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FX取引において自動売買を行う際には、24時間変動する相場にいつでも対応する必要があります。
もちろん、自身のパソコンにメタトレーダー(MT)をインストールすることもできますが、常時稼働させると機器の寿命を縮める恐れや、電気代も相応にかかってきます。
VPS(仮想専用サーバー)を利用すれば、ハイスペックなサーバーを低コストでレンタルすることができ、いつでもどこでもアクセス可能な上、常時稼働させることができるため、FXの自動売買に適しています。
本記事では、「MT4・MT5」を利用したFX自動売買におけるVPSのメリットやデメリットを解説し、必要なスペックについても触れます。
さらに、国内でFX自動売買におすすめのVPSサービスを徹底比較し、各社のプランや料金、スペックを一覧表でまとめて紹介します。
MT4やMT5を利用したい方や自動売買に興味のある方にとって、この記事は役立つ情報となるでしょう。VPSサービスを探している方はぜひ参考にしてください。
MT4・MT5にVPSを利用するメリット

MT4・MT5を利用したFX自動売買において、VPSを利用するメリットをまとめます。
Windows PCを持っていなくてもMT4・MT5が使える
MT4・MT5はWindows用に最適化されており、一般的にもWindows OS上に構築することが多いです。
Windows VPSを利用すれば、自身が持っているPCがMacOS等Windows以外の端末であっても、リモートデスクトップ接続を活用してMT4・MT5を利用することができます。
MacやLinuxユーザーでも問題なく自動売買を行えるため、より柔軟な環境で取引できます。
24時間常時稼働できる
VPSでは、ホスティング会社が管理するデータセンターに構築したサーバーを24時間動かしているため、常時取引を行うことができます。
相場の変動があるたびに自動売買が可能なため、利益を逃すリスクを軽減できます。
ハイスペックなサーバーを低コストで利用できる
VPSは高性能なハードウェアを備えており、複数の取引プラットフォームやEA(Expert Advisor)を同時に実行することができます。
PCに比べて高い処理能力と安定性を持ち合わせており、スリッページや取引の遅延などの問題を最小限に抑えることができます。
リモートデスクトップ接続でいつでもどこでも操作可能
リモートデスクトップ接続を活用すれば、スマートフォンからでもMT4・MT5の設定や操作が可能です。
外出先や移動中でも取引を監視したり、必要な設定を行ったりすることができます。柔軟な取引環境を提供するため、利便性が向上します。
MT4・MT5にVPSを利用するデメリット

利用コストがかかる
VPSの利用には月額料金や初期費用、リモートデスクトップ接続用のライセンス費用などがかかるため、トレードにかかる総コストが増加します。
できるだけコストを抑えたい方は、初期費用がかからないVPSがおすすめです。
提供されるサービス内容によって、費用は変わってきますので、後ほど紹介するVPS比較を参考にしてみてください。
安定性の低いVPSを選ぶと取引ができなくなるリスクがある
VPSの安定性はトレードにおいて重要ですが、安定性の低いVPSを選択すると、取引の実行や注文の処理に問題が生じる可能性があります。
サーバーの障害やネットワークの問題が発生すると、取引の実行が遅れたり、一時的に利用できなくなるリスクがあります。信頼性の高いVPSを選ぶことが重要です。
MT4・MT5向けVPSの選び方

