【簡単】WordPressにGoogleアナリティクスを設置する方法を解説!初期設定の方法やよくみるデータの見方もご紹介

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今回はWordPressにGoogleアナリティクスを導入する方法を紹介していきます。

様々なWebサイトで導入されているGoogleアナリティクスですが、Google純正のアクセス解析ツールということもあって、今では導入必須のツールとなっています。

GoogleアナリティクスをWordPressに導入する方法は大きく4つありますが、今回は方法別にメリット・デメリットを解説し、それぞれの方法で実際に導入する手順を解説します。

なお、本記事で解説するGoogleアナリティクスのバージョンは「Googleアナリティクス4(GA4)」となっています。

目次

WordPressにGoogleアナリティクスを設置する4つの方法

WordPressにGoogleアナリティクスを導入する方法は大きく4つあります。

ほとんどの場合は、①の「Site Kit by Google」プラグインを使用する方法で問題ありませんが、要件や環境によってはそのほかの方法も検討する必要があるかもしれません。

以下でそれぞれのメリットとデメリットを解説していきます。

①プラグイン(Site Kit by Google)を使用する【おすすめ】

Site Kit by Googleの公式プラグインページ
Site Kit by Googleの公式プラグインページ

上述したようにほとんどの場合はこちらの方法で行うのが最も手軽です。

Googleが提供している公式プラグインのため、信頼性は問題ありません。

「Google アナリティクス」の他にも「サーチコンソール」や「Googleアドセンス」などのその他Google製品との連携にも使用できる”ハブ的”なプラグインで、導入すればWordPressダッシュボードであらゆるデータを確認することができます。

あえてデメリットを挙げるとすれば、プラグイン導入による保守コストの増加です。

プラグインをインストール後も定期的にアップデートする必要があります。

あまり慣れていない方の場合、抵抗を感じるかもしれませんが、そこまで難しい作業ではありませんし、WordPressでサイト運用している限り、プラグイン管理は避けて通れません。

②テーマファイルを直接編集する

WordPressのheader.php編集画面
WordPressのheader.php編集画面

何かの事情でプラグインをインストールできない場合、テーマファイルに直接Googleアナリティクスのタグを設置する方法もあります。

HTMLの編集に慣れている方であれば、こちらでも問題ありませんし、プラグイン管理のコストも削減できます。

ただ、タグを設置するheadタグがテーマファイルのあらゆる箇所に書かれている場合などは、すべてのファイルを編集する必要があり、漏れがあると正常なデータが集められません。

