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昨今、界隈で盛り上がりを見せているDifyですが、これを機にAIアプリを作ってみたいと思っている方も多いのではないでしょうか。
Difyはフリープランも用意されていますが、色々と制限も厳しく、作りたいものがなかなか作ることができないかもしれません。
とはいえ、有料プランは60ドル/月近くするので、個人開発ではなかなか手を出しづらいですよね…。
そこで今回はXServer VPSにDifyをデプロイして、実質1,500円前後で使える環境の構築方法を紹介します。
Difyとは

Difyは、ノーコードで使いやすいUIを提供するAIアプリ開発プラットフォームです。
プログラミング知識がなくても視覚的な操作でワークフローを構築し、複雑なAIアプリを直感的に作成可能です。
豊富なテンプレートが用意されており、チャットボットやデータ分析など、用途に応じたアプリを迅速に作成できます。
また、GoogleスプレッドシートやNotionといったビジネスツールと連携し、タスク管理やデータ分析を自動化することも可能です。
複数のLLMモデル(GPT-4、Llamaなど)を適切に組み合わせて活用できる柔軟性や、多言語対応、日本語サポートがあるため、幅広いビジネスニーズに対応しています。
Difyの利用方法はクラウド版(Saas 版)とセルフホスト版(コミュニティ版)の2つ
Difyの利用方法は大きく分けて2つあります。
クラウド版(Saas 版)
クラウド版はDify.aiが提供している公式のSaaSです。
メリット | デメリット |
---|---|
サーバー構築やメンテナンスが不要 すぐに利用開始できる 自動的にアップデートされる サポート体制が充実している | 月額料金が発生する(有料プランは約 60 ドル/月) フリープランでは機能制限がある(リクエスト数制限、カスタムツール未対応など) データが外部サーバーに保存される カスタマイズに制限がある |
セルフホスト版(コミュニティ版)
セルフホスト版は自分のサーバーにDifyをインストールして利用する方法です。
メリット | デメリット |
---|---|
月額料金がかからない(サーバー費用のみ) データを自分のサーバーで管理できる 機能制限がない 自由にカスタマイズできる プライベートな環境で利用可能 | サーバーの構築・管理知識が必要 自分でアップデートやメンテナンスを行う必要がある サーバー費用がかかる トラブル時は自己解決が基本 |
今回紹介するXServer VPSを使った方法は、セルフホスト版のDifyを簡単にセットアップできる方法となります。
Difyを構築するならXServer VPSがおすすめ

セルフホスト版のDifyを運用する際、XServer VPSを選ぶメリットは大きく3つあります。
クラウド版より安く運用できる
Difyのクラウド版は有料プランが約60ドル/月(約9,000円/月)と高額です。
一方、XServer VPSであれば月額1,500円前後の料金でDify環境を構築できるため、大幅にコストを削減できます。
キャンペーンを利用すれば初期費用も抑えられるため、試験的にDifyを使ってみたい方にも最適です。
長期的にDifyを活用したい場合、セルフホスト版の方が圧倒的にコストパフォーマンスが良いといえるでしょう。
国内のデータセンターだから安心
XServer VPSは国内のデータセンターでサービスを提供しているため、データの管理や通信速度の面で安心して利用できます。
海外のクラウドサービスと比較して、日本国内からのアクセス速度が安定しており、レスポンスも良好です。
また、日本の法律に基づいてサービスが運営されているため、データ保護や個人情報の取り扱いについても信頼性が高いです。
企業での利用やセンシティブなデータを扱う場合でも、国内データセンターという安心感があります。
サポートも日本語で対応しているため、トラブル時の対応もスムーズです。
テンプレートを使えば、初心者でも簡単にDifyをセルフホスト可能
通常、セルフホスト版のDifyを構築するにはDockerやサーバー管理の知識が必要です。
しかし、XServer VPSではDify専用のテンプレートが用意されており、初心者でも簡単にセットアップできます。
面倒な環境構築作業は自動化されており、クリック操作と簡単なコマンド入力だけでDify環境を立ち上げることができます。
AWSやGCPといった他のクラウドサービスでは、インフラの知識が必要になりがちですが、XServer VPSなら技術的なハードルが大幅に下がります。
これにより、エンジニアでない方でも手軽に自分専用のDify環境を構築し、AIアプリ開発に挑戦できるでしょう。
独自ドメイン・SSL周りの面倒な作業が不要
XServer VPSには「ドメイン・SSL クイック設定」が提供されていて、申し込み時に独自ドメインを入力すれば、あとは自動でドメインとSSLの管理を行ってくれます。
SSL 証明書の更新は面倒な作業になりがちですが、自動で行なってくれるので、アプリ開発に集中することができます。
XServer VPSのDifyイメージ対応プラン
4GBプラン | 8GBプラン | 16GBプラン | |
---|---|---|---|
メモリ | 4GB | 8GB | 16GB |
vCPU | 4コア | 6コア | 8コア |
SSD | 100GB | 100GB | 100GB |
月額料金 | 1,700円~ | 3,201円~ | 7,200円~ |
初期費用 | 無料 | 無料 | 無料 |
XServer VPSにDify環境を構築する手順
実際にXServer VPSを使ってDify環境を立てる手順を解説します。
事前準備(独自ドメインでの運用をする場合)
独自ドメインで Dify を運用したい方向けに、ドメインの設定方法を説明します。
ドメインの取得状況によって設定方法が異なりますので、該当する方法を選択してください。
独自ドメインをまだ取得していない場合
まだ独自ドメインを取得していない方はVPS管理から「ドメイン取得」をクリックしてください。

