WordPressにおすすめなレンタルサーバー比較!選び方やWordPressのインストール方法も解説

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Webサイトを開設する際に必要になるのが、レンタルサーバーです。

特にWordPressを使用してブログやホームページを構築する場合、サーバーでの処理が必要になるため、サーバー選びはしっかりと吟味して選びましょう。

とはいえ、現在、国内提供されているレンタルサーバーは100社以上ある上に、それぞれスペックや価格、機能、サポートなどが異なるため、初心者の方はどのサーバーを選べば良いのか迷うと思います。

そこで今回は、WordPressを使ってWebサイトを開設する方に向けて、レンタルサーバーの選び方とおすすめのレンタルサーバー、WordPressをインストールする際の注意点を一から丁寧に解説していきます。

目次

レンタルサーバーの種類

レンタルサーバーは主に5種類に分けられます。それぞれ、特徴があり用途に応じてメリット・デメリットがあります。

一般的には共用サーバーで問題ないですが、大規模開発や法人向けサーバーを探している方はその他のサーバーも検討する必要があります。

共用サーバー

一般的に「レンタルサーバー」といえば共用サーバーをことを指しています。一台のサーバーを複数のユーザーで共有するため、価格が安く抑えられます。

専用サーバー

法人用途で利用されることが多いサーバーです。一台のサーバーを専有することができるため、外部の影響を受けず安定して稼働させることができます。

VPSサーバー

共用サーバーと専用サーバーの中間のようなサービス。一台のサーバーを複数のユーザーで共有しているが、仮想化技術により自分のサーバー領域を専用サーバーのように利用できます。

専門的な知識や運用スキルが必要ですが、コストを抑えながら、安定した運用が可能です。

クラウドサーバー

VPS同様、仮想化技術により自分のサーバー領域を専用サーバーのように利用できます。サーバーの拡張性が高く、自由なサーバー運用が可能です。

マネージドクラウドサーバー

比較的新しいサーバー形態で、クラウドサーバーのように拡張性の高い運用ができる上に、サーバーの運用はホスティング会社が行ってくれるため、専門知識がなくても運用できるクラウドサーバーです。

サーバーのタイプ

サーバーにもタイプがあり、その役割によって名称が変わります。

レンタルサーバーを借りて運用する場合、Webサーバーとメールサーバーが既に構築済みとなっているため、あまり意識する必要はありませんが、知識として軽く紹介しておきます。

Webサーバー

クライアント(PCやスマートフォンなど)とサーバーの間でデータの送受信(httpリクエスト)をするサーバーです。

主にWebサイトのファイル(HTMLやCSS、Javascriptなど)や画像、動画、音声データなどが格納されます。

ホームページなどはWebサーバーがPCやスマートフォンにデータを送ることで表示されています。

メールサーバー

メールの情報を格納しておくサーバーです。メールを事業で使用する方はメールサーバーの容量も確認しておきましょう。

ファイルサーバー

社内ネットワークなど内部ネットワーク(LAN)でファイルの保管場所として活用されるサーバーです。

WordPressとは?

WordPressとは、オープンソースで配布されているブログ管理システム、コンテンツ管理システム(CMS)です。

世界のWebサイトの40%がWordPressでできていると言われています。

ウェブの40% が WordPress で構築されています。 多くのブロガー、小規模企業、フォーチュン500掲載企業が、他のサービスを組み合わせた割合よりも多く WordPress を使用しています。 WordPress.com をホームとする数百万人のユーザーに加わりましょう。

https://wordpress.com/ja/

プログラミングができない方でも簡単に無料でブログなどのWebサイトを公開することができる上に、豊富なテーマテンプレートとプラグインにより自由度の高いWebサイトを構築できます。

はてなブログやAmebaブログでもブログを開設することができますが、こういった外部のブログ作成ツールでは、記事コンテンツの著作権が自分に帰属しない場合や広告掲載も不可な場合が多いです。

WordPressは完全に自分だけのWebサイトを構築することができるため、著作権はもちろん自身に帰属しますし、広告掲載も問題ありません。

WordPress向けレンタルサーバーの選び方

WordPressを利用する際のレンタルサーバーの選び方を紹介していきます。

サーバーのスペック・安定性を確認

最優先事項はサーバーが落ちないことです。Webサイトの遅延やサーバーダウンは、Webサイトの信頼性を落としてしまいますし、商用サイトでは、収益ダウンに直結してしまいます。

