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今回はmixhostのレンタルサーバーからXserver(エックスサーバー)に乗り換える際の移行方法を解説します。
WordPressの移行方法からメールサーバーとしても運用している場合の対処方法まで一通り紹介していきます。
現在エックスサーバーでは、サーバー移転作業を無料で代行してくれるキャンペーンが開催中です。
移転作業が面倒な方や自信がない方は積極的に活用してみましょう。
サーバー移行の前に確認すること
サーバーの移行作業に入る前に確認しておいた方が良い点があります。
期間に余裕をもって移行作業を行う
mixhostの契約終了日ぎりぎりに移行作業を行うのは避けましょう。
予期せぬトラブルが起きても対応ができるように余裕を持って、移行作業に取り組むのが大切です。
また、サーバー移行の最後の作業でネームサーバーをmixhostからXserver(エックスサーバー)に切り替えるのですが、ネームサーバーの変更が反映されるまで、少し時間がかかります。
反映される前にmixhostの契約期間が終了してしまうと、反映されるまでWebサイトの表示が不安定になります。
少なくともmixhostの契約終了日の1週間前には移行作業を終えられるようにスケジュールを組むことをおすすめします。
Webサイトのバックアップを必ず行う
万が一データの移行が不完全だった場合に備えて、Webサイトのバックアップは必ず取得しておきましょう。
バックアップデータはmixhostのサーバー内に保存するのではなく、お手持ちのPCやGoogle driveやDrop boxなどのクラウドストレージに保存しておきます。
移行先のPHPバージョンを確認
WordPressを使用している方はXserver(エックスサーバー)のPHPのバージョンがWordPressのバージョンに対応しているかチェックしておきましょう。
基本的にほとんどのケースで問題ありませんが、WordPressやプラグイン、テーマを長期間アップデートしていいない状態だと、古いPHPバージョンにして対応しておらず、移行した際にPHPのバージョンが合わず、不具合を起こす可能性あります。
その場合の対応方法は、WordPressやプラグインを適切に最新バージョンにアップデートするか、Xserver(エックスサーバー)のPHPのバージョンを下げてあげることです。
できれば、セキュリティの観点からも前者の対応が好ましいですね。
mixhoxtからエックスサーバーに移行する手順
それでは、mixhostからXserver(エックスサーバー)に移行する手順を解説していきます。
大まかな流れは下記の通りです。
- mixhostからバックアップを取得
- エックスサーバーのセットアップ
- WordPressファイルの修正
- バックアップをエックスサーバーにアップロード
- ネームサーバーを変更
【mixhost側】Webサイトのファイルをダウンロードする
mixhostにアップロードしているWebサイトのファイルを一式ダウンロードしていきます。
今回はFTPソフト「Cyberduck」を使用していきます。
もちろん、「FileZilla」や「FFFTP」など、その他のFTPソフトでも大丈夫です。
mixhostに用意されている「ファイルマネージャー」は、フォルダごと一式ダウンロードすることができませんので、非常にダウンロード作業に手間がかかります。
できれば、FTPソフトを使用しましょう。
各FTPソフトの設定方法は下記の記事で紹介していますので、ご不明な方はこちらからお願いします。
FTPソフトから無事にWebサーバーに接続ができると、ファイル一覧が表示されます。
Webサイトに関連するファイルは「public_html」フォルダの中にありますので、「public_html」をクリックしてください。
Webサイトの関連ファイルが表示されます。
複数のWebサイトを運用している方は、ドメイン名などでフォルダ分けされていると思います。
Xserver(エックスサーバー)に移行したいWebサイトのフォルダを開きます。
その中から「.well-known」と「cgi-bin」以外のファイルをすべてダウンロードしてください。
これでWebサイトのファイルダウンロード作業は完了です。
【mixhost側】Webサイトのデータベースをダウンロードする
続いてデータベースをダウンロードしていきます。
mixhostのマイページから「cPanelにログインする」をクリックしてください。
cPanelのダッシュボードが表示されます。
「データベース」項目から「phpMyAdmin」をクリックします。
データベース一覧が表示されます。
ダウンロードするデータベースを選択して、「エクスポート」をクリックしてください。
基本的に設定を変更する必要はありません。
そのまま「実行」をクリックしてください。
これでデータベースのダウンロード作業は完了です。
複数のWebサイトを運用している場合は、データベースも複数あるかもしれません。
そういった場合、どのWebサイトがどのデータベースを使用しているかわからなくなる方もいると思います。
WordPressの場合、先ほどFTPソフトでダウンロードしたファイルの中に「wp-config,php」というファイルがあると思います。
そのファイルの中にデータベース情報が書かれていますので、確認してみましょう。
エックスサーバーを申し込む
エックスサーバーの契約がまだの方は、申し込みを済ませましょう。
公式サイトのトップページから申し込みが可能です。
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【エックスサーバー側】ドメインを設定する
申し込みが完了したら、ドメイン登録をエックスサーバーに移します。
