さくらのレンタルサーバでWordPressをインストールする方法

さくらのレンタルサーバ WordPressのサムネイル

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さくらのレンタルサーバでWordPressを使用する方法を解説していきます。さくらのレンタルサーバは独自ドメインの設定やSSLの設定が他社サーバと比べて少しわかりづらい点もあります。

今回はそれらWordPressのインストール時に必要な事前準備も含めて細かく紹介していきます。これからさくらのレンタルサーバでWordPressを使ったWebサイトを公開したいと考えている方の参考になればと思います。

目次

事前準備

WordPressをインストールする前にいくつか事前に必要な準備があります。下記項目で1つ1つの解説していますので、まだの方は各記事を参考に設定を行ってください。

  • さくらのレンタルサーバを契約
  • 独自ドメインを取得
  • さくらのレンタルサーバに独自ドメインを設定
  • SSLを設定

すでに行っている方はこちらからさっそくWordPressをインストールしてみましょう。

さくらのレンタルサーバを契約

まだ、さくらのレンタルサーバを契約していない方は下記公式サイトから契約を完了してください。注意したいのはさくらのレンタルサーバはライトプランではMySQLが使用できない上に、WordPressのインストール機能が使用できないません。

月額524円のスタンダードプラン以上のプランを契約しましょう。Webサイトを高速化することができる「コンテンツブースト」機能が無料で使用できるプレミアムプラン(月額1,571円)もおすすめです。

独自ドメインを取得

サーバーが契約できたら独自ドメインを取得しましょう。すでに取得済みの方は飛ばしていただいて構いません。

さくらのレンタルサーバを契約した際に入手できる共有ドメインでもWordPressをインストールすることができますが、サイトの信頼性やブランディングの面でも独自ドメインを取得した方が良いと思います。

さくらのレンタルサーバでは、同社が提供する「さくらのドメイン」で取得したドメインでもムームードメインやお名前.comなど他社で取得した独自ドメインでも設定可能です。

各サービスでの独自ドメインの取得方法はこちらを参照してください。

さくらのレンタルサーバに独自ドメインを設定

「さくらのドメイン」で取得した独自ドメインと「ムームードメイン」や「お名前.com」など他社で取得した独自ドメインでは、サーバーへの設定方法が少し異なります。

下記記事では、それぞれ2パターンに分けて解説していますので、ご自身の取得した方法に合わせて参照してみてください。

SSLを設定

独自ドメインの取得が完了したら、SSLの設定もしておきましょう。SSLとは、Webサイトにアクセスする通信を暗号化することで、盗聴やデータの改ざんといったサイバー攻撃から守ってくれます。

SSL設定をしておかないとブラウザに警告が表示されたり、SEOにも悪影響がでますので、必ず設定しておくべきです。

さくらのレンタルサーバでは、無料の独自SSLが提供されていますので、そちらを利用するのもおすすめです。

詳しい設定方法は下記の記事を参照してみてください。

WordPressをインストール

WordPressをインストール手順はいくつかありますが、今回はさくらの「クイックインストール」機能を使用する方法を紹介します。

「example.com/wp/」のようにドメイン名の直後にフォルダ名をURLに表示するパターンとシンプルに「example.com」とドメイン名の直後にフォルダ名を表示しない2つのパターンがあります。

一般的には後者のフォルダ名を表示しない方法が主流だと思いますが、同じドメインにWordPressを複数インストールする場合などは前者のパターンもあります。ご自身の希望に合わせてご確認ください。

ドメイン直下にインストールする方法

まずはコントロールパネルにログインしましょう。

コントロールパネルのログイン画面
コントロールパネルのログイン画面

メニューの「Webサイト/データ」→「クイックインストール」をクリックします。

クイックインストールボタン
クイックインストールボタン

WordPressの「新規追加」をクリックしてください。

WordPressクイックインストールボタン
WordPressクイックインストールボタン

WordPressをインストールするドメインやデータベースなどの各種設定とWordPressをインストールするWebサイトの設定を入力します。

WordPressのインストール情報入力画面
WordPressのインストール情報入力画面

データベースの作成がまだの方は「データベース作成」をクリックして、データベースを作成してください。

データベース作成ボタン
データベース作成ボタン

「テーブルの接頭語」は任意の文字列でも問題ありませんが、あらかじめ入力されている文字列そのままで大丈夫です。

バージョンWordPressのバージョン
インストールURLインストールするドメインを選択。SSL化しているドメインであれば、httpsのURLを選択。
利用データベースWordPressデータを保存するデータベースを選択。未作成の場合は右ボタンからデータベースを作成。
データベース接続パスワードデータベース作成時に設定したパスワード
テーブルの接頭語任意の文字列を入力。デフォルトで入力されている文字列のままで問題なし。
サイトのタイトルWebサイトのタイトルを入力。後から変更可能。
WordPressユーザー名WordPressのユーザー名を設定。
WordPressパスワードWordPress管理画面へのログイン時に必要なパスワードを設定。
メールアドレスパスワード紛失時の再設定やテーマ、プラグインのアップデート情報を受け取るメールアドレス。
検索エンジンでの表示チェックを入れると検索エンジンロボットにWebサイトを検索エンジンに表示させないように指示します。
WordPressを初期ドメインにインストール使用している方は「初期ドメイン公開フォルダ直下にインストールすることは出来ません~」と表示されます。
インストール不可のアラート文