回線速度が速く安定しているか
MT4やMT5でEAを稼働させる場合、回線速度とその安定性は非常に重要です。約定の遅延があると、本来得られるはずの利益を逃してしまったり、想定外の損失につながるリスクがあります。
特にスキャルピング系のEAを使用する場合は、1秒以下の高速通信が求められるため、VPSが取引サーバーに近い場所(例:ニューヨークやロンドン)に設置されているか、常時安定した低レイテンシー回線を備えているかを確認することが大切です。
サーバーの処理性能の高さ
EAは常にチャートの動きを監視し、条件に応じて自動で売買を実行します。
そのため、サーバーの処理性能が十分でないと、動作が重くなったり、複数のEAを同時に稼働させる際にフリーズしてしまう可能性があります。
CPUの性能やメモリの容量が充分であるか、SSDを搭載しているかなど、EAをスムーズに動かすうえで必要なスペックが備わっているかをしっかり確認しておきましょう。
料金体系
VPSの料金は月額制が一般的で、スペックの高低やサービス提供会社によって幅があります。
無料で提供しているFX業者もありますが、利用条件として一定以上の取引量や証拠金残高が必要な場合が多いため注意が必要です。
また、有料プランであっても長期契約によって割引がある場合や、使った分だけ課金される従量制のプランもあります。費用対効果を考え、自分の取引スタイルに合った料金体系を選ぶことが重要です。
サポート体制
VPSは基本的に24時間稼働させるものなので、万が一トラブルが起きた場合にすぐに対応してもらえるかどうかも重要なポイントです。
日本語でのサポートがあるか、問い合わせ手段がメールだけでなくチャットや電話にも対応しているかなど、サポート体制の充実度を事前に確認しておくと安心です。
また、EAの設定やMT4/5の導入について丁寧に説明してくれるかどうかも、初心者にとっては大きな判断材料になります。
必要なスペックが用意されているか
自分が使いたいEAの推奨スペックを把握した上で、それを満たすVPSを選ぶことが大切です。
たとえば、複数のEAを同時に稼働させる場合はメモリが2GB以上必要なこともありますし、常時安定して動かすためにはSSD搭載のVPSが望ましいです。
CPU、メモリ、ストレージなどの基本スペックが、自分の運用するEAの種類や数に見合っているかをチェックしておくことで、トラブルの少ない安定した取引環境を実現できます。
VPSの中にはFX専用に提供されているものもあります。
不要な機能を省き、リモートデスクトップ接続のライセンスが最初から1ユーザー分付与されていたりします。
もちろん、FXのみのためにVPSを契約するのであれば、FX専用VPSにしても良いですが、その他のWindows VPSでも十分快適に運用することができます。
月額費用や提供サービス、サポート内容、サーバーのスペックと信頼性など、その他の比較材料を照らし合わせて、いろいろなVPSを比較してみても良いと思います。
FX自動売買用VPSで確認すべきスペック
稼働させるMTの個数に応じたメモリ容量
稼働させるMTの数に応じてメモリのスペックを選択しましょう。
安定して稼働させるためには、最低でもメモリ2GB以上は欲しいところです。
お名前.com デスクトップクラウドを例に挙げると、メモリ2GBでMT4推奨個数が3個、メモリ4GBでMT4推奨個数が8個とされています。
プラン | メモリ | MT4推奨個数 |
---|---|---|
StartUp | 2GB | 3個 |
3GB | 5個 | |
Standard | 4GB | 8個 |
5GB | 10個 | |
Premium | 8GB | 20個 |
9GB | 23個 |
回線速度
回線速度は取引の実行速度に影響します。
高速な回線速度を持つVPSを選ぶと、注文の送信や約定の処理が迅速に行われるため、スリッページ(注文価格と約定価格の差)が減少し、理想的なトレードエントリーやイグジットが可能になります。
データの送受信にかかる時間(レイテンシー)が短縮され、スキャルピングや高頻度トレーディングなどの短期取引戦略を採用する場合には、このレイテンシーの低さがトレードの成功に繋がります。
ストレージは必ずSSD
ストレージには高速処理が得意なSSDと安価で大容量に積めるHDDの2つのタイプがありますが、FX用VPSにはそこまで容量は必要ありませんので、高速処理が可能なSSDにしましょう。
MT4・MT5におすすめのVPS比較表
ここからはMT4・MT5に対応したFX自動売買におすすめのVPSを紹介していきます。
VPS | メモリ | SSD | CPU | 回線速度 | 月額料金 |
お名前.com デスクトップクラウド | 2GB | 150GB | 2コア | 10Gbps共用 | 2,640円~ |
---|---|---|---|---|---|
XServer クラウドPC | 2GB | 100GB | 2コア | 10Gbps共用 | 2,860円~ |
XServer VPS for Windows Server | 2GB | 100GB | 3コア | 10Gbps共用 | 1,980円~ |
ConoHa for Windows Server | 2GB | 100GB | 3コア | 100Mbps共有 | 2,178円~ |
Winserver(仮想デスクトップ) | 2GB | 150GB | 4コア | 100Mbps共有 | 2,255円~ |
ABLENET VPS | 2GB | 60GB | 2コア | 200Mbps共有 | 1,815円~ |
WebARENA Indigo for Windows Server | 2GB | 100GB | 3コア | 100Mbps共有 | 1,740円 |
さくらのVPS for Windows Server | 2GB | 100GB | 3コア | 100Mbps共有 | 2,310円~ |
※デスクトップクラウドとFXTF口座開設の同時申込みで適用
お名前.comデスクトップクラウド