一度設置してしまえば管理コストはかかりませんが、やや専門知識が必要となります。

③Googleタグマネージャーを使用する

タグマネージャーに登録されたGoogleタグ
タグマネージャーに登録されたGoogleタグ

Googleタグマネージャーを使用する方法もあります。

Google広告運用やCV管理を行なっている場合、Googleタグマネージャーを使用してタグを一元管理している方も多いと思います。

そのような場合、Googleアナリティクスのタグもタグマネージャで管理した方が管理コストを削減できるメリットがあります。

Googleタグマネージャーをすでに使用している方はこちらの方法がおすすめです。

④テーマが提供している独自の設定機能を使用する

CocoonのGoogleアナリティクス設定画面
CocoonのGoogleアナリティクス設定画面

インストールしたテーマによってはGoogleアナリティクスのタグを設置するための機能が提供されているものもあります。

その場合はテーマのマニュアルに従い、その機能を使用する方法もありでしょう。

ただ、今後テーマを入れ替える必要が出てきた場合に、Googleアナリティクスのタグも設置し直す必要があります。

個人的には可能であれば、そのほかの方法がおすすめですが、テーマの使用方法によりますので、詳しくはテーマのマニュアルを参照してください。

WordPressにGoogleアナリティクスを設定する手順

では、実際にWordPressにGoogleアナリティクスを設定する手順を実演していきます。

流れとしては、最初にGoogleアナリティクスアカウントを作成し、その後、上記の方法別に詳しく設置の流れを解説していきます。

Googleアナリティクスアカウントを作成

Googleアカウントを作成

Googleアナリティクスアカウントを作成する前にGoogleアカウントを作成します。

すでに使用されているGoogleアカウントがあれば、そちらを使用しても構いません。

以下のURLよりGoogleアカウント作成画面を開きます。

https://accounts.google.com/SignUp?continue=https://myaccount.google.com

名前を記入します。

Google アカウント作成の名前入力画面
Googleアカウント作成の名前入力画面

※この情報は、他のユーザーがあなたに連絡するときや Google サービスであなたが作成したコンテンツを見るときに公開されます。

続いて、生年月日と性別を入力してください。

Googleアカウント作成の生年月日と性別設定画面
Googleアカウント作成の生年月日と性別設定画面

※生年月日は、Googleサービスでアカウントのセキュリティ保護とカスタマイズに使用される場合があります。 この Googleアカウントを企業または組織で使用する場合は、アカウントの管理者の生年月日を指定してください。

Gmailのアドレスを作成します。

候補のアドレスを選択するか、「自分でGmailアドレスを作成」から任意のアドレスを作成してください。

独自ドメインを使用したい場合は、「既存のメールアドレスを使用する」から設定可能です。

Googleアカウント作成のGmailアドレス選択画面
Googleアカウント作成のGmailアドレス選択画面

パスワードを設定します。

設定したパスワードは今後よく使いますので、忘れないように控えておいてください。

Googleアカウント作成のパスワード作成画面
Googleアカウント作成のパスワード作成画面

再設定用のメールアドレスを設定します。

Googleアカウント作成の再設定用メールアドレスの追加画面
Googleアカウント作成の再設定用メールアドレスの追加画面

再設定用のメールアドレスは不審なログインが検知された場合などに、Googleからその旨が通知されるアドレスです。

スキップすることも可能ですが、セキュリティ保護の観点からできるだけ設定しておきましょう。

電話番号を追加します。

Googleアカウント作成の電話番号追加画面
Googleアカウント作成の電話番号追加画面

確認画面が表示されます。

内容を確認して、「次へ」をクリックしてください。

Googleアカウント作成のアカウント情報確認画面
Googleアカウント作成のアカウント情報確認画面

利用規約を確認して、「同意する」をクリックしてください。

Googleアカウント作成の利用規約同意画面
Googleアカウント作成の利用規約同意画面

これでGoogleアカウントの作成が完了しました。

Googleアナリティクスアカウントの設定

続いて、作成したGoogleアカウントを使って、Googleアナリティクスのアカウントを作成していきます。

以下のURLから新規作成ページを開いてください。

https://analytics.google.com/analytics/web/provision/?authuser=0#/provision/create

「アカウント名」と「アカウントのデータ共有設定」を入力します。

Googleアナリティクスのアカウント作成画面
Googleアナリティクスのアカウント作成画面

アカウント名は任意の名前で問題ありません。ブログ名やWebサイトの名前にするのが一般的です。

プロパティの設定をします。

「プロパティ名」と「タイムゾーン」、「通貨」を設定してください。

Googleアナリティクスのプロパティ作成画面
Googleアナリティクスのプロパティ作成画面

「プロパティ名」は任意の文字列ですが、ブログ名やWebサイト名を英数字で記入したもので良いと思います。

※プロパティとは?

