用サーバーのファイル(Palworld Dedicated Server)をダウンロードします。
Steamを起動し、検索ボックスに「Palworld Dedicated Server」と入力してください。
ツールに「Palworld Dedicated Server」と表示されますので、選択して「インストール」をクリックしてください。
Palworld Dedicated Serverを起動
インストールした「Palworld Dedicated Server」を起動します。
起動オプションは「Palworld Dedicated Serverをプレイ」を選択してください。
コマンドラインの画面が表示されれば無事起動されています。
ファイアウォールの設定
続いて、PCのファイアウォール設定を行います。
Windowsの検索から「ファイアウォールとネットワーク保護」を検索して開いてください。
「詳細設定」をクリックします。
「受信の規則」を選択し、「新規規則…」をクリックしてください。
規則の種類は「ポート」を選択します。
プロトコルは「UDP」を選択、ポートは「特定のローカルポート」を選択し、「8211」を入力してください。
「接続を許可する」を選択します。
適用の条件は全てにチェックを入れてください。
わかりやすい名前をつけておきましょう。
専用サーバーをしばらく使わない場合など、ポートを閉じる際にわかりやすいように、名前は覚えやすいものにしておくことをおすすめします。
これで受信の規則の設定は終了です。
送信の規則も同様の設定で設定してください。
ポートの解放設定
いよいよポートの解放設定です。
ポート解放ソフトを使う方法もありますが、自宅で利用している回線によっては専用の設定を行う必要がありますので、今回はルーターの管理画面から設定していきます。
今回はHUMAXのルーターを使用していますが、どのルーターでも基本的な流れは同じです。
「(ルーターの品番) + ポート解放」等でGoogle検索すると設定方法が見つかるはずです。
ルーター(モデム)の管理画面にログインする
最初にIPアドレスを確認します。
Windows検索ボックスに「cmd」と入力し、「コマンドプロント」を開いてください。
「ipconfig」と入力すると、ご自身が接続しているIPアドレス情報が表示されます。
「デフォルト ゲートウェイ」のアドレスをブラウザのURLボックスにペーストしてアクセスしてください。
ログイン画面のIDに「admin」、パスワードにルーター本体に書かれているパスワードを入力してください。
ルーター(モデム)からポート解放設定を行う
先述したようにポート解放の設定画面はルーターやモデムによって異なります。
HUMAXの場合、「ネットワークの詳細設定へ」を開きます。
左メニューから「詳細設定」→「フォワーディング」を開きます。
フォワーディング設定に以下の設定を入力してください。
設定項目 | 内容 |
プロトコル | UDP |
---|---|
アプリケーションとポート | ユーザ定義 |
LAN側IPアドレス | ipcofigコマンドで調べたIPv4アドレス |
LAN側開始ポート | 8211 |
LAN側終了ポート | 8211 |
WAN側IPアドレス | 0.0.0.0 |
WAN側開始ポート | 8211 |
WAN側終了ポート | 8211 |
「適用」をクリックしてポートの解放設定は完了です。
立てた専用サーバーに参加する
いよいよ立てたサーバーにパルワールドから参加してみましょう。
参加方法はホスト側とフレンド(ゲスト)側で異なります。
ホスト側のサーバー参加方法
「マルチプレイ(専用サーバー)」を選択してください。
IPアドレスの入力欄に「127.0.0.1:8211」と入力して「接続」をクリックします。
これで立てた専用サーバーに参加できました。
フレンド側のサーバー参加方法
フレンド側も「マルチプレイ(専用サーバー)」を選択してください。
IPアドレスの入力欄にホストのグローバルIPアドレスを入力して「接続」をクリックします。
グローバルIPアドレスは以下のサイトからチェックすることができます。
これでフレンドも立てた専用サーバーに参加できました。
レンタルサーバーを使って専用サーバーを立てる方法【初心者におすすめ】
レンタルサーバーを使って専用サーバーを立てる方法も紹介します。
こちらの方法は上記の自宅PCに立てる方法と違い、自宅のネットワークのセキュリティレベルを下げることもありませんので、初心者の方にも安心です。
今回は難しいコマンドラインの操作を必要としない、初心者でも簡単にサーバーを立てることができる「Xserver for Game」を使用していきます。
Xserver for Gameを申し込む
まずは、Xserver for Gameの公式サイトから申し込み手続きをします。
公式サイトの「今すぐお申し込み」をクリックしてください。
Xserverアカウントを作成する