FX自動売買専用VPSといえば、お名前.comデスクトップクラウドです。
ドメイン取得やレンタルサーバーの老舗「お名前.com」が運営するVPSサービスですが、MT4・MT5に対応しており、FX自動売買専用VPSとして提供されています。
主要FX会社のMT4・MT5がプリインストールされており、すぐに稼働させることができます。
もちろん、自身で好きなMT4・MT5をインストールすることも可能です。その際、プランによって推奨インストール数が設定されていますので、注意しておきましょう。
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お名前.com デスクトップクラウドの公式サイトはこちらお名前.comデスクトップクラウドのMT4/5対応プラン比較
プラン | メモリ | CPU | SSD | MT4推奨個数 | 転送量 | 回線速度 | OS | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
スタートアップ | 2GB | 2コア | 150GB | 3 | 無制限 | 10Gbps | Windows Server 2019 | 2,640円 |
スタンダード | 4GB | 3コア | 150GB | 5 | 4,620円 | |||
プレミアム | 8GB | 8コア | 150GB | 8 | 7,260円 |
お名前.comデスクトップクラウドの特徴
リモートデスクトップ接続のライセンスが無料
月額料金はその他のVPSに比べてやや割高ですが、VPSでMT4・MT5を利用するために必要なリモートデスクトップ接続のライセンスが無料で提供されているため、ランセンス料を抑えることができます。
24時間365日の電話・メールサポート
VPSはroot権限が付与されている分自由度は高いですが、ソフトウェアのインストールを含めたサーバー構築作業はある程度自己責任で行うことになります。
お名前.comデスクトップクラウドでは、24時間365日の電話・メールサポートを受け付けているため、サーバー構築に不安がある方でも安心です。
新規口座開設で 1 万円キャッシュバック

2024年5月17日より、サーバー申し込み時にFXTFのMT4 口座を新規で開設することで10,000円のキャッシュバックが受け取れます。
無料の口座開設でメモリ2GBのプランであれば実質 3 ヶ月無料で利用できるキャンペーンとなっているため、まだ FXTFのMT4口座をお持ちでない方は特におすすめです。
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お名前.com デスクトップクラウドの公式サイトはこちらXServer クラウドPC

「XServer クラウドPC」はレンタルサーバー国内シェアNo.1の「エックスサーバー」が提供する仮想デスクトップサーービスです。
手元の端末からいつでも・どこからでも、クラウド上にある自分専用のPCにアクセスすることができるサービスとなっています。
自分専用のPCとなっているので、MT4/5も自由に入れることができます。
「XServer VPS for Windows Server」との主な違いは、「XServer クラウドPC」はリモートデスクトップ専用VPSになっているため、環境構築など初心者にも扱いやすくなっている点、利用料金にリモートデスクトップ接続のライセンス料金が含まれているので、別途ライセンスを契約・管理しなくてもよい点です。
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Xserver クラウドPCのプラン比較
プラン | メモリ | SSD | CPU | リモートデスクトップ SAL | 転送量 | 回線速度 | OS | 価格 |
お試しプラン | 2GB | 100GB | 2コア | 無料 | 無制限 | 10Gbps共用 | Windows Server 2022 | 2,860円~ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
エントリープラン | 3GB | 200GB | 3コア | 3,590円~ | ||||
スタンダードプラン | 5GB | 300GB | 4コア | 5,680円~ | ||||
ビジネスプラン | 10GB | 500GB | 8コア | 8,390円~ | ||||
ハイエンドプラン | 16GB | 1,000GB | 16コア | 18,840円~ |
XServer クラウドPCの特徴
リモートデスクトップ接続特化サーバー

「お名前.comデスクトップクラウド」と同じくリモートデスクトップ接続に特化したサーバーです。
利用料金にリモートデスクトップ接続のライセンス料金が含まれているため無料でランセンスが取得できます。
「エントリープラン」以上のプランでは、ランセンス料を別途取得するよりもコスパよくサーバーを利用することができます。
24時間365日のメールサポート
サーバー構築作業などの利用方法で困った際はメールと電話によるサポートを受けることができます。
メールサポートは24時間365日受け付けてくれているので、初心者の方でも安心です。
また、電話サポートも平日10:00~18:00まで受け付けています。比較的新しいサービスのためネット上の情報が少ないので、わからないことは積極的にサポートを活用すると良いでしょう。
エックスサーバーのハイスペックなサーバーが利用できる