プロパティとは、収集するアクセスデータを定義する1つの単位です。

1つのアカウントに複数のプロパティを設定することができ、一般的には、1つのプロパティに対して、1つのWebサイトを割り当てることになります。

例えば、A社が持つ1つのGoogleアナリティクスアカウントに対して、「コーポレートサイト」、「採用サイト」、「LP」の3つのプロパティを作成し、それぞれ個別にアクセスデータを収集するといった感じです。

ビジネスの詳細を入力してください。

Googleアナリティクスのビジネスの詳細設定画面
Googleアナリティクスのビジネスの詳細設定画面

ビジネス目標を選択します。

選択するビジネス目標によって、初期表示されるレポートが変わります。

任意の選択ですが、最もスタンダードなのが「ベースライン レポートの取得」です。

どれにするか迷った場合は、「ベースライン レポートの取得」にしておくと良いでしょう。

Googleアナリティクスのビジネス目標選択画面
Googleアナリティクスのビジネス目標選択画面

利用規約を確認して、「同意する」をクリックしてください。

Googleアナリティクスの利用規約同意画面
Googleアナリティクスの利用規約同意画面

収集するデータのプラットフォームを選択します。

WordPressの場合は、「ウェブ」を選択しましょう。

Googleアナリティクスのデータ収集プラットフォームの選択画面
Googleアナリティクスのデータ収集プラットフォームの選択画面

ウェブストリームの設定をします。

「ウェブサイトのURL」「ストリーム名」を入力してください。

Googleアナリティクスのストリームの設定画面
Googleアナリティクスのストリームの設定画面

「ストリーム名」は任意の文字列ですが、プロパティ名と同じブログ名やWebサイト名で問題ありません。

「ウェブストリームの詳細」が表示されたら、設定は完了です。

Googleアナリティクスのウェブストリームの詳細
Googleアナリティクスのウェブストリームの詳細

アクセスを計測するためのトラッキングタグ「Googleタグ」が発行されていますので、以下でその設置方法を解説します。

方法別に紹介していきますので、ご自身にあった方法を参照してください。

方法別WordPressにGoogleアナリティクスの設定手順

①プラグイン(Site kit by Google)を使用して設定する方法

プラグイン(Site kit by Google)を使ったWordPressへのGoogleアナリティクスの設置方法を紹介します。

まずはプラグインをインストールします。

WordPress管理画面の「プラグイン」→「新規追加」をクリックしてください。

WordPressの新規プラグイン追加ボタン
WordPressの新規プラグイン追加ボタン

検索欄に「Site Kit」と入し、Googleアイコンが表示されている「Site Kit by Google」を「今すぐインストール」します。

Site Kit by Googleの「今すぐインストール」ボタン
Site Kit by Googleの「今すぐインストール」ボタン

インストールができたら、「有効化」をクリックしてください。

Site Kit by Googleの有効化ボタン
Site Kit by Googleの有効化ボタン

上部に「セットアップを開始」ボタンが表示されますので、クリックします。

Site Kit by Googleのセットアップを開始ボタン
Site Kit by Googleのセットアップを開始ボタン

Google Analyticsの有効化にチェックをいれます。利用状況のデータ共有は任意で構いません。

「Googleアカウントでログイン」をクリックしてください。

Site Kit by GoogleのGoogleアナリティクスの接続設定画面
Site Kit by GoogleのGoogleアナリティクスの接続設定画面

Googleアカウントのログイン画面が表示されます。

設定したいGoogleアカウントを選択して、ログインしてください。

Site Kit by GoogleのGoogleアカウントログイン画面
Site Kit by GoogleのGoogleアカウントログイン画面

Site Kitにアクセスを許可します。全てのチェックを入れてください。

Site Kit by Googleのアクセス権の設定画面
Site Kit by Googleのアクセス権の設定画面

プラグインセットアップ画面に戻ります。

「Verify」→「Allow」→「Setup」→「Next」の順にクリックしていきましょう。

Site Kit by Googleの接続認証画面