エックスサーバーのサーバーパネルにログインしてください。
「ドメイン」項目の「ドメイン設定」をクリックします。
ドメイン一覧が表示されます。そのまま、「ドメイン設定追加」をクリックしてください。
ドメイン名を記入します。
「無料独自SSLを利用する(推奨)」と「高速化・アクセス数拡張機能「Xアクセラレータ」を有効にする(推奨)」にはチェックを入れたままで大丈夫です。
これでエックスサーバーへのドメイン設定が完了しました。
【エックスサーバー側】データベースを作成する
先ほどダウンロードしたデータベースをアップロードするためのデータベースを作成します。
MySQLの新規作成
同じくサーバーパネルにある「データベース」項目の「MySQL設定」をクリックしてください。
作成済みデータベース一覧が表示されます。
今回は新規作成しますので、「MySQL追加」をクリックしてください。
「MySQLデータベース名」に任意のデータベース名を設定します。
「文字コード」は「UTF-8」のままで大丈夫です。
入力が完了したら、「確認画面へ進む」をクリックしてください。
そのまま画面の指示に沿って、作成を完了します。
MySQLユーザーの新規追加
作成したMySQLを使用するためのユーザーを作成します。
「MySQLユーザ追加」をクリックしてください。
任意のユーザーIDとパスワードを入力します。
入力が完了したら、「確認画面へ進む」をクリックしてください。
そのまま画面に沿っていけば、MySQLユーザーの追加は完了です。
MySQLにアクセス権限を付与する
作成したMySQLユーザーにデータベースにアクセスするための権限を付与します。
「MySQL一覧」をクリックしてください。
先ほど作成したデータベースの「アクセス権未所有ユーザ」から、作成したMySQLユーザを選択して、「追加」をクリックします。
これでデータベースにアクセスができるようになりました。
wp-config.phpのデータベース情報を編集
WordPressの設定ファイルの内容を作成したデータベース情報に書き換えます。
mixhostからダウンロードしたファイルから「wp-config.php」を開いてください。
MySQL設定のコードがありますので、先ほど作成したXserverのMySQLデータベース情報に変更してください。
記入箇所 | 記入内容 |
DB_NAME | 先ほどエックスサーバーに作成したMySQLサーバー名。 |
---|---|
DB_USER | 先ほどエックスサーバーに作成したMySQLユーザー名。 |
DB_PASSWORD | 先ほどエックスサーバーに作成したMySQLサーバーのパスワード。 |
DB_HOST | MySQLのホスト名。「サーバーパネル > MySQL設定 > MySQL情報 」で確認できます。 |
入力が完了したら、変更を保存します。
【エックスサーバー側】Webサイトのファイルをアップロードする
ダウンロードしたWebサイトのファイルを全てXserver(エックスサーバー)にアップロードしていきます。
FTPソフトでXserver(エックスサーバー)のWebサーバーに接続してください。
Xserver(エックスサーバー)のFTPアカウント情報は、申し込み時にメールが届いていると思いますので、確認してみてください。
「public_html」がXserver(エックスサーバー)の公開ディレクトリです。
「public_html」フォルダの中にmixhostからダウンロードしたファイルを全てアップロードしてください。
【エックスサーバー側】データベースをインポートする
続いて、データベースをXserver(エックスサーバー)にインポートしていきます。
サーバーパネルの「データベース」項目にある「phpmyadmin」をクリックしてください。
ユーザーIDとパスワードは先ほど作成したMySQLユーザーのものを入力します。
データベース一覧が表示されるので、先ほど作成したデータベースを選択してください。
「インポート」をクリックします。
「アップロードファイル」にmixhostからダウンロードしたデータベースをアップロードしてください。
ファイルが選択できたら「実行」をクリックします。
これでデータベースのインポート作業が完了しました。
ネームサーバーを変更する
ここまで来れば作業はほとんど終了です。
最後に取得したドメインサービスにログインして、ネームサーバーをXserver(エックスサーバー)のものに変更してください。
ネームサーバー1 | ns1.xserver.jp |
---|---|
ネームサーバー2 | ns2.xserver.jp |
ネームサーバー3 | ns3.xserver.jp |
ネームサーバー4 | ns4.xserver.jp |
ネームサーバー5 | ns5.xserver.jp |
ドメインをmixhostで取得した方は下記の記事でネームサーバーの変更方法を紹介していますので、こちらからお願いします。
これでWordPressの移行作業が完了しました。おつかれさまでした。
メールアドレスの再作成
mixhostでメールアドレスを作成していた方は、Xserver(エックスサーバー)でも作成しておきましょう。
Xserver(エックスサーバー)でのメールアドレスの作成方法はこちらの記事で紹介しています。
まとめ
おつかれさまでした。
冒頭でも触れましたが、移行作業は期間に余裕を持って行うことが大切です。
作業途中でFTPソフトも使用しましたが、普段あまり使用する機会がなく、慣れていない方は時間がかかってしまうかもしれません。
エックスサーバーにはサーバー移行の代行サービスも提供されていますので、不安がある方は利用を検討しても良いかもしれません。
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移転作業が面倒な方や自信がない方は積極的に活用してみましょう。