全プランで従来のSSDより最大で17倍高速処理が可能な「NVMe SSD」が搭載されています。
CPUやメモリもその他のXserverブランドのサービスと同様にハイスペックなサーバーが用意されています。
XServerブランドのハイスペックなサーバー機器をそのまま、リモートデスクトップ特化という形でわかりやすくユーザーに提供されています。
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XServer VPS for Windows Server

「XServer VPS for Windows Server」はエックスサーバーが提供するWindowsサーバー専用VPSです。
FX専用ではありませんが、リモートデスクトップ接続するためのサーバー構築を簡単に行えるアプリケーションイメージ「Windows Server for Remote Desktop」が用意されています。
このイメージを使用すれば、サーバー構築が苦手な方でも簡単に構築が可能です。
CPUとストレージ(SSD)の性能は国内トップクラス。料金も良心的なので、コストパフォーマンスを求める方におすすめのVPSとなっています。
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XServer VPS for Windows Serverのプラン比較
プラン | メモリ | SSD | CPU | リモートデスクトップ SAL | 転送量 | 回線速度 | OS | 価格 |
2GBプラン | 2GB | 100GB | 3コア | 990円 | 無制限 | 10Gbps共用 | Windows Server 2022 Datacenter Edition Windows Server 2019 Datacenter Edition Windows Server 2016 Datacenter Edition | 1,980円~ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
4GBプラン | 4GB | 100GB | 4コア | 3,980円~ | ||||
8GBプラン | 8GB | 100GB | 6コア | 7,920円~ | ||||
16GBプラン | 16GB | 100GB | 8コア | 15,840円~ | ||||
32GBプラン | 32GB | 100GB | 12コア | 31,680円~ | ||||
64GBプラン | 64GB | 100GB | 24コア | 63,360円~ |
XServer VPS for Windows Serverの特徴
CPU性能が圧倒的に高い

「XServer VPS for Windows Server」の特徴はなんといってもサーバーのスペックの高さです。
CPUには製品発表時点で80ものベンチマークで世界記録を達成した「AMD EPYC™︎」を採用し、ストレージ(SSD)に高速インターフェース「NVMe(エヌブイエムイー)」を採用しています。
CPUの処理性能は、同社リサーチで国内上位20社と比較してトップとなっており、2位より約2倍速い記録を残しました。
アプリイメージで簡単にサーバー構築

VPSはサーバーが構築を自身で行う必要があるため、苦手意識のある方もいるかもしれません。
「XServer VPS for Windows Server」では、利用シーンに合わせて適したサーバーがすぐに建てられるアプリイメージが用意されています。
アプリイメージを利用すれば、サーバー構築の経験がない方や苦手意識のある方でも安心してサーバーを建てることができます。
キャンペーン利用でさらにコスパよく利用できる
「XServer VPS for Windows Server」は定期的にキャンペーンが実施されています。
キャンペーン内容は時期によって異なりますが、うまく活用すれば、コスパ良い「XServer VPS for Windows Server」をさらにお得に利用することができます。
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ConoHa for Windows Server