Site Kit by Googleの接続認証画面

WordPressに紐づけるデータストリームを選択します。

「アカウント」、「プロパティ」、「ウェブデータストリーム」を選択し、「アナリティクスの構成」をクリックしてください。

Site Kit by GoogleのGoogleアナリティクス連携設定画面
Site Kit by GoogleのGoogleアナリティクス連携設定画面

無事に設定が完了すると、以下の画面が表示されます。

Site Kit by GogleのGoogleアナリティクス設定完了画面
Site Kit by GogleのGoogleアナリティクス設定完了画面

セットアップ直後は「データを収集中…」と表示されます。

しばらくするとデータが表示されるようになります。

セットアップしたGoogleタグが正常に機能しているか確認してみましょう。

Googleアナリティクスのダッシュボードにある「リアルタイム」を開いてください。

Googleアナリティクスのリアルタイムレポート
Googleアナリティクスのリアルタイムレポート

WordPressのWebサイトにアクセスすると、「リアルタイム」に計測されるはずです。

サーチコンソールも確認してみる

「Site Kit by Google」を使用してGoogleアナリティクスを設置した場合、自動でサーチコンソールの連携も行ってくれます。

以下のURLにアクセスして、サーチコンソールも確認してみましょう。

https://search.google.com/search-console

サーチコンソールはWebサイトに流入したキーワードやWebサイトにエラーがないかといった状態管理を行えるSEO対策には必須のツールです。

サーチコンソールの設置アップ開始画面
サーチコンソールの設置アップ開始画面

詳しい使い方は以下の記事がとても参考になるので、チェックしてみてください。

②テーマファイルを直接編集する方法

WordPressのテーマファイルを直接編集する方法を解説します。

まずはGoogleタグを確認しましょう。

Googleアナリティクスの「管理」→「データストリーム」から設定したプロパティを選択してください。

Googleアナリティクスのデータストリーム選択画面
Googleアナリティクスのデータストリーム選択画面

「Googleタグ」欄にある「タグの実装手順を表示する」を選択してください。

Googleタグの実装手順を表示ボタン
Googleタグの実装手順を表示ボタン

「手動でインストールする」タブにGoogleタグのJavaScriptコードが書かれていますので、コピーしてください。

GoogleタグのJavaScript
GoogleタグのJavaScript

続いて、WordPress管理画面の「外観」→「テーマファイルエディター」を開いてください。

WordPressのテーマファイルエディター
WordPressのテーマファイルエディター

「header.php」を開きます。

テーマエディターのheader.phpファイル
テーマエディターのheader.phpファイル

※テーマによってhead要素が書かれているphpファイルが異なりますが、一般的にはheader.phpに書かれているはずです。

<head>要素の直後にGoogleタグを貼り付けて、保存をクリックします。

header.phpに貼り付けたGoogleタグ
header.phpに貼り付けたGoogleタグ

これでGoogleタグの設置は完了です。

設置したGoogleタグが正常に機能しているか確認してみましょう。

Googleアナリティクスのダッシュボードにある「リアルタイム」を開いてください。

Googleアナリティクスのリアルタイムレポート
Googleアナリティクスのリアルタイムレポート

WordPressのWebサイトにアクセスすると、「リアルタイム」に計測されるはずです。

③Googleタグマネージャーを使用する

Googleタグマネージャーを使用して、WordPressにGoogleアナリティクスを導入する方法を解説します。

まず、Googleタグマネージャーのアカウントを作成していきます。

以下のURLから新規アカウント作成ページを開いてください。

https://tagmanager.google.com/?hl=ja#/admin/accounts/create

「アカウントの設定」の「アカウント名」と「国」を入力、「コンテナの設定」の「コンテナ名」と「ターゲットプラットフォーム」を入力してください。

タグマネージャーのアカウント追加画面
タグマネージャーのアカウント追加画面

「ターゲットプラットフォーム」は「ウェブ」で問題ありません。

※コンテナとは?

