XServer VPS for Windows ServerにActive Directory環境を構築する方法

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Active Directoryの構築をVPSで行いたいと考えていませんか?

本記事では、XServer VPS for Windows Serverを使ってActive Directory環境を構築する方法を、初心者にもわかりやすくステップごとに解説します。

目次

Active Directoryとは


Active Directory(アクティブディレクトリ)とは、Microsoftが開発したディレクトリサービスで、Windows Serverに標準搭載されています。

ネットワーク内のユーザー、コンピューター、プリンターなどのリソースを一元的に管理・認証できる仕組みであり、中小企業から大企業まで広く利用されています。

特に、次のようなシーンで活用されています。

  • ユーザー管理:従業員のアカウントやグループの作成、パスワードポリシーの適用
  • アクセス制御:ファイルサーバーやプリンターへのアクセス権限の集中管理
  • セキュリティポリシーの適用:グループポリシーを使って、組織全体のPCの設定を統一
  • シングルサインオン:ユーザーが一度ログインすれば、ネットワーク内の様々なサービスにアクセス可能

Active Directoryを導入することで、IT管理者はネットワーク全体を効率的に制御でき、セキュリティの向上と運用負荷の軽減が期待できます。

XServer VPS for Windows Serverとは

Xserver for Windowsの公式サイト
引用:Xserver for Windowsの公式サイト

XServer VPS for Windows Serverは、エックスサーバー株式会社が提供する、Windows Server OSがプリインストールされたVPS(仮想専用サーバー)サービスです。

自宅やオフィスに物理サーバーを設置することなく、クラウド上で手軽にWindows環境を構築できるのが大きな魅力です。

XServer VPS for Windows Serverの特徴

  • Windows Serverが標準搭載:OSのインストール不要で、すぐに利用可能
  • リモートデスクトップ対応:WindowsのGUIにRDP接続できるため、直感的な操作が可能
  • 料金が定額制:月額料金で予算管理がしやすく、初期費用も不要
  • 柔軟なスペック選択:用途に応じてCPU・メモリを選択可能(例:2vCPU/4GB RAMなど)

Active Directory構築との相性

Active Directoryを構築するには、常時稼働する安定したWindows Server環境が必要です。XServer VPSなら以下のようなメリットがあります。

  • 自前でサーバー機器を調達・管理する必要がない
  • インターネット経由でどこからでも管理ができる
  • 可用性が高く、コストも比較的抑えられる

XServer VPS for Windows ServerにActive Directoryを構築する方法

STEP
XServer VPS for Windows Serverを申し込む

まずは、「XServer VPS for Windows Server」を申し込んでいきます。

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Xserver for Windowsの公式サイトはこちら

