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通常、WordPressをインストールするには、WordPressファイルをダウンロードし、それをアップロードするためのデータベースを設定するなど少し作業に手間がかかります。
ロリポップ!では、そのような面倒な作業を省略し、簡単にWordPressをインストールすることができる「WordPress簡単インストール」機能が用意されています。
今回はその「WordPress簡単インストール」機能を使って、ロリポップ!にWordPressをインストールする方法をご紹介します。
ロリポップ!のWordPress簡単インストールを使って設置する
トップページより「ユーザー専用ページ」を開いてください。
左サイドメニューより「サイト作成ツール」→「WordPress簡単インストール」をクリックします。
下記の入力項目を設定しましょう。
設定項目 | 設定内容 |
---|---|
サイトURL | WordPressをインストールするドメインとディクレトリを選択します。ディレクトリ名は任意の名前をつけてください。 |
利用データベース | インストールするWordPressを格納するデータベースを選択します。新規で作成する場合は、「新規自動作成」を選びます。 |
サイトタイトル | インストールするWordPressのサイトタイトルを記入します。 |
ユーザー名 | WordPressの管理画面にログインする際に必要なユーザー名を設定します。 ※セキュリティ上「admin」、「Admin」、「administrator」、「test」、「root」はユーザー名に設定することができません。 |
パスワード | WordPressの管理画面にログインする際に必要なパスワードを設定します。 |
メールアドレス | メールアドレスを設定します。 |
入力が完了したら、「入力内容確認」をクリックしてください。
内容に間違いがなければ、「承諾する」にチェックを入れ、「インストール」をクリックします。
WordPressをインストールするには、必ずデータベースが必要になります。
しかし、1つのWordPressに対して、1つのデータベースが必要になるわけではなく、複数のWordPressを1つのデータベースにインストールすることができます。
データベース内では、複数のWordPressデータを”テーブル”と呼ばれるグループに分けて管理されます。
どのテーブルがどのWordPressのデータなのか分かりやすくするように、”テーブル接頭辞”という目印のようなもので紐づけられています。
これでインストールは完了です。
「管理者ページURL」をクリックして、ログイン画面を確認しましょう。
インストール時に設定したユーザー名とパスワードでログインします。
無事ログインできました。
WordPressの管理画面にログインできない場合の対処法
ロリポップ!の簡単インストール機能でインストールしたWordPressにログインできない場合の対処法を紹介します。
403エラーが表示される場合
管理画面にアクセスした際に403エラーが表示される場合は以下のケースが考えられます。
海外のIPアドレスからアクセスしている
海外のIPアドレスからアクセスしている場合、サーバー設定の「海外アタックガード」によってアクセスが拒否されている可能性があります。
海外アタックガードの設定の解除してみましょう。
WordPressが正常にインストールできないときの確認事項
↑のような画面が表示され、WordPressが正常にインストールできない場合は、下記の項目を確認してみてください。
WAF設定を一時的に無効にする
ロリポップ!の「サイト作成ツール」のページを確認すると下記のようなメッセージが表示されています。
WAF設定が『 有効 』の状態では、アプリケーションをインストールする際、エラーが発生する場合がございます。
その場合、『 WEBツール 』の『 WAF設定 』にて該当のURLの設定状態を一旦『 無効 』に変更し再度インストールを行ってください。
実際に確認してみます。
左メニューより「セキュリティ」→「WAF設定」を開きます。
インストールしたドメインの「設定状況」を確認し、”有効”となっていたら、「設定変更」の項目を”無効にする”をクリックしてください。
再度WordPressをインストールして確認してみましょう。
無事インストールが完了したら、「WAF設定」を”有効”に忘れずに戻しておいてください。
インストール先フォルダのパーミッションを確認する
WordPressのインストール先フォルダのパーミッションが書き込み不可になっていると正常にインストールできない場合があります。
確認してみましょう。
ロリポップ!FTPもしくはお使いのFTPソフトでインストール先のフォルダに移動します。
wp-config.phpのファイル属性を確認してください。
「400」など書き込み不可の属性になっている場合、「644」などに変更し、一時的に書き込みができる状態にします。
再度WordPressをインストールして確認してみましょう。
無事インストールが完了したら、wp-config.phpのファイル属性を「400」に忘れずに戻しておいてください。
パーミッションについてはこちら
データベースのパスワード形式を確認する
ロリポップ!ではPHP7.1が採用され、データベースの接続形式が従来のPHPバージョンより高いセキュリティレベルになっています。
しかし、PHP7.1を利用しているドメインから、古いパスワード形式(old_password景色)を利用しているデータベースに接続しようとするとエラーが表示されます。
「WordPress簡単インストール」機能で正常にインストールされない場合やWebサイトにアクセスした際に”データベース接続確立エラー”というメッセージが表示される場合、下記の対処をしてみてください。
スタンダード・ハイスピード・エンタープライズプランを利用している場合
インストール時に作成するデータベースを「新規自動作成」にしてください。
新規作成されるデータベースは自動的にPHP7.1に対応した「native_password形式」になっています。
ライトプランを利用している場合
ライトプランを利用している方は、使用しているデータベースのMySQLのバージョンによって対応が変わります。
MySQLのバージョンは左メニュー「サーバーの管理・設定」→「データベース」で確認することができます。
使用しているデーターベースがMySQL5.1またはMySQL5.6の場合
左メニュー「サーバーの管理・設定」→「データベース」をクリックします。
インストール時に設定したデータベースを確認し、「操作する」をクリックします。
「パスワード確認」をクリックし、設定しているパスワードをメモしておいてください。
「パスワードを再設定する」をクリックします。
メモしておいたパスワードを入力し、「パスワードを再設定する」をクリックします。
確認画面で「OK」をクリックして完了です。
使用しているデーターベースがMySQL4の場合
MySQL4を使用している場合、MySQL5に移行する必要があります。移行方法は公式ドキュメントを参考にしてください。
使用しているデーターベースがMySQL5.0の場合
MySQL5.0を使用している場合、自分では対応できません。サポートに連絡しましょう。
install.phpが存在するか確認
WordPressのファイルをサーバーにアップロードしても、データベースが用意されていなかったり、データベースにテーブル(WordPressのデータ)が格納されていない場合、正常にWordPressが表示されません。
WordPressのデータをデータベースにインストールするには、wp-admin/install.phpが必要です。
ロリポップ!FTPもしくはご使用のFTPソフトを使ってWordPressフォルダの中にwp-admin/install.phpがあるか確認しましょう。
ない場合はWordPress公式サイトより、WordPressのzipファイルをダウンロードし解凍してください。
その中に入っているinstall.phpをロリポップ!にアップロードしているWordPressフォルダwp-adminにアップロードしてください。
再度WordPressをインストールして確認してみましょう。
ロリポップ!にWordPressをインストールする方法のまとめ
ロリポップ!はサポート体制がとても充実している良心的なレンタルサーバーです。
WordPressのインストールも手軽に行うことができ、難しいデータベースの設定やファイルのアップロードをする必要がありません。
皆さんも今回の記事を参考にWordPressでWebサイトを運用してみてください。