Googleタグマネージャーにおける「コンテナ」とは、計測タグや広告タグなど複数のタグを一元管理するためのパッケージです。

1つのGoogleタグマネージャーアカウントに対して、複数のコンテナを作成することができます。

一般的には1つのサイトやアプリに対して、1つのコンテナを作成することになります。

利用規約が表示されますので、確認して「はい」をクリックします。

タグマネージャーの利用規約
タグマネージャーの利用規約

Googleタグマネージャーをインストールするためのタグが表示されます。

手順に従って、<head>タグと<body>タグの直後にタグを貼り付けていきます。

まずは、1のコードをコピーしてください。

タグマネージャーのインストール用JavaScriptタグ
タグマネージャーのインストール用JavaScriptタグ

WordPress管理画面の「外観」→「テーマファイルエディター」を開いてください。

WordPressのテーマファイルエディター
WordPressのテーマファイルエディター

「header.php」を開きます。

テーマエディターのheader.phpファイル
テーマエディターのheader.phpファイル

※テーマによってhead要素が書かれているphpファイルが異なりますが、一般的にはheader.phpに書かれているはずです。

<head>要素の直後に貼り付けて、保存をクリックします。

header.phpに貼り付けたタグマネージャーのインストールタグ
header.phpに貼り付けたタグマネージャーのインストールタグ

続いて、2のコードをコピーしてください。

タグマネージャーのインストール用JavaScriptタグ
タグマネージャーのインストール用JavaScriptタグ

「header.php」の<body>要素の直後に貼り付けて、保存をクリックしてください。

header.phpに貼り付けたタグマネージャーのインストールタグ
header.phpに貼り付けたタグマネージャーのインストールタグ

これでWordPressにGoogleタグマネージャーを設置することができました。

続いて、このタグマネージャーを使用して、Googleアナリティクスを導入します。

先に、GoogleアナリティクスのタグIDが必要になりますので、確認しておきましょう。

Googleアナリティクスの「管理」→「データストリーム」をクリックし、プロパティを選択します。

Googleアナリティクスのデータストリーム選択画面
Googleアナリティクスのデータストリーム選択画面

「測定ID」が表示されます。こちらをコピーしてどこかに控えておきましょう。

Googleアナリティクスの測定ID
Googleアナリティクスの測定ID

それでは、Googleタグマネージャーの設定を行います。

Googleタグマネージャーの「タグ」を開き、「新規」をクリックしてください。

タグマネージャーの新規タグ追加ボタン
タグマネージャーの新規タグ追加ボタン

タグに名前をつけます。今回は「GA4」とします。

さらに「タグの設定」をクリックして、「タグタイプ」から「Googleアナリティクス」→「Googleタグ」を選択してください。

タグマネージャーのGoogleタグ追加ボタン
タグマネージャーのGoogleタグ追加ボタン

「タグID」には先ほど確認したGoogleアナリティクスの「測定ID」を入力します。

Googleタグの測定ID入力画面
Googleタグの測定ID入力画面

「保存」をクリックしてください。

続いて、トリガーを作成します。

「トリガー」をクリックして、「Initialization – All Pages」を選択してください。

タグマネージャーのトリガー選択画面
タグマネージャーのトリガー選択画面

「保存」をクリックして、タグの設定は完了です。

セットアップしたGoogleタグが正常に機能しているか確認してみましょう。

Googleアナリティクスのダッシュボードにある「リアルタイム」を開いてください。

Googleアナリティクスのリアルタイムレポート
Googleアナリティクスのリアルタイムレポート

WordPressのWebサイトにアクセスすると、「リアルタイム」に計測されるはずです。