「GMOインターネット」が提供するConoHaもリモートデスクトップ接続ができるWindows VPSを提供しています。
最安プランではメモリ1GBから選ぶことができます。最低利用料金は設定されていませんので、まずは小さなプランから始めてみたいという方におすすめです。
こちらも利用用途に応じたテンプレートが用意されていますので初心者の方でも安心です。
ConoHa for Windows Serverのプラン比較
プラン | メモリ | SSD | CPU | リモートデスクトップ SAL | 転送量 | 回線速度 | OS | 価格 |
1GBプラン | 1GB | 100GB | 2コア | 770円 | 無制限 | 100Mbps共有 | Windows Server 2022 Datacenter Edition Windows Server 2019 Datacenter Edition Windows Server 2016 Datacenter Edition | 1,077円~ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2GBプラン | 2GB | 100GB | 3コア | 2,178円~ | ||||
4GBプラン | 4GB | 100GB | 4コア | 4,296円~ | ||||
8GBプラン | 8GB | 100GB | 6コア | 8,470円~ | ||||
16GBプラン | 16GB | 100GB | 8コア | 15,972円~ | ||||
32GBプラン | 32GB | 100GB | 12コア | 32,428円~ | ||||
64GBプラン | 64GB | 100GB | 24コア | 65,340円~ |
ConoHa for Windows Serverの特徴
1GBプランのスモールスタートが可能
「ConoHa for Windows Server」はメモリ1GBプランから64GBプランまで幅広く提供されています。
申込後にプラン変更も可能なので、まずは小さく始めてみたいという方にぴったりのVPSです。
メモリ1GBでもSSDが100GB用意されているので、ストレージ容量も気にしなくても良さそうです。
テンプレートイメージで簡単にサーバー構築が可能

「XServer VPS for Windows Server」と同様にサーバー構築が簡単にできるテンプレートイメージが用意されています。
リモートデスクトップのサーバー構築経験がない方でも安心して利用することができます。
最低利用期間がない
一度契約すると最低3ヶ月は契約しないといけないVPSもある中で、「ConoHa for Windows Server」は最低利用期間が設定されていません。
まさにスモールスタートに向いているVPSですね。
Winserver(仮想デスクトップ)

「Winserver」はその名の通り、Windows Server専用として提供されているVPSです。
Microsoftの公式パートナー(シルバーコンピテシー)を取得しており、信頼性の高いサーバーです。
「Winserver」では、「Windows VPS」と「Virtual Desktop(仮想デスクトップ)」、「レンタル(共用)サーバー」、「専用サーバー」が提供されていますが、FXの自動売買には、「Virtual Desktop(仮想デスクトップ)」がおすすめです。
Winserver(仮想デスクトップ)のプラン比較
プラン | メモリ | SSD | CPU | MT4 推奨個数 | 転送量 | 回線速度 | OS | 価格 |
WS23-2Gプラン | 2GB | 150GB | 4コア | 1個 | 無制限 | 100Mbps共有 | Windows Server 2022 Windows Server 2019 Windows Server 2016 | 2,255円~ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
WS23-3Gプラン | 3GB | 180GB | 4コア | 2個 | 2,750円~ | |||
WS23-4Gプラン | 4GB | 200GB | 5コア | 4個 | 4,400円~ | |||
WS23-6Gプラン | 6GB | 230GB | 6コア | 6個 | 6,050円~ |
Winserver(仮想デスクトップ)の特徴
Microsoftの公式パートナーとして高い実績をもつ
WinserverはMicrosoftのホスティングパートナーとして、シルバークラウドプラットフォームコンピテンシーを取得しています。
2023年時点で14年間のサーバーの提供実績があり、信頼性は申し分ありません。
2週間の無料お試し期間が用意されている
VPSサービスにあまりない2週間の無料お試し期間が用意されています。
使い勝手の確認やFXの自動売買では重要な処理速度と安定性を確認することができます。
リモートデスクトップサービスライセンスが付きながら料金も格安
リモートデスクトップ用のサーバーのため、月額料金にリモートデスクトップサービスライセンスが1ユーザー分含まれています。
「WS23-2Gプラン」では、月額2,255円~と比較的安い価格帯ながら、さらにライセンス料も含まれていますので、かなりコスパは良いのではないでしょうか。
ABLENET VPS

