WordPressのスラッグとは?SEOを意識した設定方法や注意点を解説

wordpress スラッグ

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目次

スラッグとは?

スラッグはWebページに割り当てられたURLに固有の文字列を記述することで、URLに意味付けをする役割があります。

例えば、今回のテーマであるWordPressのスラッグについての記事であれば、「15275」のような意味のない数値よりも「wordpress-slug」とURLに書かれていた方がすぐに記事の内容がわかります。

SEOの観点でも、検索ロボットがURLを認識した時点で記事の内容との関連性を理解することができます。

パーマリンクとスラッグの違い

よくパーマリンクとスラッグの違いがわかりづらいという話を聞きますが、パーマリンクとはURLそのものとほぼ同義です。対して、スラッグとはURLの一部に記述された記事内容を反映した特定の文字列です。

スラッグの設定方法

WordPressのスラッグの設定方法を解説します。WordPressでは主に投稿スラッグとカテゴリースラッグを設定することができます。

投稿スラッグの設定

投稿スラッグとは、ブログ投稿記事に設定できるスラッグのことです。

投稿編集画面の上部にある「表示オプション」から”スラッグ”にチャックが入っているか確認しましょう。ここにチェックが入っていないと、スラッグを設定する項目が表示されません。

スラッグに何も文字列を指定していない状態では、WordPressのパーマリンク設定で設定したURLが自動で記入されています。

スラッグを指定してURLを編集します。

編集画面の下部にある”スラッグ”の項目を開きます。入力欄に任意のスラッグを記入しましょう。

もしくは、編集画面上部にあるパーマリンクの編集ボタンからも設定が可能です。

記入が完了したら、「公開」ボタンをクリックします。

カテゴリースラッグの設定

カテゴリースラッグは、カテゴリー編集ページで設定ができます。

カテゴリー編集ページの”スラッグ”の項目に任意の文字列(半角英数字)を記入しましょう。

固定ページのスラッグの設定

固定ページのスラッグの設定は、投稿スラッグとほとんど同様です。編集ページ下部にある”スラッグ”の項目に任意の文字列を記入します。

スラッグを設定する際の注意点

半角英数字+ハイフンで設定する

スラッグは全角英数字や日本語の記入は不可です。日本語で設定した場合、URLを外部のサイトに貼ったりする際に、日本語がエンコードされてとても長い呪文のような文字列になります。

また、アンダーバーも使用できません。アンダーバーを使用する際は、代わりにハイフンを使用しましょう。

記事との関連性がある文字列にする

スラッグは人間にも検索エンジンにも認識されるものです。設定する文字列は記事の内容と関連性のあるものにしましょう。例えば、よくある会社概要ページでは、”about”、WordPressのインストールに関して書かれた記事であれば、”wordpress-install”といった感じです。

重複しないように気をつける

スラッグはもともと1つのWebサイトに複数同じものを設定することはできません。同じ文字列を記入すると、自動的に別の文字列に変換されます。

SEOを意識したスラッグの設定

スラッグの設定は間接的にSEOにも影響してくる可能性があります。

先述したようにスラッグを設定したURL(パーマリンク)は、人間や検索エンジンが記事のコンテンツを認識するのに役立ちます。

逆に言えば、スラッグに記事との関連性のない文字列を設定してしまうと、人間も検索エンジンも記事のコンテンツを認識してくれません。

検索結果一覧ページのクリック率の向上

人間は検索エンジンを使ってキーワード検索した際、検索結果画面から自分の知りたい情報があると思われるWebサイトにアクセスします。

検索結果画面に表示されるWebサイトの情報はスニペットと呼ばれています。スニペットには記事タイトル、ディスクリプション(抜粋)の他に記事のURL(パーマリンク)も表示されます。

キーワード検索した訪問者は記事タイトルの他にこのURL(パーマリンク)をみて、クリックするか検討するかもしれません。

URL(パーマリンク)がきちんと記事内容に沿っており、かつわかりやすいスラッグになっているとクリック率が向上し、間接的にSEOに好影響を与えます。

インデックスの早期化

検索エンジンロボットへの影響もあります。検索エンジンロボットはWebページを定期的に回遊(クロール)しています。クロールされたWebページは検索エンジンロボットに認識された内容に沿ってインデックスされることになります。

検索エンジンロボットがWebページを作成した人の意図とは違った認識をすると、狙っているキーワードに正常にインデックスされるまで時間がかかります。

URL(パーマリンク)をきちんと設定し、検索エンジンロボットに記事の内容を正しく伝えることで、狙っているキーワードでのインデックスを早めることが期待できます。

まとめ

スラッグは1記事1記事設定していくと、とても手間のかかる作業になります。しかし、細かい作業が積もり積もってSEOで好影響を与えることもあります。

逆に人によっては、記事数を管理したいためにURL(パーマリンク)にスラッグは設定せず、IDを設定する人もいると思います。

どちらもきちんと意図があれば、パーマリンクの設定に正解はないでしょう。

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この記事を書いた人

志賀裕一のアバター 志賀裕一 サーバーチョイス 編集者

Web開発歴6年のフリーランスエンジニア。大学在学中から教育系Webメディアを運営するスタートアップにて、Webディレクターとして従事。独立からこれまでに多くのコーポレートサイトやCRM、予約システムなどのシステム開発、オウンドメディア運営を経験。20以上のレンタルサーバーの使用経験を持つ。

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