そこで、サーバーの安定性を測る指標となるのが、「サーバー稼働率」です。

レンタルサーバーによっては、サーバーの安定性をアピールするために、「サーバー稼働率」を公表しているところがあります。

「サーバー稼働率」は、一定期間のうちサーバが正常稼働している時間の割合です。つまり、「サーバー稼働率」が高いほど安定性の高いサーバーと言えます。

後述する「WordPressにおすすめのレンタルサーバー比較」にも、各社のサーバー稼働率を掲載しているので、確認してみてください。

また、法人向けレンタルサーバーを検討している場合は、「サービス品質保証(SLA)」と呼ばれる制度が付いているサーバーもあります。

「サービス品質保証(SLA)」とは、一定のサーバー稼働率を下回った場合に、費用の全額もしくは一部を返金する制度です。

CPIやWebARENA、エックスサーバービジネス(XSERVER BUSINESS)など、法人向けレンタルサーバーに付いていることが多い制度ですので、個人用途であれば、気にしなくて良いでしょう。

プラン・価格を確認

レンタルサーバー各社、様々なプランを用意しています。Webサイトの規模と予算に合わせて選択しましょう。

月額100円~の格安プランから月額1万円以上の法人向けプランまで幅広いですが、料金が安くなると、その分スペックも低くなり、サーバーの処理速度や安定性も落ちます。

個人向けのレンタルサーバーであれば、月額1000円前後のスタンダードなプランが安定感もありおすすめです。

ただ、収益目的ではない個人のブログであれば、格安レンタルサーバーでも問題ないと思います。

サポートが手厚い

多くのレンタルサーバーでは、サーバーの設定方法やWordPressのインストール方法など不明な点を問い合わせることができるカスタマーサポートが設定されています。

基本的な質問はメールでも問題ないと思いますが、誤ってサーバーがダウンした場合など緊急性の高い状況だと電話サポートがあると安心です。

商用サイトを運用予定の方は特にチェックしておくと良いでしょう。

機能が充実している

独自ドメインの設定やWordPressのインストール作業、SSLなどセキュリティ設定など、WordPressを使ってWebサイトを構築する際に必要なレンタルサーバーの設定作業がいくつかあります。

レンタルサーバーを初めて契約する方にとっては少し煩わしい作業ですが、レンタルサーバーの中にはWordPressの簡単インストール機能やクリック1つで可能なセキュリティ設定など、初心者でも安心して設定できる機能が提供されているものがあります。

せっかくレンタルサーバーを契約したのに初期設定でつまずくのは非常にストレスですので、こうした便利機能が提供されているサーバーがおすすめです。

知名度・実績が豊富

サーバーの安定性に近いですが、過去の実績も豊富な方が安心できます。レンタルサーバー業界では、GMOグループやエックスサーバー、さくらインターネットが豊富な運用実績があり、信頼性の高いレンタルサーバー会社です。

また、知名度が高いレンタルサーバーは、その分ネット上に多くの情報が落ちていますので、困った時や疑問点をすぐに検索して解決することができます。

特典で選ぶのもあり

優先度は高くないですが、ドメイン取得が無料でできたり、Webフォントが無料で利用できる特典を提供しているところもあります。

どうしても決めきれない方は特典で選んでしまうのもありです。

WordPressにおすすめのレンタルサーバー比較

上記のWordPress向けレンタルサーバーの選び方を踏まえて、おすすめのレンタルサーバーを比較して紹介していきます。

ConoHa WING

各プランの詳細情報はこちら

コストパフォーマンス
安定性
処理能力・スペック
信頼性

ConoHa WINGの料金・仕様

初期費用無料
月額費用678円~
ディスク容量300GB~
無料お試し期間なし

ここ数年勢いのあるConoHa WINGは、実績豊富なGMOグループのGMOインターネットが運営しています。

同じGMOが運営しているロリポップ!よりも少しグレードの高いクラスですが、月額828円から利用できる高コストパフォーマンスなレンタルサーバーです。

ConoHa WINGのスペック・安定性

ConoHa WINGはサーバースペックが高く、表示速度が国内トップクラスで「アフィリエイター・ブロガーが使いたいレンタルサーバーNo.1」、「WordPress利用者満足度No.1」、「サポートデスク対応満足度No.1」となっています。