取得したいドメイン名を入力、希望のドメイン末尾を選択して、「ドメインを検索する」をクリックしてください。

取得可能なドメイン一覧が表示されます。
希望のドメインにチェックを入れ、利用規約に同意して、「お申し込み内容の確認と支払いへ進む」をクリックしてください。

内容を確認して、支払い方法を選択します。

「支払いをする」をクリックしてください。

これで独自ドメインが取得できました。

他社で取得したドメインを設定する場合
他社で取得したドメインを XServer VPSで使用する場合は、ドメインのネームサーバーを XServer VPSのネームサーバーに変更する必要があります。
ドメインを取得したサービス(お名前.com、ムームードメインなど)の管理画面にログインしてください。
ドメイン管理画面から「ネームサーバー設定」または「DNS 設定」の項目を探してください。
ネームサーバーを以下のXServer VPSのネームサーバーに変更してください。
プライマリネームサーバー | ns1.xserver.jp |
---|---|
セカンダリネームサーバー | ns2.xserver.jp |
設定変更後、反映までに数時間から最大72時間程度かかる場合があります。
XServer VPSを申し込む
Xserver VPSの契約がまだの方は以下の手順で申し込みができます。
【10月9日17:00まで】月額実質581円〜!
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公式サイトの「今すぐ始める」をクリックしてください。

すでにXserverアカウントを持っている方は「ログイン」、初めて申し込む方は「すぐにスタート!新規お申込み」をクリックしてください。

申し込みフォームが表示されます。
お客様情報を入力する
Xserverアカウントを作成するために、お客様情報を入力します。
必要項目を入力しましょう。

入力が完了したら、「次へ進む」をクリックしてください。
続いて、本人認証のために確認コードがメールで送られます。

メールを確認して、確認コードを入力しましょう。

最後に入力内容を確認して、問題がなければ「この内容で登録しサーバー申し込みへ進む」をクリックします。

これでXserverアカウントの作成は完了です。
お申し込み内容を入力する
続いて、VPSの申し込みをします。こちらも必要項目を入力していきます。
「イメージタイプ」は「Dify」を使用します。

独自ドメインでDifyを運用する方は「ドメイン・SSL クイック設定」を「利用する」にして、ドメイン名を入力してください。

その他の入力が完了したら、「お申し込み内容を確認する」をクリックしてください。
確認画面で申し込み内容を確認します。

問題がなければ、「お支払いへ進む」をクリックしてください。
お支払い情報を入力する
支払い設定を行います。
Xserver VPSではクレジットカード決済とあと払い(ペイディ)に対応しています。