その場合、下部の「WEB公開フォルダを変更」か「WEB公開フォルダを変更せずにサブディレクトリにインストールする」にチェックを入れて任意のフォルダ名を入力してください。

入力が完了したら、「ライセンス・利用規約に同意する」にチェックを入れて「作成する」をクリックしてください。

作成が完了したら、「インストール済みパッケージ一覧」にインストール情報が表示されます。

インストール済みパッケージ一覧
インストール済みパッケージ一覧

管理画面URLにアクセスし、先ほど設定した「ユーザー名」もしくは「メールアドレス」と「パスワード」でログインして確認しましょう。

WordPressのログイン画面
WordPressのログイン画面

無事ログインできれば作業は完了です。

指定のフォルダにインストールする方法

まずはコントロールパネルにログインしましょう。

コントロールパネルのログイン画面
コントロールパネルのログイン画面

メニューの「Webサイト/データ」→「クイックインストール」をクリックします。

クイックインストールボタン
クイックインストールボタン

WordPressの「新規追加」をクリックしてください。

WordPressクイックインストールボタン
WordPressクイックインストールボタン

WordPressをインストールするドメインやデータベースなどの各種設定とWordPressをインストールするWebサイトの設定を入力します。

WordPressのインストール情報入力画面
WordPressのインストール情報入力画面

「インストールURL」の「WEB公開フォルダを変更せずにサブディレクトリにインストールする」にチェックを入れてください。

下部にサブディレクトリに表示されるURLの文字列を記入します。

サブディレクトリへのインストール画面
サブディレクトリへのインストール画面

データベースの作成がまだの方は「データベース作成」をクリックして、データベースを作成してください。

データベース作成ボタン
データベース作成ボタン
バージョンWordPressのバージョン
インストールURLインストールするドメインを選択。SSL化しているドメインであれば、httpsのURLを選択。
利用データベースWordPressデータを保存するデータベースを選択。未作成の場合は右ボタンからデータベースを作成。
データベース接続パスワードデータベース作成時に設定したパスワード
テーブルの接頭語任意の文字列を入力。デフォルトで入力されている文字列のままで問題なし。
サイトのタイトルWebサイトのタイトルを入力。後から変更可能。
WordPressユーザー名WordPressのユーザー名を設定。
WordPressパスワードWordPress管理画面へのログイン時に必要なパスワードを設定。
メールアドレスパスワード紛失時の再設定やテーマ、プラグインのアップデート情報を受け取るメールアドレス。
検索エンジンでの表示チェックを入れると検索エンジンロボットにWebサイトを検索エンジンに表示させないように指示します。

入力が完了したら、「ライセンス・利用規約に同意する」にチェックを入れて「作成する」をクリックしてください。

作成が完了したら、「インストール済みパッケージ一覧」にインストール情報が表示されます。

インストール済みパッケージ一覧
インストール済みパッケージ一覧

管理画面URLにアクセスし、先ほど設定した「ユーザー名」もしくは「メールアドレス」と「パスワード」でログインして確認しましょう。

WordPressのログイン画面
WordPressのログイン画面

無事ログインできれば作業は完了です。

Google AnalyticsとSearch Consoleの設定

WordPressがインストールできれば、さっそくWordPressテーマを設定したりブログ記事を執筆してWebサイトを構築しましょう。

ここで忘れてはいけないのが、「Google Analytics」と「Search Console」の設定です。Webサイトは公開すればゴールではなく、うまく育てていく必要があります。

そのときに必要になるのが、各種アクセス解析ツールですが、中でもGoogleが提供する「Google Analytics」と「Search Console」は必須のツールです。必ず設定しておきましょう。

今回はWordPressのインストール方法の紹介ですので、本記事では触れませんが、下記の記事で設定方法を詳しく解説していますので、参考にしてみてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。さくらのレンタルサーバでは、WordPressのクイックインストール機能が提供されていますが、個人的にはロリポップ!やエックスサーバーなど他社サーバに比べると少し設定は複雑でややこしいかなという印象を受けます。

ただ、初心者の方でも本記事でご紹介したように1つ1つ丁寧に設定していけば問題はありません。TOMATO MAGAZINEでは、ほかにもさくらのレンタルサーバに関する記事を執筆していますので、ぜひ見てみてください。

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この記事を書いた人

コードゲーマーのアバター コードゲーマー サーバーチョイス 編集者

Web開発歴7年のフリーランスエンジニア。大学在学中から教育系Webメディアを運営するスタートアップにて、Webディレクターとして従事。独立からこれまでに多くのコーポレートサイトやCRM、予約システムなどのシステム開発、オウンドメディア運営を経験。20以上のレンタルサーバーの使用経験を持つ。

趣味はゲーム・野球観戦で休日は友人とARKなどオンラインゲームに興じています。

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