稼働率99.99%を保証しており、サービス品質保証(SLA)を導入しています。

ConoHa WINGの料金

おすすめはWINGパックのベーシックプランです。3ヶ月以上の利用で独自ドメインが無料で取得できるため、お得にレンタルサーバーを契約することができます。

ベーシックスタンダードプレミアム
初期費用無料無料無料
月額費用828円〜1,925円〜3,850円〜
ディスク容量SSD:300GBSSD:400GBSSD:500GB
転送量上限27.0TB/月36.0TB/月45.0TB/月

よりグレードの高いスタンダード、プレミアムプランもありますが、ベーシックプランでもスペックは十分高いですし、処理速度も問題ありません。

ConoHa WINGでは、プラン変更がいつでも可能ですので、まずはベーシックプランで始めるのがおすすめです。

ConoHa WINGのサポート内容

ConoHa WINGは電話、メール、チャットでのサポートを受け付けています。

電話メールチャット
平日:10:00~18:00平日:10:00~18:00
(お問い合わせは24時間受付)
平日:10:00~18:00

ConoHa WINGの使用感

モダンなデザインで初心者の方でもわかりやすい管理画面となっています。

レンタルサーバーの契約から独自ドメインの設定、WordPressのインストールまでワンストップで行うことでき、一般的に少し面倒なこれらの初期設定が手順に沿うだけで簡単に行うことができました。

最も驚いたのが、共用サーバーながらサーバーの混雑状況が確認できる点です。

共用サーバーなので、他のユーザーとサーバーを共有しているのですが、自分が利用しているサーバーの混雑状況を確認することができ、混雑している時は別のサーバーに移動することができます。

これにより常に快適にサーバーを運用できる安心感がありました。他のレンタルサーバーにはない機能であり嬉しい機能です。

エックスサーバー(XSERVER)

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コストパフォーマンス
安定性
処理能力・スペック
信頼性

エックスサーバーの料金・仕様

初期費用無料
月額費用990円~
ディスク容量300GB~
無料お試し期間10日間

エックスサーバーは知名度、実績ともに十分な定番レンタルサーバーです。サーバースペックが高く、特にWordPressの表示速度・処理速度が早くなっています。

エックスサーバー(XSERVER)のスペック・安定性

ConoHa WING同様、サーバーの処理速度が国内トップクラスです。特にPHPの処理が早く、WordPressがとても快適に運用可能です。

17年の運用実績がありレンタルサーバーの国内シェアはNo.1(2024/03時点)です。

稼働率は99.99%以上となっており、サーバーの安定性も問題ありません。

エックスサーバー(XSERVER)の料金

冒頭でも触れた通り、初期費用が3,300円かかる分、導入コストが少しかかりますが、月額料金は1,000円前後なので、長期的に見るとコストパフォーマンスは良いと思います。

スタンダード、プレミアム、ビジネスプランが用意されていますが、スタンダードプランで十分快適な運用が可能です。

スタンダードプレミアムビジネス
初期費用0円0円0円
月額費用990円1,980円3,960円
ディスク容量SSD:300GBSSD:400GBSSD:500GB
転送量上限無制限無制限無制限

エックスサーバー(XSERVER)のサポート内容

エックスサーバーは電話、メールでのサポートを受け付けています。

メール電話
24時間365日平日:10:00~18:00

エックスサーバー(XSERVER)の使用感

とにかく機能が充実しており、セキュリティ設定もWordPressが攻撃されやすいコメントフォームやログインフォームのセキュリティ対策からWAFなど基礎的な設定まで豊富に要されています。

機能が豊富ですが、シンプルな管理画面になっているため、設定に迷うことはありませんでした。

万一Webサイトを破損してしまってもバックアップ機能が提供されているため安心です。一般的にユーザーによる過失の場合はバックアップの復元は不可能か有料となっている場合が多いのですが、エックスサーバーでは、その場合でも自動バックアップから復元してくれます。

ロリポップ!(LOLIPOP!)