Xserver関連サービスで使用するアカウントを作成します。
「すぐにスタート!新規お申込み」をクリックしてください。
お客様情報を入力していきます。
入力が完了したら、「次へ進む」をクリックしてください。
続いて、本人認証のために確認コードがメールで送られます。
メールを確認して、コードを入力しましょう。
最後に入力内容を確認して、問題がなければ「この内容で登録しサーバー申し込みへ進む」をクリックします。
これでXserverアカウントの作成は完了です。
申し込み内容を入力する
続いて、VPSの申し込みをします。
今回はパルワールドのアプリイメージを利用してさくっとサーバーを立てていきます。
申し込みフォームの必要項目を入力していきます。
「イメージタイプ」に「パルワールド(Palworld)」を選択します。
入力が完了したら、「お申し込み内容を確認する」をクリックしてください。
確認画面で申し込み内容を確認します。
問題がなければ、「お支払いへ進む」をクリックしてください。
支払い方法を設定する
支払い設定を行います。
「クレジットカード」か「Paidy」を利用して「コンビニ振り込み」か「銀行振込」が行えます。
「クレジットカード」でお支払いの方が、更新時の支払い忘れが防止できるので、個人的にはおすすめです。
支払い方法を選択して、「決済画面へ進む」をクリックします。
支払い方法の選択画面クレジットカード情報を入力して、「確認画面へ進む」をクリックしてください。
内容を確認して、問題がなければ「支払いをする」をクリックしてください。
IPアドレスを確認する
サーバーの申し込みが完了したので、ゲームサーバー管理のダッシュボードを開いてみましょう。
「ゲームサーバー管理」をクリックしてください。
ダッシュボード右上に申し込みをしたVPSのIPアドレスが表示されています。
今後、サーバーのセットアップやパルワールドからサーバーに参加する際に必要になるので、どこかに控えておきましょう。
アプリイメージでインストールした場合ポート解放作業は必要ない
上記の流れでアプリイメージを使用して申し込みをした場合、ポート解放については初期状態でゲーム毎の推奨設定が設定されています。
基本的にこちらでポート解放作業を行う必要はありませんが、もし別途ポート解放の作業をしたい場合、Xserver for Gameのサポートページに詳しい手順が記載されています。
立てたマルチサーバーにパルワールドから参加する
さっそく立てた専用サーバーにパルワールドからアクセスしてみましょう。
Steamからゲームを起動してください。
「マルチプレイに参加する(専用サーバー)」を選択します。
IPアドレス入力欄に控えておいたVPSのIPアドレスとポート番号「:8211」を入力して、「接続」をクリックします。
サーバーに参加できるとキャラクター作成画面が表示されます。
これで無事にマルチプレイができるようになりました。
フレンドにIPアドレスとポート番号を伝えて、同じように参加してもらいましょう。
パルワールドの専用サーバーにおすすめのレンタルサーバー4選
レンタルサーバー(VPS)を使ってマルチプレイする場合のおすすめサーバーを4つ紹介します。
どれもパルワールドのみならず、ゲームサーバーとして優秀なサーバーなのでぜひ参考にしてみてください。
VPS | 月額(税込) | 総合評価 | 公式サイト |
ConoHa for GAME | 394円~ | 4.75 | https://www.conoha.jp/game/ |
---|---|---|---|
Xserver for Game | 830円~ | 4.5 | https://game.xserver.ne.jp/ |
シン・VPS | 820円~ | 4.15 | https://www.shin-vps.jp/ |
KAGOYA CLOUD VPS | 979円~ | 4.0 | https://www.kagoya.jp/ad/game/ |
Xserver for Game
パルワールドを起動させる最低スペックであるメモリ8GBプランで実質1,280円〜※と、その他のレンタルサーバーと比べても圧倒的にコスパが良いです。
「ConoHa VPS」や「KAGOYA CLOUD VPS」と異なり、メモリ1GBプランは用意されていませんが、パルワールドを起動させるには8GB以上必要になりますので、気にしなくてよさそうです。
2024/1/23より初心者でも簡単にパルワールドサーバーを立てることができるアプリイメージの提供が開始されました。
運営元はレンタルサーバー大手の「エックスサーバー」が提供しており、実績は十分のためセキュリティ面やサービスの安定感は申し分ありません。
料金が割引になるキャンペーンも頻繁に実施されているため、うまく利用するとさらにコスパ良く利用できます。
※2024/04/30までのキャンペーン価格
【1月21日17:00まで】月額664円〜!