XServer for Windows Serverトップページにある「申し込み」をクリックします。

Xserver for Windowsのお申し込みボタン
Xserver for Windowsのお申し込みボタン

すでにXServerアカウントを持っている方は「ログイン」を、持っていない方は「すぐにスタート!新規お申し込み」をクリックしてください。

お申し込みフォームの選択ボタン
お申し込みフォームの選択ボタン

申し込みフォームが表示されます。

お客様情報を入力する

XServerアカウントを作成するために、お客様情報を入力します。

必要項目を入力しましょう。

お客様情報の入力画面
お客様情報の入力画面

入力が完了したら、「次へ進む」をクリックしてください。

続いて、本人認証のために確認コードがメールで送られてきます。

メールに届いた確認コード
メールに届いた確認コード

メールを確認して、コードを入力しましょう。

確認コードの入力画面
確認コードの入力画面

最後に入力内容を確認して、問題がなければ「この内容で登録しサーバー申し込みへ進む」をクリックします。

XServerアカウントの確認画面
XServerアカウントの確認画面

これでXServerアカウントの作成は完了です。

お申し込み内容を入力する

続いて、Windowsサーバーの申し込みをします。プランは任意のメモリを選択してください。

プラン選択画面
プラン選択画面

「イメージタイプ」に「Windows Server for Remote Desktop」を選択します。

イメージタイプ選択画面
イメージタイプ選択画面

※officeアプリを使用したい方は「Windows Server for Remote Desktop + Office」を選択してください。

リモートデスクトップを利用するには、「リモートデスクトップ SAL」のライセンスが必要です。

ライセンスは使用する人数分必要なりますので、人数分のライセンス数を入力してください。

リモートデスクトップのライセンス申し込み画面
リモートデスクトップのライセンス申し込み画面

Administratorパスワードは後ほど必要になりますので、忘れないようにどこかに控えておきましょう。

入力が完了したら、「お申し込み内容を確認する」をクリックしてください。

確認画面で申し込み内容を確認します。

申し込み内容の確認画面
申し込み内容の確認画面

問題がなければ、「お支払いへ進む」をクリックしてください。

お支払い情報を入力する

支払い設定を行います。

「クレジットカード」か「Paidy」を利用して「コンビニ振り込み」か「銀行振込」が行えます。

「クレジットカード」でお支払いの方が、更新時の支払い忘れが防止できるので、個人的にはおすすめです。

クレジットカードの情報を入力して、「決済画面へ進む」をクリックします。

支払い方法の選択画面
支払い方法の選択画面

設定内容を確認して、問題がなければ「確認画面へ進む」をクリックしてください。

決済手段の選択画面
決済手段の選択画面

内容を確認して、問題がなければ「支払いをする」をクリックしてください。

クレジットカードの入力画面
クレジットカードの入力画面

これでサーバーの申し込みは完了です。

STEP
リモートデスクトップ接続を行う
VPS管理ボタン
VPS管理ボタン

VPS管理からIPアドレスを確認

VPSパネルから「VPS管理」をクリックします。

「VPS情報」にある「IPアドレス」を確認してください。

IPアドレス
IPアドレス

手持ちのWindowsからリモートデスクトップ接続する

スタートボタンをクリックし、検索窓に「リモートデスクトップ接続」と入力してください。

Windowsのスタートボタン
Windowsのスタートボタン

「リモートデスクトップ接続」をクリックしてください。

リモートデスクトップ接続アプリアイコン
リモートデスクトップ接続アプリアイコン

「コンピューター(C)」に先ほど確認したIPアドレスを記入して、「接続」をクリックします。

IPアドレスの入力画面
IPアドレスの入力画面

資格情報を入力します。

「ユーザー名」に「Administrator」「パスワード」に申し込み時に設定したパスワードを入力してください。

資格情報の入力画面
資格情報の入力画面

確認画面が表示されます。

今回は問題ありませんので、「このコンピューターへの接続について今後確認しない」にチェックし、「はい」ボタンをクリックしてください。

コンピュータの信頼性チェック画面
コンピュータの信頼性チェック画面

Windows Serverの画面が表示されました。

Windows Serverのデスクトップ画面
Windows Serverのデスクトップ画面

これで接続は完了です。

STEP
Active Directoryを構築する

リモートデスクトップでWindows Serverにログイン後、画面左下のWindowsボタン →「サーバー マネージャー」をクリックして起動します。

Windowsメニュー
Windowsメニュー

「役割と機能の追加」をクリックしてください。

サーバーマネージャー画面
サーバーマネージャー画面

ウィザードが表示されれば、「次へ」をクリックします。

セットアップウィザード
セットアップウィザード

「役割ベースまたは機能ベースのインストール」を選択して「次へ」をクリックしてください。

インストールの種類の選択画面
インストールの種類の選択画面

サーバーが1台の場合は、そのまま「次へ」をクリックします。

対象サーバーの選択
対象サーバーの選択

「Active Directory ドメイン サービス」にチェックを入れ、「必要な機能の追加」を求められたら「機能の追加」をクリックしてください。

サーバーの役割の選択
サーバーの役割の選択

そのまま「次へ」をクリックします。

「機能の選択」はデフォルトのままで問題ありません。

機能の選択画面
機能の選択画面

「Active Directory ドメイン サービス」の内容を確認して、「次へ」をクリックします。

Active Directory ドメインサービスの内容確認画面
Active Directory ドメインサービスの内容確認画面

「インストール」をクリックしてください。

インストールオプションの確認画面
インストールオプションの確認画面

インストールが完了したら、「戻る」をクリックし、右上の通知アイコンから「このサーバーをドメインコントロールに昇格する」をクリックしてください。

ドメインコントローラーに昇格するボタン
ドメインコントローラーに昇格するボタン

ドメインコントローラーの配置を設定します。

今回はフォレストが未作成なので、「新しいフォレストを追加する」を選択し、「ルートドメイン」(今回は「ad.local」にします。)を設定します。

すでにフォレストを作成済みの方は任意のオプションを選択してください。

rootドメインの設定画面
rootドメインの設定画面

「ドメイン コントローラー オプション」は基本的にどフォルトのままで問題ありません。

ディレクトリサービスの復元モードのパスワードを設定してください。

ディレクトリサービス復元モードのパスワード入力画面
ディレクトリサービス復元モードのパスワード入力画面

そのまま「次へ」をクリックします。

DNSオプション設定画面
DNSオプション設定画面

「NetBIOSドメイン名」も規定値もままで問題ありません。「次へ」をクリックします。

追加オプションの設定画面
追加オプションの設定画面

こちらも規定値もままで問題ありません。「次へ」をクリックします。

パスの設定画面
パスの設定画面

オプションの確認をして、「次へ」をクリックします。

オプションの確認画面
オプションの確認画面

最後に前提条件をチェックして、「インストール」をクリックしてください。

前提条件のチェックの確認画面
前提条件のチェックの確認画面

インストールが完了すると、自動的に再起動が始まります。一度リモートデスクトップ接続が切れますので、再度接続してください。

ドメインコントローラーとして機能しているかを確認します。

「サーバーマネージャー」→「ツール」→「Active Directory ユーザーとコンピューター」をクリックします。

Active Directory ユーザーとコンピューターの確認ボタン
Active Directory ユーザーとコンピューターの確認ボタン

先ほど設定したドメインが作成されていれば構築完了です。

ユーザーとコンピューター一覧
ユーザーとコンピューター一覧

まとめ

本記事では「XServer VPS for Windows Server」を使ってActive Directoryを構築する手順を、初めての方でも実践できるようステップバイステップで解説しました。

XServerのVPSサービスを利用すれば、オンプレミスのサーバーを用意しなくても、クラウド環境で手軽にActive Directoryの検証や社内ネットワークの構築が可能です。

リモートデスクトップでWindows Serverに接続し、AD DSとDNSをインストール・構成することで、ドメイン環境をすぐに立ち上げられます。

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この記事を書いた人

コードゲーマーのアバター コードゲーマー サーバーチョイス 編集者

Web開発歴7年のフリーランスエンジニア。大学在学中から教育系Webメディアを運営するスタートアップにて、Webディレクターとして従事。独立からこれまでに多くのコーポレートサイトやCRM、予約システムなどのシステム開発、オウンドメディア運営を経験。20以上のレンタルサーバーの使用経験を持つ。

趣味はゲーム・野球観戦で休日は友人とARKなどオンラインゲームに興じています。

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