④テーマが提供している独自の設定機能を使用する

WordPressのテーマが提供しているGoogleアナリティクスの設定機能を使用する方法を解説します。

今回はWordPressテーマ「Cocoon」を例に紹介します。

まずは、設定するGoogleアナリティクスのタグIDを確認しましょう。

Googleアナリティクスを開いて、「管理」→「データストリーム」をクリックし、プロパティを選択します。

Googleアナリティクスのデータストリーム選択画面
Googleアナリティクスのデータストリーム選択画面

「測定ID」が表示されますので、コピーしてください。

Googleアナリティクスの測定ID
Googleアナリティクスの測定ID

続いて、WordPressに戻ります。

管理画面の「Cocoon設定」をクリックしてください。

Cocoon設定画面
Cocoon設定画面

上部のタブから「アクセス解析・認証」を開きます。

Cocoonのアクセス解析・認証画面
Cocoonのアクセス解析・認証画面

「Google Analytics設定」の「GA4測定ID」にコピーした測定IDを入力してください。

CocoonのGoogle Analytics設定画面
CocoonのGoogle Analytics設定画面

「変更をまとめて保存」をクリックして設定は完了です。

セットアップしたGoogleタグが正常に機能しているか確認してみましょう。

Googleアナリティクスのダッシュボードにある「リアルタイム」を開いてください。

Googleアナリティクスのリアルタイムレポート
Googleアナリティクスのリアルタイムレポート

WordPressのWebサイトにアクセスすると、「リアルタイム」に計測されるはずです。

Googleアナリティクスを導入したら行うべき初期設定

Googleアナリティクスを導入したら最低限行うべき初期設定を紹介します。

自分のIPアドレスからのアクセスを除外する

デフォルトの状態では、自身がWebサイトにアクセスしたデータも反映されてしまいます。

純粋なデータを計測するために、地震のアクセスは除外するようにしておきましょう。

Googleアナリティクスの「管理」→「データストリーム」→「プロパティ」を選択します。

Googleアナリティクスのデータストリーム選択画面
Googleアナリティクスのデータストリーム選択画面

「Googleタグ」の「タグ設定を行う」をクリックしてください。

GoogleアナリティクスのGoogleタグ設定ボタン
GoogleアナリティクスのGoogleタグ設定ボタン

下部にある「もっと見る」を開き、「内部トラフィックの定義」をクリックします。

内部トラフィックの定義ボタン
内部トラフィックの定義ボタン

「作成」をクリックしてください。

内部トラフィックの定義作成ボタン
内部トラフィックの定義作成ボタン

「IPアドレスを確認」をクリックして、自身のIPアドレスを確認してください。

IPアドレスの確認ボタン
IPアドレスの確認ボタン

「ルール名」に任意の名前を入力して、「IPアドレス」の「マッチタイプ」に「IPアドレスが次と等しい」を選択「値」に先ほど確認したIPアドレスを入力してください。

内部トラフィックルールの作成画面
内部トラフィックルールの作成画面

これで内部トラフィックルールの作成は完了です。

続いて、作成した内部トラフィックルールを適用していきます。

同じく「管理」から「データフィルター」→「内部トラフィックルール」をクリックしてください。

登録されたデータフィルタ
登録されたデータフィルタ

「フィルタの状態」を「有効」にして、保存をクリックします。

データフィルタの有効化ボタン
データフィルタの有効化ボタン

これで内部トラフィックを除外することができました。

データ保持期間を変更する

データの保持期間とは、Googleアナリティクスのサーバーに保存されたユーザー単位およびイベント単位のデータが自動的に削除されるまでの期間のことです。

デフォルトでは、この期間が2ヶ月となっていますので、古いデータが見ることができない項目もあります。

設定を変更して延長しておきましょう。

「管理」→「データの保持」をクリックしてください。

データの保持期間設定画面
データの保持期間設定画面