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コストパフォーマンス
安定性
処理能力・スペック
信頼性

ロリポップ!の料金・仕様

初期費用無料
月額費用99円~
ディスク容量120GB~
無料お試し期間10日間

より安価にWordPressでWebサイトを構築したいという方はロリポップ!がおすすめです。

月額550円~とConoHa WINGやエックスサーバーの半額程度で運用可能で、初期費用も無料です。

以前は価格が安い分サーバーのスペックには期待ができないというイメージがありましたが、2020年8月に全プランの大幅アップデート「ロリポップ!爆速宣言!」を実施し、サーバーの処理速度も向上しています。

ロリポップ!(LOLIPOP!)の料金

ロリポップ!はエコノミー、ライト、スタンダード、ハイスピードプラン、エンタープライズプランの5つのプランが用意されています。

エコノミーライトスタンダードハイスピードエンタープライズ
初期費用1,650円1,650円1,650円0円3,300円
月額料金110円275円~550円~550円~2,200円~
ディスク容量20GB100GB150GB320GB1TB
転送量上限50GB/日100GB/日200GB/日600GB/日800GB/日

ハイスピードプランは2019年9月に新たに追加され、スタンダードプランよりさらに速さと安定性が向上している上、長期で契約するとスタンダードプランと同じ料金で利用できるためおすすめです。

ロリポップ!(LOLIPOP!)のスペック・安定性

価格が安い分、ConoHa WINGやエックスサーバーには劣りますが、個人向けブログや小規模Webサイトであれば、問題ないスペックとなっています。

老舗のレンタルサーバーなので、運用歴も長く稼働率は99.99%以上と安定感は申し分ありません。

ロリポップ!(LOLIPOP!)のサポート内容

ロリポップ!は電話、メール、チャットでのサポートを受け付けています。

メール電話チャット
24時間365日平日:10:00〜18:00平日・土日: 9:30〜13:00 14:00〜17:30

ロリポップ!(LOLIPOP!)の使用感

ポップなデザインで親しみやすい管理画面です。サーバーセットアップやWordPressの立ち上げに必要な初期設定は簡単に行うことができます。

中・大規模な開発をする開発者にとっては少し機能が不足しているかなと感じましたが、ブログやアフィリエイト、小規模なホームページであれば、初心者でも簡単に操作できるため、おすすめできると思います。

処理速度は複雑なプログラムを描かない限り、運用上問題はないと思います。

ハイスピードプランで数GBもある動画をアップロードしたところ、特に遅延することなく表示されましたので、ブログ、アフィリエイトなどの運用であれば十分なスペックでしょう。

WordPressをインストールする際の注意点

WordPressをインストールする際につまずきやすい点や注意すべき点を解説します。

セキュリティ設定を確認しておく

WordPressは世界的にシェアの高いCMSなので、サイバー攻撃の標的にもされやすくなっています。

セキュリティ対策をしておけば問題ありませんので、しっかりと確認しておきましょう。設定項目はレンタルサーバーによって異なりますが、WAF設定や海外からスパム攻撃が来る場合は海外IPアドレスを遮断して対応しましょう。

レンタルサーバーのセキュリティ対策は下記の記事で詳しく解説しています。

SSL設定をしておく

こちらもセキュリティ対策ですが、SSL設定は必ずしておきましょう。セキュリティだけでなく、SEO対策としても設定しておくべき項目です。

レンタルサーバーの中には無料で利用できるSSL証明書が提供されていますので、そちらも利用すると追加費用をかけずにSSL対応が可能です。

パスワードを忘れずに控えておく

WordPressをインストールした後、WordPressの管理画面に入って初期設定をすることになります。

ログイン時にIDとパスワードが必要になりますので、インストール時に設定したログイン情報はどこかに控えておきましょう。

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この記事を書いた人

志賀裕一のアバター 志賀裕一 サーバーチョイス 編集者

Web開発歴6年のフリーランスエンジニア。大学在学中から教育系Webメディアを運営するスタートアップにて、Webディレクターとして従事。独立からこれまでに多くのコーポレートサイトやCRM、予約システムなどのシステム開発、オウンドメディア運営を経験。20以上のレンタルサーバーの使用経験を持つ。

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