ABLENET VPSもWindows Serverが提供されており、MT4/MT5を利用したFX自動売買におすすめです。
10日間の無料お試し期間と最低利用料金がないので、試しに利用して使用感を確かめたい方におすすめです。
また、一般的にMT4・MT5はWindows OSで動かしますが、ABLENET VPSでは、Linux系のUbuntuで動かせるテンプレートが用意されており、その分RDSライセンス費用がかからず安く運用できます。
ABLENET VPSのMT4・MT5対応プラン比較
プラン | メモリ | SSD | CPU | リモートデスクトップ SAL | 転送量 | 回線速度 | OS | 価格 |
Win1 | 2GB | 60GB | 2コア | 1,250円 | 無制限 | 200Mbps共有 | Windows Server 2019
Windows Server 2016 | 1,392円~ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Win2 | 3.5GB | 120GB | 3コア | 1,815円~ | ||||
Win3 | 6GB | 150GB | 4コア | 3,062円~ | ||||
Win4 | 10GB | 150GB | 5コア | 4,671円~ | ||||
Win5 | 16GB | 150GB | 6コア | 14,036円~ | ||||
V1 | 1.5GB | 40GB | 2コア | – | Ubuntu Desktop 22.04 with MT4・5 | 968円~ | ||
V2 | 2.5GB | 60GB | 3コア | 1,706円~ | ||||
V3 | 6GB | 100GB | 4コア | 3,435円~ | ||||
V4 | 10GB | 200GB | 5コア | 5,739円~ | ||||
V5 | 16GB | 200GB | 8コア | 12,947円~ |
ABLENET VPSの特徴
Linux系でMT4・MT5を動かせるから安い
「ABLENET VPS」では、Linux系のOS「Ubunts」でMT4・MT5が動かせるテンプレートが用意されています。
Windows Serverは一般的にLinux系のサーバーよりも料金が高くなっています。こちらのテンプレートを使用すれば、Linux系の料金でMT4・MT5を使うことができ、RDSライセンス費用がかからない分お得に利用することができます。
ただ、動作しないEAやソフトウェアがある点とWindows Serverに比べて安定性に劣る点に注意が必要です。
10日間の無料お試し期間があり、最低利用期間がない
10日間の無料お試し期間が用意されています。
料金が安いので、「Ubuntu Desktop 22.04 with MT4・5」を利用したいが、動作に不安があるという方はまずは試して確認することができます。
また、最低利用期間がないので、いつでも好きなタイミングで解約することができます。
25年以上のホスティングサービス実績をもつ
ABLENETは1998年以来25年以上の運用実績を持っています。
VPSで有名なホスティングサービスですが、2023年に共用レンタルサーバーも最新技術を用いてリニューアルしています。
サーバーの安定性を示す稼働率は99.99%以上となっており、信頼性の面では問題ないでしょう。
WebARENA Indigo for Windows Server

運用コストをとにかく抑えたい方は「WebARENA Indigo for Windows Server」がおすすめです。
格安のVPSですが、NTTグループの企業が運営しており、信頼性は問題ありません。
OSのテンプレートイメージはありませんが、サーバー構築に慣れている方は費用を抑えられる「WebARENA Indigo for Windows Server」も検討してみてください。
WebARENA Indigo for Windows Serverのプラン比較
プラン | メモリ | SSD | CPU | リモートデスクトップ SAL | 転送量 | 回線速度 | OS | 価格 |
1GB | 1GB | 50GB | 2コア | 1,250円 | 無制限 | 100Mbps上限 | Windows Server® 2022 Datacenter Edition
Windows Server® 2019 Datacenter Edition | 902円 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2Gb | 2GB | 100GB | 3コア | 100Mbps上限 | 1,740円 | |||
4GB | 4GB | 200GB | 4コア | 500Mbps上限 | 3,410円 | |||
8GB | 8GB | 400GB | 6コア | 1Gbps上限 | 6,840円 | |||
16GB | 16GB | 800GB | 8コア | 1Gbps上限 | 13,690円 | |||
32GB | 32GB | 1600GB | 10コア | 1Gbps上限 | 27,390円 |
WebARENA Indigo for Windows Serverの特徴
月額料金は国内最安値クラス
公式サイトでも謳っていますが、利用料金は国内最安値となっています。
とはいえ、品質が悪いというわけではなく、WindowsOSは「Windows Server 2022 Datacenter Edition」が利用でき、サーバーのスペックもそこまで低くありません。
NTTグループが運営で信頼性は問題ない
格安VPSは信頼性と安定性の面で心配になりますが、「WebARENA Indigo for Windows Server」はNTTグループの「NTTPCコミュニケーションズ」が運営しています。
稼働率は99.99%を示しており、信頼性、安定性ともに問題ありません。
eKYCで本人確認をした方は35%割引で利用できる

オンライン上で本人確認が完結できる「eKYC」を使用して本人確認すると、利用料金が最大3ヶ月35%OFFになるキャンペーンが開催されています。
コスパ最強な格安VPSがさらにお得に利用可能になっています。
さくらのVPS for Windows Server