「イベントデータの保持」を最長の「14ヶ月」に変更します。

データ保持期間の変更
データ保持期間の変更

保存をクリックして設定は完了です。

サーチコンソールとの連携

Googleアナリティクスをサーチコンソールと連携すると、Googleアナリティクス上でサーチコンソールのデータを参照することができます。

流入キーワードなどが参照できるようになるので連携しておくことをおすすめします。

「管理」→「サービス間のリンク設定」から「Search Consoleのリンク」をクリックします。

Search Consoleのリンクボタン
Search Consoleのリンクボタン

右上にある「リンク」をクリックしてください。

「アカウントを選択」をクリックします。

Search Consoleのアカウント選択ボタン
Search Consoleのアカウント選択ボタン

連携するサーチコンソールのプロパティを選択して、「確認」をクリックしてください。

連携するサーチコンソールのプロパティ選択画面
連携するサーチコンソールのプロパティ選択画面

「次へ」をクリックしてください。

サーチコンソール連携画面
サーチコンソール連携画面

ウェブストリームを選択します。「選択」をクリックしてください。

サーチコンソールと連携するウェブストリームの選択ボタン
サーチコンソールと連携するウェブストリームの選択ボタン

設定したデータストリームを選択してください。

サーチコンソールと連携するデータストリームの選択画面
サーチコンソールと連携するデータストリームの選択画面

「次へ」をクリックします。

サーチコンソール連携画面
サーチコンソール連携画面

「送信」をクリックして、連携は完了です。

サーチコンソール連携画面
サーチコンソール連携画面

Googleアナリティクスの基本的な使い方

ここからはGoogleアナリティクスの基本的な使い方について解説します。

Googleアナリティクスとは

Googleアナリティクスとは、Google社が提供する高機能なアクセス解析ツールです。

Webサイトやアプリの訪問者数、ページビュー、コンバージョンなどのデータを収集・可視化してくれる、言わばWebサイトには必須のツールといっても過言ではありません。

ユニバーサルアナリティクス(旧版)とGoogleアナリティクス4の違い

2023年7月1日をもってユニバーサルアナリティクス(旧版)のサポートが停止され、新しいGA4への移行が必須となりました。

様々な点が大幅に変更され、ほとんど別物のようなツールとなっています。

一番の大きな違いは様々な指標を”イベント”という単位で取り扱うようになったことです。

ユニバーサルアナリティクス(旧版)では、セッションを軸にして、PVや直帰率、滞在時間等を指標として算出していましたが、GA4では、”イベント”という単位を軸にして集計しています。

様々なユーザー行動を”イベント”という単位で計測することで、「クリック」や「スクロール」といった従来ではやや設定が難しかった計測まで容易に行えるようになりました。

PV・ユーザー数・エンゲージメント時間(滞在時間)を調べる方法

PVやユーザー数は最も確認する機会の多い指標ではないでしょうか。

Googleアナリティクスでは、「レポート」→「エンゲージメント」→「ページとスクリーン」で確認することができます。

ページとスクリーンレポート
ページとスクリーンレポート
表示回数ページの閲覧数。≒PV。
ユーザーページを訪問したユーザー数。
ユーザーあたりのビュー1ユーザーあたりの閲覧数。
平均エンゲージメント時間閲覧されている平均時間。≒滞在時間。
イベント数クリックやスクロールなどユーザーが起こしたイベントの合計数。

ユーザー属性を調べる方法

国や市町村、年齢や性別などどういったユーザーがWebサイトに流入しているのか調べることができます。

Googleアナリティクスでは、「レポート」→「ユーザー属性」→「概要」で確認することができます。

ユーザー属性の概要レポート
ユーザー属性の概要レポート
ユーザーの国。
市町村ユーザーの市町村。
性別ユーザーの性別。
インタレストカテゴリユーザーが持つ興味や関心
年齢ユーザーの年齢。
言語ユーザーの言語。
どうやってユーザーデータを取得しているの?