最大20%OFFキャンペーン
「Xserver VPS」と「Xserver for Game」の二つのVPSサービスを提供しています。
どちらのVPSでもパルワールドのマルチプレイサーバーを立てることができます。
2つのVPSの違いは、「Xserver VPS」はゲームサーバー以外の利用方法(システム開発やブログ運営など)としても活用できるのに対し、「Xserver for Game」はゲームサーバーに特化している点です。
「Xserver for Game」はゲームサーバーに特化しているため、余計な機能がなくサーバー運用が初心者でもわかりやすくなっています。
その他の、料金体系やサポート内容、サーバーのスペックなどは全く同じです。
※キャンペーンによって料金体系が異なっている場合があります。
使い分けとしては、ゲームサーバーとしてのみ活用を考えており、スピーディにサーバーを立てたい方は「Xserver for Game」。
ゲームサーバー以外の用途でも活用を考えている方は「Xserver VPS」を選択すると良いでしょう。
ConoHa for GAME
「ConoHa for GAME」は長期で契約すると割引になる「長期割引パス」という料金タイプが用意されているため、ある程度長期で契約する予定の方にもおすすめです。
ConoHaブランドは比較的新しいサービスですが、ゲーム用レンタルサーバーとしては実績が豊富で、マイクラやARKといったその他の人気ゲームでも利用者が数多くいます。
ダッシュボードの動作がやや重いという評判もありますが、サービスの充実度や運営元の信頼性は間違いありません。
Xserverの場合、「Xserver VPS」と「Xserver for Game」どちらもパルワールドのアプリイメージが提供されていますので、両者に違いはほとんどありませんでしたが、ConoHaの場合、「ConoHa for GAME」にはパルワールドのアプリイメージが提供されていますが、「ConoHa VPS」には提供されていません。
そのため、サーバー構築に慣れていない方でアプリイメージを利用してサクッとマルチサーバーを立てたい方は「ConoHa for GAME」がおすすめです。
サーバー構築に慣れている方でゲームサーバー以外の用途も考えている方は「ConoHa VPS」が良いでしょう。
シン・VPS
シン・VPSはXserver VPSを提供するエックスサーバー株式会社のグループ会社が提供するVPSです。
Xserver VPS同様、2024/1/23より初心者でも簡単にパルワールドサーバーを立てることができるアプリイメージの提供が開始されました。
UIや基本的な機能はXserver VPSと同じですが、より格安プランを提供している点が異なります。
ただ、パルワールド用として使用する場合、メモリ8GB以上のプランが必要なため、正直なところXserver VPSとの違いはほとんどありません。
将来的にプランを下げて、別用途として使用する予定であればこちらもおすすめです。
【12月13日17:00まで】月額433円〜!
最大30%OFFキャンペーン
KAGOYA CLOUD VPS
KAGOYA CLOUD VPSもコスパという点では優秀なレンタルサーバーです。
上述したXserver VPSやConoHa VPSはモダンで使いやすいUIが提供されており、初心者でも利用しやすくなっていますが、KAGOYA CLOUD VPSはやや玄人向けといったところです。
ただ、サポートセンターの評判はよく、繋がりやすく対応にも定評があります。
専用サーバーをコミュニティ(公開)サーバーとして起動する方法
立てた専用サーバーをコミュニティサーバーとして公開する方法を紹介します。
WindowsSteamで立てた専用サーバーの場合
WindowsSteamで立てた専用サーバーをコミュニティサーバーとして起動したい場合、起動オプションで「Open and start as a community server」を選択しましょう。
そのまま「プレイ」をクリックすると、コミュニティサーバーの一覧に表示されるはずです。
WindowsSteamCMDで立てた専用サーバーの場合
WindowsSteamCMDで立てた専用サーバーをコミュニティサーバーとして起動したい場合、起動時の引数に以下のオプションを追加してください。
EpicApp=PalServer
LinuxSteamCMDで立てた専用サーバーの場合
LinuxSteamCMDで立てた専用サーバーをコミュニティサーバーとして起動したい場合、起動時の引数に以下のオプションを追加してください。
EpicApp=PalServer
専用サーバー(公式サーバー)に入れない?
専用サーバーは自分で立てる方法の他に、公式が用意している公式サーバーがあります。
ただ、公式サーバーは人数がいっぱいで入れない場合がある上、アクセスが多いと不安定になる場合があります。
定員オーバーで入れない場合は、時間をおいて再度参加してみましょう。
プレイヤーがログアウトすると順番に入ることができます。
まとめ
今回はパルワールドの専用サーバーの立て方を紹介していきました。
専用サーバーを立てる方法は大きくSteamクライアントからGUIでダウンロードする方法とコマンドラインでダウンロードする2つの方法があります。
前者の方が簡単に構築できるのでおすすめですが、ポート解放やファイアウォールの設定などは専門的な知識が必要です。
ネットワークやサーバーの知識に自信がない方は、今回加えてご紹介したレンタルサーバーを使った専用サーバーも検討してみると良いと思います。
レンタルサーバーを利用すると自宅のネットワークのセキュリティリスクを気にせずに専用サーバーを立てることができます。