さくらのVPSもMT4・MT5の利用に必須なリモートデスクトップ接続が可能なVPSが提供されています。
月額1,210円〜のスモールプランから利用可能で、簡単に上位プランにスケールアップすることができるため、まずは小さく始めたいという方にもぴったりです。
他のVPSにあまりない特徴として、サーバーのデータセンターが設置されているリージョンが選択が可能です。
現在では、大阪と石狩の2つのリージョンが選択可能で、ローカルネットワークを構築して、複数台構成のサーバーを構築することができます。
さくらのVPS for Windows Serverのプラン比較
プラン | メモリ | SSD | CPU | リモートデスクトップ SAL | 転送量 | 回線速度 | OS | 価格 |
W1G | 1GB | 50GB | 2コア | 1,100円 | 無制限 | 100Mbps共有 | Windows Server® 2022 Datacenter Edition
Windows Server® 2019 Datacenter Edition | 1,210円~ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
W2G | 2GB | 100GB | 3コア | 2,310円~ | ||||
W4G | 4GB | 200GB | 4コア | 4,730円~ | ||||
W8G | 8GB | 400GB | 6コア | 9,350円~ | ||||
W16G | 16GB | 800GB | 8コア | 18,150円~ | ||||
W32G | 32GB | 1600GB | 10コア | 36,850円~ |
さくらのVPS for Windows Serverの特徴
ホスティングサービスの老舗
「さくらのVPS for Windows Server」を提供している「さくらインターネット」はレンタルサーバーを含めたホスティングサービスの最初期から提供されている老舗の企業です。
安定性と信頼性は疑う余地はなく、迷ったら無難にさくらのサーバーを選択すれば良い。といったイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。
大阪と石狩の2つリージョンから選択可能
「さくらのVPS for Windows Server」が他のVPSと異なるところは、データセンターを大阪と石狩の2つのリージョンから選択できる点です。
複数台構成のサーバーを建てることができ、リージョンを分散させることで有事に備えてリスク分散させることができます。
2週間の無料お試し期間がある
2週間の無料お試し期間が用意されています。
必要なメモリがわからない方など、使用感を試してみたい方はまずはお試し利用から始めてみては。
FX自動売買におすすめなVPSによくある質問
海外のVPSでも問題ない?
海外のVPSでもFXの自動売買を行ううえで基本的に問題はありません。
むしろ、使うFXブローカーの取引サーバーが海外にある場合は、国内のVPSよりもむしろ有利になるケースがあります。
たとえば、多くの海外ブローカー(Titan FX、Axiory、Exnessなど)は、ニューヨークやロンドンに取引サーバーを設置しています。
こうしたブローカーと取引する場合、そのサーバーに近い場所にあるVPSを選ぶことで、注文執行時の遅延(レイテンシー)を大幅に抑えることができるのです。
これは、スキャルピングなどの短期売買を自動で行うEAを使用する場合に非常に大きなメリットになります。
ただし、海外VPSにはいくつかの注意点もあります。
たとえば、サポート体制は英語が中心となることが多いため、トラブル時の問い合わせや設定の確認などを自分で対応する自信がない場合にはハードルになる可能性があります。
また、サーバーの現地時間と日本時間に時差があることから、EAの動作ログや取引時間を確認する際に混乱を招くことがあります。
さらに、契約時の支払い方法がドル建てやPayPal限定など、海外特有の決済手段に限られていることもありますので、その点も事前に確認が必要です。
また、海外のVPSにリモート接続してMT4やMT5を操作する場合、日本からのアクセス環境によっては接続が不安定になったり、動作が重く感じられることもあります。
ただしこれは、VPS自体の品質によるところが大きいため、信頼できるサービスを選べば大きな問題にはなりません。
総合的に見れば、海外のVPSは「EAの安定稼働と約定スピードを優先するトレーダー」にとって非常に有効な選択肢です。
ただし、言語や時差、契約まわりに自信がない方は、まずは国内VPSからスタートして経験を積んでから移行するという段階的な選び方も検討すると良いでしょう。
まとめ
今回はFXにおすすめのVPSを紹介していきました。
FX専用VPSとして提供されているものもありますし、一般的なWindows VPSでもリモートデスクトップ接続ができれば、MT4・MT5を利用したFX用VPSとして利用できます。
サービス内容はVPSによってさまざまで、それぞれ料金も異なりますので、ご自身にあったVPSを探してみてください。