データの収集元
アナリティクスを更新して広告レポート機能に対応させることで、アナリティクスはユーザー属性とインタレスト カテゴリに関するデータを次のソースから収集するようになります。

ソース対象条件結果
サードパーティの DoubleClick CookieウェブブラウザのアクティビティのみCookie が存在することアナリティクスは Cookie に含まれるユーザー属性とインタレスト カテゴリに関する情報をすべて収集します。
Android の広告 IDアプリのアクティビティのみAndroid アプリ内のアナリティクス トラッキング コードを、広告 ID を収集するように更新すること*アナリティクスは ID に基づく識別子を生成します。この識別子には、ユーザーのアプリのアクティビティに紐付けられた、ユーザー属性およびインタレスト カテゴリ関連情報が含まれています。
iOS の広告主向け識別子(IDFA)アプリのアクティビティのみiOS アプリ内のアナリティクス トラッキング コードを、IDFA を収集するように更新すること*Google アナリティクスは IDFA に基づく識別子を生成します。この識別子には、ユーザーのアプリのアクティビティに紐付けられた、ユーザー属性およびインタレスト カテゴリ関連情報が含まれています。
ユーザー属性とインタレスト カテゴリについて – アナリティクス ヘルプ

流入経路を調べる方法

検索エンジン経由やSNS経由、ブックマーク経由などユーザーがどの経路で流入したのか確認することができます。

Googleアナリティクスでは、「レポート」→「集客」→「概要」で確認することができます。

集客の概要画面
集客の概要画面
新規ユーザー数新サイトと初めて接触した、またはアプリを初めて起動したユーザーの数。
セッションサイトまたはアプリで開始したセッションの数。
Organic Search自然検索からの流入
DirectブックマークやURLを直接入力した流入
Referral被リンクからの流入
Organic SocialSNSからの流入
Organic Video動画サイトからの流入

リアルタイムレポートの見方

リアルタイムレポートでは、直近30分以内にWebサイトにアクセスしてきた情報を確認することができます。

Googleアナリティクスでは、「レポート」→「リアルタイム」で確認することができます。

リアルタイムレポート
リアルタイムレポート

Googleアナリティクスを設定したら行うべきその他の対応

Googleアナリティクスの設定が完了したら、以下の対応も検討しましょう。

プライバシーポリシーへの記載

GoogleアナリティクスはCookieを取得してアクセス解析を行います。

ユーザーにその旨を公開しておかないと利用規約違反になりますので、プライバシーポリシーに記載しておきましょう。

プライバシーポリシーとは?

「プライバシーポリシー」とは、個人情報について、その収集や活用、管理、保護などに関する取り扱いの方針を明文化したものをいいます。

すべてのウェブサイトに必要なものではありませんが、個人情報を収集するサイトの場合は、プライバシーポリシーの制定と明記が必要とされています。

プライバシーポリシーとは(広報Q&A):日本広報協会

GDPRへの対応

英国はEU圏へもWebサイトを配信する場合は、「一般データ保護規則(GDPR)」への対応も必要です。

具体的な対応方法は多岐にわたるため、ここでは詳細に触れませんが、取得するデータとその用途を明確に定義し、その旨を訪問者に伝達すること。

また、そのことについて同意を得ることが必要です。

GDPRの対応は技術的な側面だけでなく、法的なチェックも必要になりますので、専門的機関と相談しながら対応することも検討してください。

まとめ

今回はWordPressにGoogleアナリティクスを設置する方法を紹介しました。

記事中でも触れた通り、基本的にはGoogle公式プラグイン「Site Kit by Google」を使用すると簡単に設置することができるのでおすすめです。

ただ、システム要件やWebサイトの運用方法次第ではそのほかの設置方法も検討しましょう。

Webサイトは公開して終わりではなく、育てていく必要があります。

Googleアナリティクスはその大きな手助けになるでしょう。

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この記事を書いた人

志賀裕一のアバター 志賀裕一 サーバーチョイス 編集者

Web開発歴6年のフリーランスエンジニア。大学在学中から教育系Webメディアを運営するスタートアップにて、Webディレクターとして従事。独立からこれまでに多くのコーポレートサイトやCRM、予約システムなどのシステム開発、オウンドメディア運営を経験。20以上のレンタルサーバーの使用経験を持つ。

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