支払い方法を選択して、「決済画面へ進む」をクリックします。

クレジットカード情報を入力して、「確認画面へ進む」をクリックしてください。

内容を確認して、問題がなければ「支払いをする」をクリックしてください。
これでXserver VPSの申し込みは完了です。
パケットフィルター設定を行う
「パケットフィルター設定」とは、いわゆるポートの解放設定です。
「VPS管理」から「パケットフィルター設定」をクリックしてください。

「フィルタールール設定を追加する」をクリックしてください。

今回はサーバー内部に接続するために使う「SSH」とHTTP経由でドメインにアクセスするため「Web」をフィルタールールに追加しておきます。

「変更する」をクリックして、設定は完了です。
Difyのセットアップ
サーバー構築作業が完了したら、SSH経由でサーバーにログインし、セットアップ作業を行います。
SSHでサーバーにログイン
お好みのコマンドラインツールからサーバーにSSH接続してください。
ssh root@{IPアドレス} -p 22
パスワードの入力が求められますので、申込時に設定した「rootパスワード」を入力してください。

サーバー情報が表示されれば、ログインは成功です。

セットアップコマンドを実行
以下のコマンドを実行することで、セットアップが開始されます。
bash setup.sh {ドメイン} {メールアドレス}
Let’s EncryptのSSL証明書を取得します。更新情報やニュースの受信を許可するか聞かれます。
「Y」か「N」を入力して、Enterを押します。

セットアップが開始されます。

これでDifyのセットアップは完了です。
Difyアカウントを作成する
セットアップが完了したら、ブラウザからドメインにアクセスしてみましょう。

下部にある「管理者アカウントの設定」をクリックすると、管理者アカウントの作成画面が表示されます。
必要情報を入力して、セットアップを行なってください。

ダッシュボードが表示されます。

構築完了
これでDifyの構築が完了しました。チャットボットを作るもよし、データを渡して分析をさせるもよし、SNSと連携させるもよし、自由にいじってみてください。
XServer VPSのDifyテンプレートでインストールした場合のアーキテクチャを見てみる
インストールしたDifyサーバーの中身をいろいろと見てみました。
XServer VPSのDifyテンプレートでDifyをインストールした場合は、docker-composeを使ったセルフホストの形式でデプロイされています。
Difyの中身は/root/dify/
に保存されていますね。

docker周りのファイルは/root/dify/docker/
に入っています。

XServer VPS では SSL の設定と証明書の更新も docker で管理していて、こちらで手動更新しなくても自動で更新作業を行なってくれます。
SSLはcertbotで管理していて、docker-compose.override.ymlでデフォルトのYAMLをオーバーライドする形で管理しています。
services:
certbot:
restart: always
SSL証明書の管理が不要なのはとても便利ですね。
XServer VPSにインストールしたDifyのバージョンをアップデートする方法
Difyは盛り上がりを見せているだけあって、非常に活発にバージョンアップがリリースされています。
AI業界は進化も早いので、常に最新版を使いたいと思う方も多いと思います。
バージョンをアップデートする場合は、SSH接続して、以下のコマンドを実行しましょう。
bash update.sh
SSL証明書を更新する方法
「ドメイン・SSLクイック設定」を行なっていない方は、サーバーにSSH接続して、以下のコマンドを実行してください。
ssl_update.sh {ドメイン} {メールアドレス}
確認メッセージが表示されます。「2」を入力して、Enterを押してください。

これで証明書の更新は完了です。
まとめ
今回はXServer VPSを使ってDify環境を構築する方法を解説しました。
Difyはノーコードでエンジニアやプログラマーではない方でも簡単にAIツールにアクセスできることが大きな魅力です。
ただ、Dify.aiで提供されているクラウド版では、60ドル近くの料金を支払う必要があるため、二の足を踏む方も多いと思います。
XServer VPSを使えば、簡単な操作でDify環境を作成することができるので、誰でも簡単にDifyで遊ぶことができます。
これを機にDifyでいろいろなアプリを作ってみてください。